2010年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年01月

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クライマックス3/金杯にベストマイヒーローを出走させる瀬戸幸一師に聞く

 1月2日(日)は正月恒例の明け3歳重賞 第37回金杯 (水沢1600m)。昨年はロックハンドスターが2歳三冠を目指して金杯に駒を進めたが、モエレデフィニットに屈して惜しくも2着。08年、ワタリシンセイキに続く三冠達成がならなかったが、今年はベストマイヒーローが三冠達成に燃えている。
 ベストマイヒーローはこれまで5戦4勝。イレ込みが激しかったテシオ杯ジュニアグランプリは北海道スクランブルエッグに屈したが、4勝すべて圧勝。若駒賞は7馬身差、ハイレベル・北海道から大挙6頭が遠征してきた南部駒賞も6馬身差で圧勝。
 菅原勲騎手をして 現時点ではロックハンドスターより上 と言わしめたベストマイヒーロー。果たして2歳三冠を達成なるか。管理する瀬戸幸一調教師にインタビューをお願いした。

ベストマイヒーローの近況を教えてください
 順調そのものです。動きも窮屈なところがないですし、いい感じで臨めると思います。ただ併せ馬パートナーがいなくてちょっと苦労しています。調教でたまにふざけるところがあるので、ビシッと追い切りたいところです。

当面のライバル・シーグランディは中央へ挑戦するそうです
 ダートでは4戦とも圧勝ですからね。極端に調子が落ちなければ大丈夫じゃないかな。南部駒賞でやれる確信を持ちました。天候も馬場も荒れていますから、とにかく体調を崩さないよう細心の注意を払っています。

金杯へ向けた追い切り予定は?
 最終追い切りは木曜。今は南部駒賞より10キロぐらい増えていると思います。

気の早い話ですが、金杯を使った後はどのような構想をお持ちですか
 まずは金杯へ集中するだけです。まぁ、その結果次第では中央挑戦があるかもしれません。ただ岩手では調整ができませんから、まずは調教場所を探すことが先決ですけどね。

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| 話題の人に聞く | 23:55 | trackbacks:0 | TOP↑

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桐花賞出走馬紹介/後半

●マヨノエンゼル
マヨノエンゼル

 前走・白嶺賞の2着で一気にムードが良くなってきた。ここまでもずっと状態は悪くなく来ていて、それで結果が出ずに苦しんだが、きっかけを掴んだとなれば今までと違う目で見なくてはならない。水が浮く馬場もすずらん賞で完勝したように得意。前走が展開だけの結果とは見なしたくないもの。

鞍上の一言→「馬の良さを引き出せるようなレースをしたいですね」


●アドマイヤサムライ
アドマイヤサムライ

 岩手での4勝が逃・先行・差・追込と見事に違う不思議な馬。引き出しが多いというべきかとらえどころが無いというか。
 距離そのものはこなせるとしても、時折ぽろっと走る気を無くす馬で、ありていに言ってムラが多い。距離が伸びれば伸びるほど集中を保ってくれるかどうかが心配に。


●ロックハンドスター
ロックハンドスター

 放っておいても1番人気になる馬、ここでは厳しい材料を並べよう。まずここ10年、3歳で桐花賞を制した馬が3頭いるが、その馬たちと持ち時計比較をするとマイルでは上回っているくらいだが2000mではちょっと見劣る感がある。JDDと黒潮盃の比較でも二千は少し長くないか?
 また桐花賞はおおむね2分8秒前後の決着。今年はもう少し遅くなるとしても彼はまだ1~2秒詰めねばならない。もちろんそれらをクリアできると思っての厳しめの材料ピックアップ。

鞍上の一言→「古馬と重賞を戦うのは初めてだし、胸を借る気持ちで挑みます」


●イシノウォーニング
イシノウォーニング

 3歳戦線ではしばしば牡馬に先着しているし、古馬編入後もB1級特別をあっさり勝つくらいだから能力は高い。ただ、ここ2戦の敗戦が、相手関係を考慮してもこの馬の持ち味が活きているように見えなかったのが気になる。2000mも流れが向いてこなせる程度だろう。

鞍上の一言→「厩舎最後のレース。皆に喰らい付いていきたいね」


●サクラマジェスティ
サクラマジェスティ

 ここまで重特勝ち無し、というか特別出走1回のみだが要所要所でいいレースを見せ、3走前にはロックハンドスターやコアレスレーサーを破っている。キャリアは少なくとも、能力はオープンの水準以上にあると見るべきだろう。初めてのフルゲート・初めての大量の一線級との戦い。これを突破できれば本物。

