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トウケイニセイのお披露目式典が行われました

 3月20日、滝沢村にある馬っこパーク・いわてでトウケイニセイの歓迎式典『北緯39度 トウケイニセイ ようこそ!馬っこ・パークへ』がファン、関係者約50名が参加して行われた。

 1月12日、トウケイニセイ記念当日、えりもから移動してきた“伝説の怪物”トウケイニセイが登場。凱旋セレモニーには全国からファンが水沢競馬場へ訪れ、トウケイニセイを歓待した。

 その後、第三の馬生を送る馬っこパークへ移動。翌日からでも会えたのだが、渡邊理事長「厳寒期ですからファンもわざわざ来るのは大変でしょうし、トウケイニセイ自身も長距離移動に加え、新しい環境に慣れるのにちょっと時間がかかります。それで3月まで待っていただいた方がいいだろう判断しました。ですが、ちょくちょく会いにくる方はいましたけどね(笑)」

 今回の歓迎式典に際し、小野寺喜久男オーナーから譲り受けたトロフィー、優勝写真、記念蹄鉄、優勝胸かけなどの展示コーナーを管理事務所に設置。またトウケイニセイも特製ポストカード(計8枚)も新たに作製した。

トウケイニセイお披露目式典01


 歓迎式典に先立ちオーナーの小野寺喜久男氏、NPO法人「乗馬とアニマルセラピーを考える会」の渡邉司朗理事長、山手寛嗣同副理事長などがあいさつ。
 司会を務めた神山IBCアナウンサーが小野寺オーナー、副理事長にインタビュー。山手副理事長は「トウケイニセイは岩手競馬の財産であり、結晶。2歳のときに重度の浅屈腱炎を患い、普通ならば廃馬になってもおかしくなかったが、馬主の愛情とスタッフのチームワークで岩手の最強馬に君臨した。縁があってまたいっしょに過ごせることができて幸せです」と答えた。

 続いて渡邊理事長「昨年暮れ突然、トウケイニセイを預かってくれないかと依頼がきて正直、驚き戸惑った。しかし岩手の伝説のヒーローをみなさんに見せるには、この場所がふさわしいのではないかと思い受け入れることを決めました。岩手の怪物が余生をゆっくり過ごせるよう世話をしていきますので、応援よろしくお願いします」とあいさつした。

トウケイニセイお披露目式典02


 それを受けてトウケイニセイが二人引きで登場。多くの報道陣、関係者、ファンが周囲にいたため、どうやら“戦闘モード”に入った模様。盛んに前掻きとイレ込む仕草を見せ、今にも全力で走りそうな気合いを表に出した。この姿こそ史上最強馬といわれるゆえん。さすがトウケイニセイとみんなを唸らせた。
 続いて今回、いの一番に馬っこパークへ訪れたファン、小野寺オーナー、渡邊理事長、山手副理事長によるテープカット。ファンに声をかけ、トウケイニセイとの記念撮影会を行った。

トウケイニセイお披露目式典03


 春を迎えて毛ヅヤも冬に比べると段違いで良くなり、馬体もフックラしたトウケイニセイ。是非、会いに行ってほしい。
 なお馬っこパークの休館日は月曜日。放牧は午前11時から午後1時までを予定している。

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2年目を迎えた荒尾遠征レポ (2)

荒尾レポート 06
明るい白い砂が印象的。佐賀やJRAの小倉もそうで、九州の競馬場の特徴になっている


 荒尾に行った岩手の馬たちの成績は、というと、ここは正直なところやや「??」という印象だ。

 1月14日から3月11日までの13日間で、岩手からの遠征馬とホッカイドウからの遠征馬の成績を比較してみたが、岩手所属馬がのべ154出走で10勝2着13回に対し北海道勢は同118出走で16勝2着20回。勝率・連対率でみると岩手勢のそれが6.5%・14.9%、北海道勢は13.6%・30.5%となった。

