2010年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年07月

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早速26日にデビュー!話題の新調教師2名に聞く

 6月26日(土)、2名の新人調教師がデビューする。5月31日、岩手ダービー ダイヤモンドカップ。で騎手生活にピリオドを打ったばかりの板垣吉則調教師。祖父が高橋武元調教師、祖母クニさんは日本の女性騎手第一号。そして父が故・高橋真久調教師という岩手ホースマン一家で育った高橋淳調教師。
 高橋淳調教師は第1レース・マクロカテリーナ、板垣調教師は第7レース・プリンセスマオが初陣。そこで今回はデビュー間近の2調教師に話を聞いてみた。



★板垣吉則調教師
騎手仲間が胴上げをした引退式、感動的しました。あれから1ヶ月経たないでデビューします
板垣調教師/まだ調教師になった実感がわいてきません(笑)。あまりにもバタバタでしたから正直、戸惑っているところもありますね。

調教師免許取得が6月1日。その時は前開催の出走申し込みは終わっていましたから、今開催の初日(26日)が最速。引退インタビューでそこに間に合わせたいと言ったことを実行できました
ちょうどプリンセスマオが初日のレースになってくれたので、ラッキーでした。園田との比較で通用するかどうかですが、状態そのものはいいですよ。

結構、人気になっていますから開業一戦目で初白星の可能性もあります
いえいえ、そんな甘いもんだと思っていません。そんな運も持っていませんしね(笑)。まずは無事に完走して戻ってきてくれることが第一です。

管理馬リストを見てビックリしました。サマーパレンケ(27日 第8R)は前回1着。スズモンスター(28日 第11R)は6ヶ月ぶりの実戦でしたが3着など、ほとんど人気を集めそうです
馬主さんに感謝するばかりです。おかげさまで出走予定の5頭とも調子いいです。あとは相手関係でしょうね。

ジョッキーを辞めて直後ですが、調教師生活はどうですか
乗り役時代とは見る目が変わりました。今までは極論すれば騎乗がすべて。ですが調教師は乗ってもらって終わったあと方が大きい。調子悪いときにどう対処するか、いろいろと気を使うことが一杯です。なんと言っても馬主さんの大事な馬を預かっていますからね。プレッシャーも相当感じます。

管理馬はすべて板垣調教師が騎乗しているんですか
そうです。朝3時から8時。遅いときは9時までかかることがあります。ですが1頭1頭、準備運動からじっくり調整できますし、体調も確認できる。手間を惜しまず一生懸命にやるだけです。



★高橋純調教師
開業デビューが初日第1レース、マクロカトリーナ。こんなケースも珍しいと思います
高橋淳調教師/まずは調教師免許に合格してから動き出そうと考えていましたが、最短で管理馬を送り出すことができるなんて、自分自身でも不思議な感じがします。

マクロカテリーナは5ヶ月ぶりの実戦となりますが・・・・・・
ずっと北海道で休養させていました。水沢へ帰厩したのは結構早かったんですが、小野寺敏調教師が開業に合わせていいよとアドバイスいただきました。調子もマズマズでしたから本当は使いたかったと思いますが、ここまで我慢してくれました。馬主さんと小野寺先生には感謝するばかりです。

しかも昨年までB2へ在籍し、今度からC2へ降格。メンバーが楽になっています
なんとか頑張ってほしいですね。でも相手がいることですから、戦ってみないと分かりません。

お祖父さんが数々の強豪を生んだ高橋武調教師(故人)、お祖母さんが日本で女性騎手第一号(けい駕競走)のクニさん。お父さんが高橋真久調教師(故人)。淳さんで3代目となります
じいさん、オヤジのようになれないかも知れませんが、その域を目指して努力していきたい。ただ当時の馬主さんはお亡くなりになられたり、競馬から離れていましたから馬を集めるのは大変です。他の競馬場でも苦労していると聞きました。

三代続くホースマン。これはすごいことだと思います
せっかく調教師になれたんですからね。できれば赤(特別)の胸かけではなく、紫(重賞)の胸かけを愛馬につけさせてみたい。それが夢です。