鞍上の一言→「無欲・無心で戦います」


●コアレスレーサー
コアレスレーサー

 報道推薦で挑んだ昨年の桐花賞は3番人気6着。「まだ経験が足りなかった」と判断した陣営は今年1年、この馬の成長を狙って慎重に戦ってきた。あすなろ賞やみちのく大賞典の苦い敗戦も貴重な糧になったはずだ。外枠は確かに不利だが、30日の馬場が続けばこの馬にとって手頃なコース状態になりそう。超高速馬場になるよりはいい。

鞍上の一言→「枠順は運だからね。ここからがんばるだけだよ」

| 2010桐花賞 | 21:54 | trackbacks:0 | TOP↑

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桐花賞出走馬紹介/前半

●リュウノキングダム
リュウノキングダム

 昨年の岩手での活躍をはじめ過去の実績の素晴らしさは揺るがないとして、当面の問題はこの馬の本当の姿は前走なのかそれとも前々走がそれなのか?さしあたり前走の様な超ハイペースは不向き。ゆったり・すんなりで変身ありと見たいが。

鞍上の一言→「馬の持ち味を出せるようなレースを」


●ハッピートーク
ハッピートーク

 昨年から今年8月までは安定感だけでなく“まだまだ伸びる”という昇り調子の感触がずっと続いた。しかし夏に一度調子を崩してからはなかなか復調できず、とうとうここまで。好調といえずとも極端に崩れないあたりは地力の高さの現れだし、近走はそれなり復調も感じられたが、ちょっとばかり間に合わなかったか・・・。

鞍上の一言→「牡馬の胸を借りるつもりで」


●ケイジーウォリア
ケイジーウォリア

 岩手に来てから3シーズン、ほぼフルに活動して2度目の重賞挑戦。ちょっと前の話だが水沢2000mの赤松杯で4着の経験あるし、レースを見た感じ・脚質的にも距離は苦にしなさそう。
 能力そのものも決して足りないとは思えないが、平場でも勝ち負けに届くにはいろいろと展開面の注文つく馬。まして重賞では・・・というのが正直なところ。

沢田騎手一言→「距離は大丈夫だと思うけど、馬場が合うかどうかがカギ」


●ダークライ
ダークライ

 2~3歳戦線ではロックハンドスターがいると敵わなかったが、いない時はキッチリ勝った。つまり3歳No.2のポジションにあるのは間違いない。適性的にも水沢の方が走るタイプ。ただし距離は少し長い。理想は前走の様に逃げ馬の後ろで流れに乗る形か。ちょっとくらい厳しい流れは、いつもロックハンドスターにぴったりマークされるレースをしてきているから慣れっこ。そういうしぶとさは身につけている。

●メイホウホップ
メイホウホップ

 重賞を勝った今から振り返れば転入初戦が走らなさすぎた、という事か。南関時代の実績・対戦成績等からもこれくらいはやれる馬だ(例えばサウンドサンデーとは昔から互角の競馬をしている)。
 北上川大賞典はちょっと楽すぎたレースであまり過大に評価するのも・・・とは感じるが、ここで最大級の惑星なのは間違いない。


●ブラストクロノス
ブラストクロノス

 岩手での勝ち星はマイルと1800m。後者の方が強さが目立った印象あったし、ゆったりした流れになりさえすれば2000mは苦にしないだろう。ただし、3勝を挙げたとはいえ相手関係は冷静に見て“一丁落ち”のメンツ。バリバリのトップクラスとどれだけやれるのかはまだ未知数だ。

鞍上一言→「恐らくは先行する事になると思う。すんなり行きたいね」

(後半へ続く)

| 2010桐花賞 | 21:50 | trackbacks:0 | TOP↑

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いよいよ迫る桐花賞/ロックハンドスター・瀬戸調教師に聞く

 12月31日、大晦日恒例の岩手版グランプリ 第35回桐花賞。のファン投票結果が発表された。
 中間発表に続いてロックハンドスターが断然の1位投票。2位・マヨノエンゼルに約3倍の差をつける1803票を集めた。
 先月、全国の3歳強豪相手に復活したダービーグランプリを見事優勝。堂々、岩手三冠を手にし、ゴールの瞬間、水沢競馬場は久々に大歓声と拍手が巻き起こった。レース直後、瀬戸幸一調教師は早々と桐花賞出走を表明。
 今シーズンの古馬戦線は大混戦のまま桐花賞へ突入し、ファンは世代交代の期待をロックハンドスターに託している。
 そこで今回のテシオ特集はロックハンドスターを管理する瀬戸幸一調教師にインタビィーをお願いした。