 昨年は1月16日から3月5日までの開催15日間でのべ213出走、23勝2着16回。勝率10.8%・連対率18.3%だった。
 昨年は「みちのく特設」という岩手所属馬限定のレースが計11戦組まれていたので、その分を除外して“荒尾所属の馬と対戦したレース”を抜き出すと、これが125出走12勝2着5回、勝率9.6%・連対率13.6%となる。

 ちなみに騎手成績を比較してみると、昨年が1月16日から3月5日までの開催15日間でのべ145戦して23勝2着17回、今年は1月14日から3月4日までの開催12日間でのべ116戦、8勝2着14回。

 昨年は開催日が多かった事・「みちのく特設」という岩手所属馬限定のレースがあって岩手所属馬が確実に勝ち星を手にできた事、などなどを差し引いて考えてもやや後退感を受ける。
荒尾レポート 05
岩手の馬に荒尾の騎手が騎乗する。装鞍は両者の共同作業


 現地で岩手所属馬のとりまとめ役をやっている三野宮通調教師は「もう少しいい成績があっていいはずなんだけど・・・」と苦笑した。
 昨年よりも開催日が少なかったり、昨年のような岩手所属馬限定戦が無い事を、つまり出走チャンスや勝つチャンスが少ないのを承知した上で、勝てるところは勝ってやろうと思って乗り込んできたのに・・・。「なぜだろう?」という疑問は、調教師のみならず帯同してきた厩務員達もそう感じるところがあったようだ。

 ただ、この辺は仕方がないのかも、という気がする。昨年もそうだったが、「調子がよいとは感じないのにレースでは良く走る」という馬がいる一方で「調子はいいのに荒尾のコースが全く合わない」という馬もいた。
 岩手の馬は右回り・左回り、直線の長短や坂の有無に加えて輸送も常時体験していて、その辺の経験値はそれなりに高いと思うのだが、長距離輸送・長期滞在で力を出せる馬なのかどうかは、これはやってみないと分からないというしかない部分。
 結局、早く・うまく適応できた(できる)馬が多かったか少なかったか、の差なのでは?と思う。

荒尾レポート 08
荒尾名物?の長い移動通路。厩舎地区への入り口は3コーナーあたり、装鞍所への入り口は1コーナーあたりにあり、出走馬は向こう正面・コースの向こう側にある通路を行き来している


 地元関係者の遠征に対する評価はおおむね肯定的だ。
 荒尾競馬の在厩頭数減少は昨年からさらに進み、08年度は年間の開催日数が大きく減らされた。「1レースあたりの頭数が少なくなってもレース数を増やす」というスタンスのもと、開催日を減らしつつ1日のレース数を維持する作戦だが、そうやって集約しても1レース10頭を超える事はほとんど無く、1日全レース8頭以下という日も決して珍しくなかった。
 それが北海道・岩手からの遠征馬を迎え、特に岩手の馬が本格稼働し始めた1月後半からは常時12R編成を確保、多頭数のレースもグッと増えた。

荒尾レポート 07



 同様の状況だった昨年は、まだメリットを計りかね、どことなくおっかなびっくりな雰囲気があった。今回は、昨年・今年とこの遠征期間中、1日あたりの売上げが対前年比で増加という手応えがあったせいだろう、これでファンにより楽しんでもらえるのだから、それは大歓迎、という評価が固まったように見えた。

 但し書きが無いわけではない。例えば頭数。今回は北海道から約30頭、岩手から約50頭の計80頭が荒尾に滞在した。ではこれが100頭、120頭になればさらにウェルカムかというと、そうはならないという。
 荒尾も1開催に2回出走して出走手当を2回手に入れないと厳しい構造になってしまっている。遠征馬があまりに多くなって、2回走りたいのに除外されるようになると、地元の馬主から不平・不満が出るようになるだろう。それが一つ。

