2008.07.31 Thu
テンショウボスを管理する佐々木修一師に聞く
-テンショウボス号はまだ態勢が整わなかったため、今回は出走を自重しました-
昨年度の年度代表馬テンショウボスが8月4日、A級戦でついに復帰する。昨シーズンは岩手伝統のみちのく大賞典優勝で念願のトップの座に君臨し、以降もマーキュリーカップ4着、クラスターカップで3着と地方競馬最先着を果たす大健闘。
圧巻は秋からの快進撃で1千万レース・オッズパークグランプリをレコード勝ち、そして北上川大賞典、桐花賞、トウケイニセイ記念など5連勝をマーク。文句なしで年度代表馬、最優秀古馬へ選出された。
冬期間は佐賀記念を目標に佐賀へ長期滞在。残念ながら6着に終わり、その後帰郷。リフレッシュに専念していたが、開幕直前膝(ひざ)にひびが入っていることが判明。それで復帰が遅れてしまったが、ようやく復帰にこぎつけた。そのあたりを佐々木修一調教師に話を聞いてみた。(取材日:7月31日)
―テンショウボス、ついに戦列に復帰しますね
「年度代表馬の祝賀会の翌日でしたか。脚をかばう仕草を見せたので念のためにレントゲンを撮ってみたら、ヒビがはいっていることが分かりました。おそらく一連の激戦の疲れ出て、疲労骨折みたいな感じだったと思います」
―6月上旬から馬場入れを再開したそうですね
「不幸中の幸い、軽い骨折で済みましたが、まずは治療に専念させ、これなら大丈夫だと踏んで調教を始めました」
―それから2ヶ月あまりですから、結構時間がかかったのでは……
「仮にもオープン馬ですからね。ある程度の状態まで持っていかないと出走させられません。それでじっくり時間をかけました」
―気になる状態面はどうですか
「木曜日(7月31日)に最終追い切りを消化して上がりも大丈夫だったので、出走に踏み切りました。ただ、元々いい動きをする馬ではありませんが、まだ感覚を取り戻していない印象です。正直なところ今回は私自身、どこまで復調したかを確認する意味もあります」
―クラスターカップの登録もあります
「組合(岩手県競馬組合)から打診があり、ぶっつけで臨むか一叩きするか迷いましたが、一度叩いてからだろうと判断し、今回の平場戦を使います」
―そのクラスターカップといえば昨年3着。地元のグレードレースで久々に馬券の対象となりました(06年 ダービーグランプリでサイレントエクセル3着)。ファンはその再現を期待しています
「いえいえ、とてもとても。あの時とは状態が全く違いますから。でも、今回使って状態が良ければクラスターCへ向かいたいと考えています」
―岩手の顔ですからね。いいレースをしてほしいですね
「競走馬は走ってこそですから。まずは無事にレースを終えてくれて、次走に繋がってくれればと思っています」
昨年度の年度代表馬テンショウボスが8月4日、A級戦でついに復帰する。昨シーズンは岩手伝統のみちのく大賞典優勝で念願のトップの座に君臨し、以降もマーキュリーカップ4着、クラスターカップで3着と地方競馬最先着を果たす大健闘。
圧巻は秋からの快進撃で1千万レース・オッズパークグランプリをレコード勝ち、そして北上川大賞典、桐花賞、トウケイニセイ記念など5連勝をマーク。文句なしで年度代表馬、最優秀古馬へ選出された。
冬期間は佐賀記念を目標に佐賀へ長期滞在。残念ながら6着に終わり、その後帰郷。リフレッシュに専念していたが、開幕直前膝(ひざ)にひびが入っていることが判明。それで復帰が遅れてしまったが、ようやく復帰にこぎつけた。そのあたりを佐々木修一調教師に話を聞いてみた。(取材日:7月31日)
―テンショウボス、ついに戦列に復帰しますね
「年度代表馬の祝賀会の翌日でしたか。脚をかばう仕草を見せたので念のためにレントゲンを撮ってみたら、ヒビがはいっていることが分かりました。おそらく一連の激戦の疲れ出て、疲労骨折みたいな感じだったと思います」
―6月上旬から馬場入れを再開したそうですね
「不幸中の幸い、軽い骨折で済みましたが、まずは治療に専念させ、これなら大丈夫だと踏んで調教を始めました」
―それから2ヶ月あまりですから、結構時間がかかったのでは……
「仮にもオープン馬ですからね。ある程度の状態まで持っていかないと出走させられません。それでじっくり時間をかけました」
―気になる状態面はどうですか
「木曜日(7月31日)に最終追い切りを消化して上がりも大丈夫だったので、出走に踏み切りました。ただ、元々いい動きをする馬ではありませんが、まだ感覚を取り戻していない印象です。正直なところ今回は私自身、どこまで復調したかを確認する意味もあります」
―クラスターカップの登録もあります
「組合(岩手県競馬組合)から打診があり、ぶっつけで臨むか一叩きするか迷いましたが、一度叩いてからだろうと判断し、今回の平場戦を使います」
―そのクラスターカップといえば昨年3着。地元のグレードレースで久々に馬券の対象となりました(06年 ダービーグランプリでサイレントエクセル3着)。ファンはその再現を期待しています
「いえいえ、とてもとても。あの時とは状態が全く違いますから。でも、今回使って状態が良ければクラスターCへ向かいたいと考えています」
―岩手の顔ですからね。いいレースをしてほしいですね
「競走馬は走ってこそですから。まずは無事にレースを終えてくれて、次走に繋がってくれればと思っています」
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