桐花賞の投票結果が発表されました
 予想した以上に票が集まり、ファンの期待の大きさを改めて実感しました。これだけ応援してくれると調教師冥利に尽きます。正直、プレッシャーを感じますが、とても光栄に思っています。

今年の古馬戦線は大混戦でしたが、レベルは決して低くありません
 ですよね。毎回、勝ち馬が違いますが、どの馬も結構強い。あと逃げ切りがほとんどですが、これは力を持っている証拠でしょう。

確かに包囲網は強力です
 現在の岩手トップの馬がすべて出走予定。楽な競馬はできないでしょうね。どの馬が勝っても不思議ありませんからおもしろいレースになると思っています。

その中でロックハンドスターが挑戦します
 見た感じハイペースの流れになりそうですね。うちのロックハンドスターも大井遠征、古馬挑戦、そしてダービーグランプリといろいろ流れを経験したことが強み。もちろん勝って来シーズン以降にも弾みをつけたいところです。

先日、IBCのテレビでロックハンドスターの特集を放映しました
 ありがたいことです。スタッフの皆さんが大井を含め、ずっと追いかけてくれました。アナウンサーの瀬谷さんも重い機材を持って追いかけていた。岩手競馬が厳しい中、一生懸命に取り組んでいる姿を撮ってくださいました。

実は9月、ロックハンドスターがサクラマジェスティに負けたとき、瀬谷さんに能力の限界ですか・・・って聞かれました
 レース前から負けるとしたらあの馬だと思っていましたから、それほどショックを受けませんでした。前半が超スローで上がり36秒台の競馬。そうなると決め手がある馬、古馬に有利ですから納得。ですが、あのレースも貴重な経験となりました。どうしても地元3歳同士ですとワンサイドになってしまいますから、競り合いになったことでまた一つ成長したと思っています。

桐花賞へ向けて順調ですか
 サクラマジェスティに負けた一戦をベースに、その打開策を考えながら調整を進めています。ダービーグランプリ以降も順調そのもの。月曜(20日)に半マイル51秒9、ラスト12秒フラットの時計を出しました。これは想定どおりの動き。来週月曜日に最終追い切りを行う予定です。

ずばり勝算を教えてください
 3歳馬ですから1キロのハンデをもらっていますが、これだけは分からない。馬場もかなり変わってきていますからね。とにかく今は桐花賞を勝つべく全力投球で仕上げて臨むだけです。

| 2010桐花賞 | 10:06 | trackbacks:0 | TOP↑

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次走へのメモ/白嶺賞

ダイメイジュエリー

 当初、ウメノレイメイの逃げかと思ったが、枠差を利してダイメイジュエリーが意表を突く逃げを敢行。2番手にリュウノキングダムがつけ、その外にウメノレイメイ。4番手インにゴールドマイン、5番手ポアントゥブルボン。その直後にジョウテンロマン。

 1コーナーでダイメイジュエリーは後続に2、3馬身差をつけ3コーナーでは5馬身以上リード。直線に入ってもスピードは衰えず、そのまま押し切って3馬身差。3歳牝馬・あやめ賞以来、久々の勝利をモノにした。最大勝因は言うまでもなく思い切った逃げの手に出たこと。担当者の阿部厩務員に聞いたところ「前走(ダービーグランプリ)から調子が上がっていた」そうで、逃げの手を薦めたのも阿部厩務員だった。

 ダイメイジュエリーは昨年、北海道1勝から転入。牡馬相手の寒菊賞を含めて4戦4勝でシーズンを終了。今季飛躍を期待された1頭だったが、あやめ賞以降は精彩を欠きっぱなし。元々、気性面で課題を抱えていたが、馬体の張りもなくずっとスランプを続けていた。

 ちなみに白嶺賞は過去10年、逃げの手に出た馬が6勝2着2回。昨年もトキワノマツカゼも意表を突く逃げからそのまま押し切ったが、それを再現するかのようにダイメイジュエリーがスイスイ逃げ切りを果たした。次走予定は桐花賞をスキップしてトウケイニセイ記念。

 2着マヨノエンゼルは道中、中団インを追走し、直線は大外に進路を選んで鋭く伸びてきた。こちらもシーズンずっとスランプから脱出できず3着2回が最高。自己の戦いに終始していたが、暮になって豪脚が復活。桐花賞ではファンの根強い支持を集めてロックハンドスターに次いで2位で選出された。これで桐花賞でも目が離せなくなった。