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先週のレース回顧/第38回一條記念 みちのく大賞典

 戦前の予想どおりキングスゾーンが逃げ、好スタートを切ったマルヨフェニックスが早々と2番手をキープ。3番手インにスズノマグマ、4番手外をライジングウェーブが追走する展開で進む。
 キングスゾーンがハイラップを刻んで逃げ、4コーナーまで隊列はほぼ変わらなかったが、直線を向いて外に進路を取ってマルヨフェニックスが先頭。キングスゾーンに馬体を併せると勝負根性を発揮するのは百も承知だった。
 しかし、それを見て岡部騎手=キングスゾーンは意図的に馬体を近づける。すると内からキングスゾーンが差し返し、驚異の粘りを発揮したが、再びマルヨフェニックスがひと伸びしたところでゴール。マルヨフェニックスがキングスゾーンをアタマ差封じ、シアンモア記念2着の雪辱を見事晴らした。

 しかも11年前、オースミジェットがマーキュリーカップ(当時GIII)でマークした水沢2000mのレコードを1秒4も更新。2分5秒3の大レコードで優勝に花を添え、ちょうど区切りとなる重賞10勝目を飾った。
 次走予定は地元開催で行われる7月15日、オッズパークグランプリ2010(名古屋1400m)。キングズゾーンも参戦を表明しており、そこで再び雌雄を決することになる。

 3着スズノマグマは終始インの3、4番手で経済コースを進み、余力を残していたのが奏功。2頭には6馬身離されたが、直線でもしっかり伸びて馬券対象に突っ込んだ。
 JRAから笠松へ移籍初戦は6ヶ月ぶりの実戦だったためプラス16キロで出走。明らかに太め残りだったが、今回はマイナス18キロ、498キロ。ちょっと減りすぎとも解釈できるが、長距離輸送だったことを考えれば許容範囲内。スズノマグマもレコードを上回るタイムをマークし、今後のメドは十分に立った。

 セトノギムレットは道中、中団外目を追走。こちらもレコードを更新しており、自己の能力は出し切った。

 5着ライジングウェーブは不利のない4番手外を追走。3コーナー過ぎまでの手応えは悪くなかったが、直線で息切れした印象。岡林調教師がレース前に「速い時計勝負になると苦しい」と語っていたが、この大レコード決着ではさすがに苦しかった。

★勝利騎手コメント
尾島徹騎手(マルヨフェニックス)
「追い出しをギリギリまで我慢したのが勝因。直線でキングスゾーンに差し返されたが、最後までキッチリ走ってくれた」

岡部誠騎手(キングスゾーン)
「終いまでしっかり脚を使ってくれたが、最後は決め手の差。終わってからのことだが、道中楽に行けたのでもう少し離していった方が良かったかも」

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みちのく大賞典/有力遠征馬3頭の調教師に聞く

 20日(日)は岩手伝統の 第38回一條記念 みちのく大賞典。。先に行われた春のマイルチャンピオン決定戦・シアンモア記念はキングスゾーンが優勝、2着にマルヨフェニックスが入り、東海勢が1、2フィニッシュを決めた。

 その二強がそろってみちのく大賞典に参戦。しかし、それだけではない。昨年の大井記念を制したライジングウェーブ(船橋)が名乗りをあげ、他にもスズノマグマ(笠松)、セトノギムレット(船橋)とみちのく大賞典史上、最強の遠征馬がエントリーした。

 そこで今回のテシオ特集は有力3頭と目されるキングスゾーン、マルヨフェニックス、ライジングウェーブを管理する調教師それぞれにインタビューをお願いした。



■キングスゾーン(名古屋・原口次夫調教師)

シアンモア記念優勝、改めておめでとうございます。非常に強いレースでした
 あのレースを負けてしまったら、マルヨフェニックスを避け、別路線を歩まなければならなかった。ですから正直、背水の陣で臨みました。全盛時をほうふつされる内容で勝ってくれたのでホッとしました。

今回の状態はどうですか
 シアンモア記念よりさらにいい状態でいけます。中間の追い切りで5ハロン62秒台。ラストを11秒台でフィニッシュ。雨が降って不良馬場でしたが、それにしても驚くタイムをマークしてくれました。テレビ愛知オープンを使いましたが、体に全まったく疲れもありません。

そのテレビ愛知オープンですが、結果10着でしたが、0.9秒差。久々の芝でしたが、頑張ったと思います
 実は両隣の2頭がゲート内で暴れた影響でハミが外れてしまった。それで包まれる競馬になりましたが、59キロを背負いながら最後まで気力が衰えなかった。元々、淡白なところがある馬ですが、最後まで勝負を投げなかったのが最大の収穫です。