 そしてもう一つはお金の問題。馬の輸送費や出走馬が増えた分の手当・賞金、滞在環境の整備など、経費は千万単位になる。いくら売上げが増えるだろうからといって、荒尾競馬の規模ではおいそれと出せる金額ではない。
 今回は各方面からの補助金を駆使して何とかまとめたが、やはり費用負担をどうするかが最大のネック。「経費面のハードルさえクリアできるなら、ぜひ毎年」というのが地元の気持ちなのだそうだが。
<続く>
荒尾レポート 09




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2年目を迎えた荒尾遠征レポ (1)

荒尾レポート 02
遮るもののない空と海と山。荒尾競馬場は人工物の存在を感じさせない、今どき珍しい競馬場だ


 昨年に引き続き、今年も荒尾競馬への冬季遠征が行われた。
 今回、荒尾競馬に向かったのは計45頭の競走馬と3名の騎手、およびその関係者。昨年同様の大移動となり、やはり昨年同様に、競馬場内の厩舎地区に滞在してレースに挑んだ。

 前回と異なる点は、今年はホッカイドウ競馬からも約30頭の遠征馬が来ていた事。こちらは岩手勢より一足早く荒尾に到着、12月から参戦を開始していた。

 荒尾勢プラスホッカイドウ勢に岩手勢。地元専門紙やファンもなかなか悩まされているようで、その日の後半戦で行われている地元専門誌記者による解説の際も、岩手や北海道の馬に関しては「まだ力量を計りかねます」というコメントが出ることもしばしば。
 しかしながら、パドックでは岩手の騎手に声援やヤジが飛ぶシーンがあったし、ファン同士の会話の中にも岩手の騎手の名が普通に聞かれた。M&Kや昨年の遠征で岩手の馬・騎手への馴染みも増しているのだろう。

 一方、北海道勢は馬のみの参戦で騎手は帯同していないために一見あまり目立たないのだが、いざレースになると北海道勢で上位を独占する事も珍しくなく、実戦での存在感はなかなか大きいものがあった。

荒尾レポート 03
岩永騎手と談笑する皆川騎手


 岩手から遠征したのは村松学騎手・皆川麻由美騎手・菅原俊吏騎手の3名。菅原俊吏騎手は昨年に続いての参戦、皆川麻由美騎手もレディースジョッキーズシリーズで地元ではおなじみ。村松学騎手にしても冬季遠征は初めてだが九州に来た事は何度かあり、各人それぞれ、特に戸惑う事もなく戦っていた。
 特に皆川騎手はこちらに来てもいつも通りのキャラクター性を発揮。LJSでのパフォーマンスの印象もあってか、地元のヒロイン・岩永騎手と共に“紅二点”という存在だった。荒尾の調教師さんたちにもよく声をかけられていた。

荒尾レポート 01
装鞍の準備をする村松騎手。奥では菅原俊吏騎手と杉村騎手が立ち話中。岩手の騎手たちは普通にとけ込んでいた


 昨年の3名、山本政聡騎手・高橋悠里騎手・菅原俊吏騎手とと比べると、この組み合わせはレースではがむしゃらに乗っていく時もあるが、普段はどちらかと言えば黙々と仕事をしているタイプ。加えて若手という事もあってかやや控えめにしている印象があったが、今回は、村松騎手はすっかりベテランの貫禄があるし(荒尾の騎手は近年大幅に若返っており、村松騎手より年上なのは5人しかいない)、皆川騎手からはいつも笑い声が聞こえる。菅原俊吏騎手も地元騎手と話し込んでいたりして、昨年よりはずいぶんと雰囲気が違って見えた。
 総体的に昨年よりもずっと明るいというか賑やかというか、そんな雰囲気があったのだが、この辺は皆川騎手のキャラクターの影響が大きいのかもしれない。

荒尾レポート 04
皆川騎手の勝負服、洗濯中。地元騎手の勝負服と、ごく自然に一緒に干されているのが妙に新鮮


(続く)

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