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騎手インタビュー 第5回 関本淳騎手

関本淳騎手 ―今年でちょうど30年目を迎えますね。
えっ?そうですか。17歳のときから乗り始めていますから、確かに30周年。これから40周年、50周年を目指して頑張ります(笑)。

―是非、目指してください。長く乗り続ける秘訣はどのあたりですか。
体力的にも精神的にも若いジョッキーにはかなわない。何度かケガをしていますし、ヘルニアにもかかった。それでも続けられるのは体調管理に注意を払っているから。ただでさえ年齢的に脂肪がつきやすいので食事には気を使っています。高たんぱくで低カロリー。食品を見ると大抵のカロリーは分かります。豆腐なんかいいですね。それと体力維持のためにトレーニングを欠かしませんし、厩舎仕事でも体を動かしています。

―上山時代のことを教えてください。弟(秀幸さん)も上山でデビューしましたよね。
弟がデビューする前は全然ダメでしたが、それがターニングポイント。同じ厩舎に入っていい刺激になりました。お互いライバル視してました。勝ち星を重ねることができたのは弟がいたから。二人して頑張れたと思います。

―思い出の馬は?
上山重賞をほぼ総なめにしたスパートクロス。中央未勝利から転入して下級条件から勝ち上がっていった。ひと頃、頭打ち時期もありましたが、キャリアを積んで重賞を勝てるまで成長してくれました。あとツルマルダンサーで岩手へ遠征。南部駒賞(当時は東北ジュべナイルチャンピオン南部駒賞)を勝ったのも印象深いですね。

―実況アナウンサー(与那覇豊和さん)が『マジック関本兄』とニックネームをつけていました。
穴を出したからでしょうね(笑)。ですが、人気薄でもこう乗ったら勝てるんじゃないかとか、あきらめないで乗ったから。新たな面を引き出せたらうれしいですね。

―その上山競馬が2003年に廃止しました…。
本当に悔しかったし、弟と別れるのもつらかった。これで騎手生活も終わるのかなと思っていたら、熊谷昇先生(調教師)から声をかけてくれました。面識があった訳でもないんですよ。本当にありがたいと思いました。今、こうして競馬に乗れるのは調教師のおかげ。いい馬にも乗せていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

―昨年、自厩舎のコアレスレーサーでみちのく大賞典を優勝しました。
スタッフも頑張ってくれていたのですごくうれしかった。自分自身も久し振りの重賞制覇でしたからね。

―今年は出だしから好調ですね。1日で5勝した日もありました。
毎年、開幕から飛ばそうと思っていますが、元来がスロースターター。調子に乗りやすいタイプなので、あの日は人気薄でも勝てたのかも(笑)。

―今シーズンの目標は。
これまで目標を考えたことがありません。持った方がいいかも知れませんが、結果はあとからついてくるもの。とにかく一戦一戦を大事に乗るよう心がけています。

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データ分析!! 第37回シアンモア記念

 伝統の一戦、第37回シアンモア記念。昨年は休止して2年ぶりの開催だが、地元岩手勢は08、09、10年と遠征馬の後塵を拝している。
 今回は、過去10回のシアンモア記念をデータ分析してみた。開催条件は全て1600m戦、06年のみ盛岡で行われた。

●ポイント1
覇者は人気上位から!

1番人気〈4321〉
2番人気〈5113〉
3番人気〈1225〉
4番人気〈0208〉
5番人気〈0109〉


○単勝 平均配当   339円
○馬単 平均配当  2600円
○3連複 平均配当  4996円
○3連単 平均配当 19508円

▼過去10回の勝ち馬は1番人気〜3番人気から誕生している。ヒモ荒れも少なく、馬単の最高配当は04年8番人気ゲイリーリコンドルが2着の9130円が最高。しかし、3連複、3連単は高配当が連発。穴を狙うなら3連馬券をお勧めしたい。
 ちなみに、馬名に濁音が入った高齢馬が高配当を演出する傾向にある。
今年のメンバーでは…
7歳馬・リュウノツバサ、リリーレインボー
この2頭が3連馬券の穴候補に挙げられる。


●ポイント2
ベテランが頑張る!

4歳馬 〈22012〉
5歳馬 〈1029〉
6歳馬 〈31317〉
7歳馬 〈10216〉
8歳馬 〈15217〉
9歳以上〈2218〉

▼どの世代も勝ち星を挙げているが、5歳、7歳はやや分が悪いか。5歳馬の勝利は01年トーホウエンペラー、7歳馬は05年連覇を果たしたタイキシェンロン。9歳以上の連対最高齢は、07年10歳馬ゲイリーエクシード。


●ポイント3
前走は最低でも入着

▼過去10回の連対馬に共通して言えることは、前走最低でも入着をしていること。直前のレースで崩れているようでは、シアンモア記念での活躍は難しくなる。
 過去勝ち負けした遠征馬は、直前のレースで条件を問わず3着以上の成績を残している。
 岩手所属馬は前年度の桐花賞、トウケイニセイ記念のどちらかを3着以上、もしくは、シアンモア記念直前で最低でも入着を果たしている
ことが連対馬に共通している。


●ポイント4
意外に不振の1番枠

◇1番枠〈1018〉
▼『水沢マイルは内枠有利』は岩手競馬の格言。それを証明するように、過去5年水沢マイル戦の枠番別勝率・連対率ともにトップは1番枠。
 しかし、過去10回のシアンモア記念では…
1勝2着0回3着1回。
 ※06年盛岡開催を除き、00年の水沢開催を追加