今回は距離が2000mになります
 これはマルヨフェニックスに有利でしょうね。距離を味方に逆転を狙ってくると思いますが、キングスゾーンは自分が思った以上の状態。強力な逃げ馬がいないようですから、先手を取る展開になる。ライジングウェーブの強さも知っていますが、何とか2連覇を達成してほしいですね。



■マルヨフェニックス(笠松・柴田高志調教師)

シアンモア記念は惜しくも2着でした
 1コーナーで折り合いを欠いて行きたがっていました。普段、掛かる馬ではないのですが、何かあったかもしれない。それが最後の伸びを欠く要因となりました。

今回は、そのシアンモア記念から直行しました
 追い切りで速いタイムをマークしましたが正直、動きが物足りない。決して状態が悪いという意味ではないですよ。どこかガツンとくるものがなかったような気がします。

ちょっと心配ですが
 いえいえ、これではダメという意味ではない。シアンモア記念は初めての前日輸送で環境に戸惑ったかもしれない。今回も同じように前日に入りますが、2度目なら大丈夫だと踏んでいます。

どんなレース展開を考えていますか
 前々の競馬をしたいと考えています。シアンモア記念は悔しい2着でしたから、今度はぜひ雪辱を晴らしたいと思っています。



■ライジングウェーブ(船橋・岡林光浩調教師)

2度目の大井記念は3ヵ月半ぶりの実戦でした
 休み明けを使ってかなり良くなっています。年齢が年齢ですから大幅に変わったという訳ではありませんが、追い切りも動いたし好感触をつかめました。

昨年の大井記念は見事でした。その後、4ヵ月半ほど休みましたが、脚元かなにかあったんですか
 いえ。1年間ずっと使い詰めでしたので、リフレッシュさせる意味で休ませました。あれぐらい使ったのは初めてでしたから。

今回、みちのく大賞典を使うと決めた訳を教えてください
 地元に適当なレースがなかったことと、重いハンデを背負うことなく定量で出走できるのが魅力でした。

岡林調教師というと7年前のみちのく大賞典を優勝したマキバスナイパーを思い出します
 2度目の挑戦でしたね。今回、この馬で再現を狙ってみたいと思います。

水沢の小回りですが、その点の不安はありませんか
 時計がかかる方が向いています。船橋で雨が降ると1秒ぐらい足りない。忙しくなる1400mとかより、2000mの方が合うタイプです。ですが、小回りですからね。ある程度、いいポジションを取って競馬をしたいですね。

| テシオ情報局 スペシャル | 18:55 | trackbacks:0 | TOP↑

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先週のレース回顧/ねむの木賞・ジューンカップ

☆ねむの木賞(6月13日)

 ゼットファーストが前走に続いて圧勝、岩手初の特別勝ちを手にした。

ねむの木賞

 ウィンエヴリーとモリノマーケットが競り合って淀みない流れ。これを早めに捉まえに行った人気上位勢だが、1番人気コアレスランナーが伸びを欠く一方で2番人気ゼットファーストは力強い伸びを最後まで保ち、終わってみれば7馬身差の圧勝となった。

 1600mではやや短く、1400mはさすがに論外。そんなゼットファーストにとって1800mは戦いやすい条件のようだ。勝った小林騎手も「盛岡の方がいい馬なんだけれど、水沢でも1800mならゆったり行けていいね」と振り返る。
 昨秋の移籍当初は、実はB1級では苦しいのではと思い、クラスが下がるのを待とうという話もあったそうだ。それが転入初戦のA級B級混合戦を快勝して流れが変わった。この春、崩れたのはシーズン初戦と1400m戦のみ。「春先は動きが固くて力が出なかった。暑くなって良くなってきたよ(小林騎手)」との事で、今後の活躍が楽しみになりそうだ。

 コアレスランナーは伸びを欠いての4着だったが、これは57kgが応えたか。また、この日の水沢のコースは、特に直線の内が伸びやすく外が重い感じで、明らかに脚の上がった内の馬が止まらなかったり、競り合いになって外側の馬が伸び負けたりするシーンが多かった。モリノマーケットとの差し返されての半馬身差はそんなコース状態の影響もあったのだろうが、それにしてもちょっと物足りない。

☆ジューンカップ(6月14日)

 ブラックドーンが除外となって10頭立てで行われたジューンC、マイルに戻れば強気のレース、でハッピートークが快勝。3月以来6戦連続連対を守った。

ジューンカップ

 セプテンバーレインの逃げを追いかけつつ3コーナーで先頭に立ったハッピートーク。1800mではちょっと我慢が必要な感じだがマイルなら強気にいけるとばかりに一気にリードを拡げる。
 最後はいくらか刺さり気味になったのか、鞍上は気を緩めず追い続け、直線は影をも踏ませぬ、という感じで4馬身差をつける快勝。走破タイム1分42秒7は9RのB1二組、1分44秒0を大きく上回り、土曜メインのB1戦に匹敵する好タイムだった。

 マイルならB1か、いやA級でも通用するのでは?の問を村松騎手は特に否定しなかったが、ひとまず今は「ちょっと連戦の疲れがあるのか、走るのを嫌がって刺さろうとする」そうで、その辺の調整は気をつけなくてはならないのかも。「自分の厩舎の強い馬なのに、今シーズン乗ったのはこれで2回目。もうちょっとこの馬で勝ちたいなあ(村松騎手)」と正直なコメント。

 2着バンドマスターはつかみ所のない成績が続いたが、勝馬に次ぐ強気の内容で押しての2着を見る限り、やはりこの辺では格上の力がある。状態の方も荒尾遠征の疲れが抜けてきたようだ。
 マイネルリチャードは現状マイルが少し忙しい模様。前走のような、ゆったりした流れの中で一気に攻める感じがいいのだろう。
 セプテンバーレインは結局最下位に沈んだが、「1000mでがんばった反動がでたかも。もともと強い調教ができない馬だから。コースの傾向もガラッと変わったしね。昨日みたいな状態なら・・・」と関本浩司騎手はさばさば。

 「昨日みたいな状態なら・・・」とは、昨日曜は「1枠祭り」で1枠が上位に入りまくっていたのだが、月曜は一転、1枠は死に目(日曜は全11R中9Rで1枠が3着以内。月曜は0に)。典型的逃げ馬ゆえ致し方ない所か・・・。
 

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騎手ハンデ競走徹底分析・傾向と対策

 今開催から騎手ハンデ戦の条件が上限+2kg~下限-2kgまで、最大で4kg差が生まれるように変更されました(09年の条件に戻った形)。
 ここで改めて騎手ハンデ戦のおさらいをしよう、という事で、「ファンブック2010」に掲載しました『騎手ハンデ競走徹底分析・傾向と対策』を再掲してみたいと思います。



 岩手競馬では2009年シーズンより、日本初の騎手ハンデ競走(騎手のリーディング順位により+2kgから-2kgまでのハンデ差をつけるレース)を行っています。のべ14レース行われた昨年の騎手ハンデ競走の結果から、その傾向と対策を分析してみました。

○軽量馬はやはり怖い存在
 騎手ハンデ競走では、牡馬55kg・牝馬53kgの基本重量に対して騎手のリーディング順位に応じた+2kg~-2kgのハンデをつけるルール。という事で最大で57kg(牡馬55kgに+2kg)、最小で51kg(牝馬53kgから-2kg)の負担重量になるのですが、ハンデの軽い馬はやはり活躍しています。
 各レースの中でトップハンデ馬(出走馬中最も重いハンデの馬)と最軽量馬(同じく最も軽いハンデの馬)の成績を見るとこうなります。
★トップハンデ馬/(5-2-5-11)
★最軽量馬/(4-4-0-15)

 勝ち星の数ではトップハンデ馬が上回りましたが、連対率では最軽量馬が5割を超えています。全14戦のべ28頭の連対馬のうち8頭を最軽量馬が占めるのですから、これは最軽量馬大活躍と言っていいでしょう。


○57kgを背負った馬も健闘
 ただし、57kgという重いハンデを背負った馬もなかなか健闘しています。
★重量別連対数
57kg・・・4 56kg・・・1 55kg・・・4 54kg・・・4 53kg・・・6 52kg・・・5 51kg・・・4

 これは全体成績を見ても同様で、57kg馬は(2-2-2-6)と連対率3割強なのに対し、例えば51kg馬は(1-3-0-10)と2割強。
 57kg馬は牡馬にリーディング1位~5位の騎手が騎乗する時、51kg馬は牝馬にリーディング19位以下の騎手が騎乗する時ですので、軽ハンデ馬がうまく軽量を活かしているのと同時に、重ハンデ馬も騎手の実力でしっかり上位を争っているといえます。

○前走からハンデが減った馬に注目

★+2kg/(4-3-4-9)
★+1kg/(1-0-2-20)
★0kg/(0-1-2-18)
★-1kg/(3-5-4-20)
★-2kg/(5-5-1-19)
★-3kg/(1-0-0-1)
★-4kg/(0-0-1-0)