●ポイント5
牝馬には厳しい過去

◇過去10回牝馬成績 〈0008〉
▼年齢を問わず、牝馬には高いハードルとなっているシアンモア記念。03年ツルマルダンサー07年サイレントエクセルこの2頭の5着が最高成績。


文/佐藤公亮

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先週のレース回顧 七時雨賞

5月6日
七時雨賞
3歳OP 水沢1900m


 ややバラついたスタートの中、ロッソコルサが好スタートを切ったが、内からイルドフランスがハナを主張。ロッソコルサはスッと2番手に控える。リアルサンボーイはロッソコルサをマークする形で3番手外を追走。
 3馬身後ろにマーライオンパーク、外トーホクアロー。後方3番手にグリーンダイヤー、最後方にトーホクガッティー、エトセトラ。
 坦々とした流れでレースが進んだが、向正面でリアルサンボーイの手が動き始める。連れてトーホクアローもスパートをかけ、徐々に先陣に接近し始める。
 勝負どころの3コーナーでイルドフランス鞍上の小林騎手の手が動いているが、ロッソコルサは持ったまま。ラスト200mでイルドフランスが一杯となり、替わってロッソコルサが先頭。そのまま独走状態に持ち込むかと思ったが、外からトーホクアローが一完歩ごとに差を詰める。しかしロッソコルサが追撃を1馬身差封じ、転入2連勝を飾った。

 ロッソコルサはJRA新潟・2歳新馬戦を快勝後、重賞へも2度挑戦したが、11月26日、東京ダート1600m・からまつ賞(500万下)12着を最後に岩手転入。
 3歳戦線の幕開けを告げるスプリングカップを4ヵ月半ぶりをモノともせず、5馬身差で圧勝。今回も圧倒的な1番人気に支持された。
「予定が狂って併せ馬から単走で追い切ったが、その影響なのか若干太めだったかも。ひとまず勝ってホッとしているし、今後のことを考えるといい意味で収穫が大きかった。ローテーション的にもちょうどいいので岩手ダービー・ダイヤモンドカップへ直行します」と千葉幸喜調教師。そこでも1本かぶりの人気となりそうだ。

2012七時雨賞 ロッソコルサ

勝利騎手コメント
村上忍騎手

何も心配しないでレースへ臨んだ。最後の伸びが甘かったのが気になったが、1頭で先頭に立ったせいなのか。それとも距離なのか。それは分からないが、次は調教でしっかり乗って万全の態勢でいきたい。

2着・トーホクアロー
山本聡哉騎手

やはり実戦派タイプなんだと思います。叩かれてどんどん良くなって直線でもいい感じで伸びてくれました。長い距離は苦にしませんね。

3着・グリーンダイヤー
斎藤雄一騎手

鋭く伸びるタイプではなくバテないタイプ。それで3着を確保できたと思います。

4着・リアルサンボーイ
阿部英俊騎手

前走より確実に良化していましたが、不良馬場が合わなかった印象。


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騎手インタビュー 第4回 菅原俊吏騎手

菅原俊吏騎手 

―日本で騎手免許を取得して7年目。改めて振り返ってください。
本当にアッという間でしたね。いろいろと試していますが、ずっと勉強することの毎日です。

―最初、ジョッキーライセンスを取得したのはオーストラリアでした。どのような経緯で?
高校時代は水沢農業の乗馬部へ所属。岩手のジョッキーを目指しましたが、骨格的に厳しいだろうと判断されたみたいで騎手学校を落ちました。ですが、どうしてもジョッキーになりたくてオーストラリアの競馬学校を卒業後、向こうで3年間、騎乗しました。

―通算24勝。あちらの新聞に写真入りで紹介されていました。競馬ファミリーの中で育ったと…。
でしたね(笑)。オーストラリアは土地が広いので競馬場まで8時間かけて行ったこともありました。小さな馬運車で馬といっしょに移動してレースで騎乗。一日がかりでしたから大変でした。

―その意味では日本は恵まれているかもしれませんね。オーストラリアと日本の競馬の違いは?
向こうはスタートからあまり追わず、主に上がりの競馬ですが、地方競馬はスタートからガンガン攻めないといけない。そこが大きな違いです。

―岩手デビュー当時と今は騎乗フォームが変わりましたね。
はい。オーストラリア時代は馬に負担かけないように心がけていましたが、ダート競馬がメインなので当たりを強くしました。それは意識的に変えてきました。あとは重心を気持ち後ろに置くようにしています。

―2006年以降、ずっと勝ち星を伸ばしています。同時に連対率も上がっています。
みなさんのお陰です。いい馬に乗せてもらっていますし、騎乗回数も増えています。

―08年から毎年、冬期間はずっと遠征しています。
成績が上がったのは遠征効果もあると思っています。レースを離れていると勘を取り戻すのに時間がかかる。違う競馬場で騎乗すると勉強にもなりますしね。

―『いつの間にか俊吏』と言われています。まるで忍者のようだと。
自分では普通どおりに乗っているつもりですけどね。ただ人気がないときなどは思い切って乗ろうと。決して穴を開けてやろうと思ってはいませんよ(笑)。

―一昨年度、トウケイニセイ記念(リュウノキングダム)で初の重賞を獲得。『クール俊吏』が珍しくガッツポーズを見せました。
桐花賞があまりいい内容ではなかったので、なおさらうれしかった。乗っているときは結構、感情を表に出しますよ。

―レースで心がけていることは?
まずスタートを決めること。位置取りが大事だと思っています。

―最後に今年の目標をお願いします。
大きいところを取りたいですね。

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