※注 -3kgと-4kgの例は前走がJRAだったものと賞金ハンデ戦だったものです

 前走からハンデが増えた馬が5勝なのに対し減った馬は9勝。特に-2kgの馬は5勝を挙げています。やはり負担が増すよりも減る方が有利で、それも大きく減るほど注目という事になりますね。
 また、前走からハンデが減った馬が先行した場合の成績がこれ。

★前走からハンデが減った逃げ先行馬/(5-4-2-7)

 ハンデが減って負担が軽くなった馬が先行策を採り、そのまま粘り込む・・・というのが騎手ハンデ戦が荒れる時の典型パターン。先行しそうな馬のハンデが減っていたら、人気薄でも思い切って狙ってみたいもの。

 ハンデが減れば巻き返しに期待したくなるもの。

★前走着外でハンデが減った馬/(3-2-3-21)

 騎手ハンデ競走は前走で好走している馬が多く集まりますが、前走が着外であってもハンデが減っていれば雪辱のチャンスはありますね。

○“消せる”パターンは?

 それでは消しパターンになるデータは、と探してみたのがこれ。
★距離延長でハンデ増/(1-0-2-5)

 騎手ハンデ競走はB2~C2級の一組で行われました。そこに出走するのに前走から距離延長という事はすなわち、より下のクラスから昇級してきたばかりの馬という事。相手強化に加えてハンデ増では苦戦するのも仕方ないでしょう。

 そして前走が着外でハンデが増えた馬も不振。

★前走が着外でハンデ増/(1-1-1-9)
 09年6月7日に勝ったウイニングアークが前走6着、+1kgで勝ったのが唯一の例。ただしこれも、転入間もない同馬にとって前走が初の盛岡戦だったためと思われ、これは例外データと見ていいもの。着外に敗れてすぐの負担増は足かせになる、という事。

 活躍目立つ軽ハンデ馬ですが、こんな消しデータが。

★前走が着外だった最軽量ハンデ馬/(1-0-0-7)

 前走が着外ではハンデ最軽量でも巻き返せません。唯一の例外が09年8月23日に勝ったレプリカントですが、同馬の前走はJRA交流競走での10着。自己条件に戻ったこの時は1番人気に支持されてもいて、これも例外と見るべきでしょう。

○騎手ハンデ競走を楽しむ5つの格言!

☆ハンデの減った逃げ・先行馬には全面的に注目!
☆前走好走でハンデが減った馬にも当然注目!
☆距離延長・ハンデ増は二重の重荷
☆前走着外・ハンデ増も足かせに
☆前走着外でもハンデが減っていれば狙い目十分

| テシオ情報局 スペシャル | 09:52 | trackbacks:0 | TOP↑

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記録ラッシュだった盛岡開催

 盛岡開催は大きな区切りとなる記録が続出。あまりの多さに驚いている。そこで今回のテシオ特集は雑記帳的に記録ラッシュを振り返ってみたい。

 5月24日、第3レースでコンゴウフクフクに騎乗した菅原辰徳騎手が、待望の初勝利を飾った。初騎乗から54戦目のことだった。

「いい馬にたくさん乗せてもらいましたが、なかなか勝てなくて…。先生(村上昌幸調教師)から先行して戦えと指示をいただき、積極的なレースに心がけました。最後は(後ろから)来るな、来るな!と思って追いました。ゴールして勝ったと分かった時はとにかく嬉しくて、大騒ぎしてしまいました。コンゴウフクフクは一生忘れない馬になるでしょうね。これから一つでも着順を上げれるように頑張ります」



 続いて5月29日、第1レースでシナノスペシャルに騎乗した村松学騎手が地方競馬通算1000勝を達成。デビュー17年目の快挙となった。

「水沢開催で1000勝を達成できるかなと思っていましたが、体調を崩して二度休んでしまったので思ったより時間がかかってしまいました。デビューからずっと世話になった高橋(厩務員)さんの担当馬で記録達成できたので、なおさら嬉しかった。自分の中では通過点ですが、外へアピールするときに大きな武器になるはず。一度、シンガポールで騎乗経験がありますが、また海外で騎乗してみたいですね。もちろん国内もですけど」



 5月31日、第10レース「岩手ダービー ダイヤモンドカップ」でミスギンレイに騎乗した板垣吉則騎手が、このレースを最後に騎手生活にピリオド。6月1日に調教師免許が交付され、早ければ6月26日に調教師デビューを飾れるかもしれない。

「本音を言えばもっと騎手を続けたかったんですが、体が体だけに仕方がありませんでした。自覚症状がないので、なおさら辛いところがありました。上山が廃止になったとき、岩手さんが受け入れてくれて騎手を続けることができました。今度は恩返しする意味で強い馬を送り出したいと思っています」



 そして6月7日、第5レースでストリートダンスが1着。管理する櫻田勝男調教師が地方競馬通算1000勝をマーク。開業25年目で偉業を達成した。

 特筆すべきは後にJRA・マイルチャンピオンシップを優勝し、トウカイテイオーの代表産駒となったトウカイポイントを育てたこと。
 秘めた才能を見極め、岩手在籍時に使ったのはわずか4度のみ。5月に一度、新馬戦を使った後に思い切って3ヶ月休養。4戦目に初勝利を飾って中央へ送り出した。
 岩手で無理をしていたら後にGIを勝てたかどうか。初期段階でしっかり競走のノウハウを教え込んだことが大出世につながったと断言していい。
 残念ながら5歳時に去勢され、トウカイテイオーの後継種牡馬になれなかったが、現在はノーザンホースパークで乗馬生活を送っている。

 個人的に印象深かった馬はアラブだが、ナンブプレジデント、ピアホルテの2頭。両馬ともアラブで一時代を築いた名馬だった。デビュー前からずっと身近に見てきただけに、なおさら思いは強い。

 なお、櫻田一門は櫻田勝男調教師のご子息・浩樹師まで4代にわたるホースマン。岩手競馬の歴史とともに歩んできた名門であることを付記しておきたい。

| テシオ情報局 スペシャル | 23:00 | trackbacks:0 | TOP↑

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先週のレース回顧/早池峰賞・かきつばた賞

6月5日 「早池峰賞」(3歳以上オープン 盛岡ダート1200m)

早池峰賞


 エイシンイッパツが手をしごいてハナをアピールし、2番手にサイレントカイザー。内にウィンエヴリー、その外ベルモントギルダー。さらに大外をゴールドマインが追走し、5番手インにトーホウライデン。ダンストンリアルは後方2番手からの競馬となった。

 3コーナーでトーホウライデンがまずスパートをかけ、連れてゴールドマインもスパート。その前3頭の序列は替わらなかったが、ベルモントギルダーが直線入り口で先行2頭に並びかける。

 最内エイシンイッパツ、サイレントカイザーは必死に粘ったが、ラスト200mでベルモントギルダーが先頭。外からトーホウライデン、ゴールドマインが鋭く伸びてきたが、直線でリードした分だけベルモントギルダーに有利。一完歩ごとに差を詰めてきたトーホウエンペラー、ゴールドマインの追撃を封じ、岩手3戦目で初勝利が初特別制覇となった。

「早く追い出した分だけ最後詰め寄られてしまったが、何とか我慢してくれた。テンが速くちょっと追走に手間取ったところもあったが、行き脚がついてからは手応えが良かった。適性高いですね」と関本浩司騎手。

 ベルモントギルダーは今年4月に転入。初戦・赤松杯でゴールドマインの2着にまとめたが、続くA級戦で5着。このとき脚部不安が発生したため、一息入れて早池峰賞へ臨んだ。

 状態が決して万全とは言いがたかったが、それでも勝つあたりが短距離経験の豊富さか。脚元と相談の上で重賞・岩鷲賞へ向かいたいという。

 2着トーホウライデンは3コーナーからスパートをかけ、反応もマズマズだったが、クビ差捕らえきれず惜敗。前走・緑風賞より遅い決着となったのは前半がそれほど速くなかったから。負けてなお強しの一戦だった。

 一方、3着に敗れたゴールドマインは直線を向いてようやくエンジンがかかった印象。あと100mあれば交わす勢いもあったが、初の1200mの流れに戸惑ったかもしれない。


6月6日 「かきつばた賞」(3歳以上オープン 盛岡芝2400m)
かきつばた賞


 ソノマンマが果敢に逃げ、3馬身ほどリードを取る。2番手インにホウザン、その外にダイワオードリー。コンバットキックは4番手外を追走し、5番手インにアポロノサトリ、後方2番手にマイスターキング。当初、逃げると見られていたサケダイスキはソノマンマの動きを見て控え、思い切って最後方待機策を採った。

 1周目1コーナーからソノマンマがガクンとペースダウンし、後続にいた馬はほとんど掛かり気味。特にホウザンが前に行きたがったため、2コーナーで先頭。これで流れが緩から急へ変わり、各馬がスパート。

 3コーナー過ぎにホウザンが一杯となり、ソノマンマ、ダイワオードリーがハナに立ち、4コーナーでコンバットキックが外に並びかける。

 直線入り口でコンバットキックが先頭に立ち、外からマイスターキングがジワジワと接近。さらに大外を回ってドリームスナイパーが襲い掛かったが、マイスターキングが捕らえそうになるとコンバットキックがまたひと伸びをして後続を突き放した。

「3、4番手は予定どおりのポジション。スローに落とされたが、向正面ではジッと我慢させた。先頭に立つのがちょっと早かったかもしれないが、マイスターキングが来たらまた伸びてくれた」と菊地康朗騎手。

 次走はみちのく大賞典の選択肢もあるが、せきれい賞を今年前半の最大目標にしたいと三野宮調教師。

 コンバットキックの勝因は前回快勝したように調子が良かったこと。それに加えて2400mの長丁場が合っていたからとみて間違いないだろう。


 2着マイスターキングは今回からブリンカーを着用。その効果も大きかったようでゴーサインが出てからの伸びが抜群。また3着ドリームスナイパーはメンバー中一番の上がりを駆使したが、4コーナーでの位置取りの差が結果につながった。これは仕方なしだろう。

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トレーニングセール2010/岩手競馬へ入厩予定の12頭一挙公開!

 5月25日(火)、JRA札幌競馬場で「トレーニングセール2010」が行われた。07年から岩手県馬主会は同セールで団体購入を開始。今年で4年目に突入したが、当初の予定どおり12頭を落札。例年以上のラインナップとなって岩手競馬の元気さに周囲は驚き、そして称賛の声があちらこちらから聞こえてきた。
 今回のテシオ特集では「トレーニングセール2010」で購入した12頭の2歳馬を写真付きで紹介してみたい。
 デビューする日を心待ちにしてほしい。

上場番号2 タイムサインの20 (牝・青鹿毛)
父 ボーンキング
母 タイムサイン(トウカイテイオー)
入厩予定 菅原右吉厩舎


上場番号4 タカラシャルマンの20 (牡・鹿毛)
父 キングヘイロー
母 タカラシャルマン(ウォーニング)
入厩予定 伊藤和厩舎
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上場番号17 トキノスピカ2008 (牡・鹿毛)
父 ゼンノエルシド
母 トキノスピカ(サウスアトランティック)
入厩予定 櫻田浩三厩舎
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上場番号26 ニューヨークバレエ2008 (牡・鹿毛)
父 アドマイヤコジーン
母 ニューヨークバレエ(ダンスインザダーク)
入厩予定 佐々木由則厩舎
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上場番号65 マオチャンギンリンの2008 (牝・黒鹿毛)
父 タップダンスシチー
母 マオチャンギンリン(ジェイドロバリー)
入厩予定 畠山信一厩舎
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上場番号73 ミスヤマジン2008 (牝・栗毛)
父 プリサイスエンド
母 ミスヤマジン(コインドシルバー)
入厩予定 新田守厩舎
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上場番号74 ミスラペール20 (牝・青鹿毛)
父 ブラックタキシード
母 ミスラペール(モガミ)
入厩予定 小林義明厩舎
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上場番号139 エミネントプリティ08 (牡・鹿毛)
父 サクラプレジデント
母 エミネントプリティ(アンバーシャダイ)
入厩予定 瀬戸幸一厩舎
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上場番号148 カネツフラップ20 (牡・黒鹿毛)
父 オンファイア
母 カネツフラップ(ホリスキー)
入厩予定 晴山厚司厩舎
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上場番号151 カミノスキー2008 (牡・鹿毛)
父 ジェニュイン
母 カミノスキー(マルゼンスキー)
入厩予定 佐藤雅彦厩舎
2010_TS_0151.jpg

上場番号172 サテンノホシ2008 (牝・鹿毛)
父 プリサイスエンド
母 サテンノホシ(ビショップボブ)
入厩予定 千葉博次厩舎
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上場番号190 スギノマジック2008 (牝・鹿毛)
父 タヤスツヨシ
母 スギノマジック(シンボリルドルフ)
入厩予定 瀬戸幸一厩舎
2010_TS_0190.jpg

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先週のレース回顧/ダイヤモンドC・はまなす賞

ダイヤモンドカップ/ゴール

 ダークライがスタート直後、落馬寸前までつまづく。しかし何とか態勢を持ち直して予定どおり逃げ、2番手直後にロックハンドスターがつける。

 前半がスローだったため、モエレフットライトが掛かり気味に中団大外を追走。サクラエルセダンは内でじっくり待機。

 3コーナー、菅原勲騎手「これ以上は抑え切れないので(手綱を)意識的に放した」ロックハンドスターが、ダークライを交わして先頭。モエレフットライトは外を回って徐々に接近し、サクラエルセダンも内から進出をかける。

 4コーナーでモエレフットライトが2馬身差までロックハンドスターに迫りかけたが、それが精一杯。直線を向いてロックハンドスターがグングン突き放す一方。しかもほとんど持ったままで2着に7馬身差をつけて圧勝した。

 これでスプリングカップ、阿久利黒賞、そして今回のダイヤモンドカップと馬なりで圧勝。懸念されたのは初の2000mだったが、上がり3ハロンが38秒7。若干気合いをつけたラスト2ハロン目は12秒1。いかに前半がスローだったとは言え、このタイムは並みの馬がマークできるタイムではない。

 参考までにラスト4ハロンから12秒5-13秒2-12秒1-13秒4だった。

 戦前から地元同士には敵なしと言われ、単勝100円元返しの絶対の軸だったが、想像を超える反応のすばらしさを見せつけられたら、期待が増すのは当然だろう。

 気になる今後の予定を瀬戸幸一調教師に聞いたところ「今回の内容なら2000mもこなせる感触をつかんだ。現時点での話だが、当初目標のジャパンダートダービーに挑戦してみたい気持ちが強くなった」とのこと。

 もちろんロックハンドスター自身の体調次第が大前提。まずは万全で送り込んだ陣営の苦労と努力に労をねぎらいたい。

☆菅原勲騎手コメント(ロックハンドスター)
「思ったよりペースが遅くて折り合いを欠くところもあった。それで馬の力を信じて早め先頭に立ったが、最後まで気を抜かないで走っていた。これから遠征挑戦になると思うが、この馬自身がどのぐらい力があるのか、まだ分からない部分があるので逆に楽しみ。岩手のためにも今後も頑張ってほしい」

○モエレフットライト
モエレフットライト
「4コーナーまで差が無く“これは”と思ったが、直線はあっという間に突き放された。相手が強かったね。でも距離に問題がない事は分かったし、盛岡コースが合う事も分かったから。今日の所はこれで上々(小林俊彦騎手)」

○サクラエルセダン
サクラエルセダン
「勝った馬が強すぎる。自分の馬は力を出しているからね。この春になって馬がしっかりしてきた。今後に期待したい(村松学騎手)」

★5月30日 「オパールカップ」(3歳オープン 盛岡芝1600m)
はまなす賞/ゲンパチオブラヴ

 枠差を利してヒバリエクスプレスが逃げたが、1コーナー過ぎにリュウノヒーローが交わして先頭。3番手にイシノウォーニング、内にセイントビーナス、その外にダイメイジュエリー。

 1番人気に支持されたゲンパチオブラヴは前半は中団インで待機し、3コーナーから外に持ち出したが反応がひと息。しかし、さらに外からトーホクキングにマクリをかけられると、ようやく闘志に火がついた模様。

 直線、内で粘っていたリュウノヒーローをダイメイジュエリーが交わしたところ、大外からゲンパチオブラヴが矢のように伸びる。その瞬間の脚がすばらしく、初の盛岡芝も難なく克服。これで自身の連勝を6に伸ばした。

 またダイメイジュエリーは2着に敗れたが、プラス3キロの体重増にも現れているとおり、幾分復調の兆し。まだ冬毛が残っている中で2着確保は収穫が大きかった。

 3着リュウノヒーローは果敢に1コーナー過ぎからハナをアピール。惜しくも3着に敗れたが、見せ場十分。前走・JRA交流2着にもビックリしたが、それがフロックでないことを今回で証明した。

☆小林俊彦騎手コメント(ゲンパチオブラヴ)
「前半は遊び遊び走っていたが、外から馬(トーホクキング)がきてようやくエンジンがかかった。ダートより芝の方がいいかもしれないし、距離が長くなっても問題なさそう」

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