 1番人気ゴールドマインは4番手インの経済コースを進み、3コーナーからスパート。マークはリュウノキングダムだったようだが、手応えがひと息。そこで前にターゲットを替えたが、時すでに遅し。3着止まりに終わった。

 3番人気ジョウテンロマンは後方7番手を追走。ゴールドマインと同様、3コーナー手前からスパートをかけたが、3着ゴールドマインとは5馬身差の4着にとどまった。

 2番人気リュウノキングダムはダイメイジュエリーから離れた2番手を追走。絶好ポジションをキープしたかに見えたが、3コーナーで手応えが怪しくなって直線で失速。栗駒賞を直線の競り合いを制して逃げ切ったが、その反動もあったか。

★勝利騎手コメント/高松亮騎手
「追うと頭を上げて反発するタイプなので思い切って逃げてリードを採る戦法を指示されました。道中の手応えも上々でしたが、まさかあんなに離して勝つなんて思ってもいなかった。馬の力と厩務員さんの仕上げのお陰で勝つことができました」

| 次走へのメモ | 11:06 | trackbacks:0 | TOP↑

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今年いっぱいで勇退する 城地藤男調教師に聞く

 スイフトセイダイ、テットテンプーとサラブレッド、アラブの怪物を誕生させた城地藤男調教師が定年を迎え、12月31日をもって勇退する。
 城地調教師は北海道三石町(現在は日高郡新ひだか町)で生まれ、中学校卒業後、花巻で名家畜商(博労=ばくろう)として名を馳せた岸根蔵ノ助氏に弟子入り。1974年に調教師免許を取得し、数々の名馬を誕生させてきた。
 そこで今回はご勇退を控えた城地藤男調教師に話を聞いてみた。

城地藤男調教師
白神賞の口取りにて・左端が城地藤男調教師





今年5月で満70歳となりましたが、そんな年には見えない肌つやです
 若い頃、花巻から盛岡の黄金競馬場まで競走馬を何十回と引いて連れて行きましたからね。夜通しで6時間から6時間半。足腰はその時に鍛えられました。それに今でも毎日、プールにかよって健康管理には怠りありません。

12月31日でご勇退しますが、今後の予定をお聞かせください
 盛岡近郊(滝沢村一本木)に自分の牧場がありますから、競馬場と牧場の行き来になるでしょう。あとは馬主申請をする予定。岩手競馬が元気になるため、いい馬をどんどん見つけたいと思っています。

城地調教師と言えばスイフトセイダイ、テットテンプーの怪物2頭がまず頭に浮かびます
 2頭とも1歳時から目をつけていました。スイフトセイダイは体が半端ではなく大きい馬でしたが、爪が悪くて苦労しました。それでもハード調教に耐えてくれてダービーグランプリを優勝したときは最高に嬉しかった。それまでずっと南関東にやられていましたから、岩手ホースマンの夢でしたからね。

ところが、その年に限って南関東の参戦がなかった。それで一旦、南関東の福永二三雄厩舎へ移籍して東京大賞典に挑戦しました
 でしたね。あの当時、岩手在籍のままでは出走できなかったので、いろいろと策を練った結果、担当厩務員といっしょに転厩させました。スイフトセイダイは非常に気難しい馬だったので歌住(厩務員)しか御すことができなかった。気が向かなければ馬場入れに30分以上もかかったことがありました。でもロジータは本当に強かった。絶対、適わないと思った馬はロジータとカミノクレッセ(ブリーダーズゴールドカップ)の2頭でした。

当時は交流レースがほとんどなかった時代。全国行脚も大変だったと思います
 スイフトセイダイに何とか大きな勲章を取らしてやりたかった。その思いだけでしたね。オールカマーでも初の芝挑戦でしたが、5着に頑張ってくれた。今の時代に現役だったらどうだったんでしょうね。

テットテンプーも強烈な馬でした
 デビュー前はひ弱な馬でしたが、どんどん成長していきました。最初、厩舎に来たときは450キロぐらいでしたが、ピーク時には500キロを優に超えるまでになりました。この馬も脚元に不安があって全日本アラブ大賞典に駒を進めることができなかった。悔いが残るとしたらそれだけです。

岩手がアラブ全盛時、各地から強豪を連れてきました
 マスホウザン、ラビットスター、テルステイツ・・・。アラブは牝系がしっかりしていれば大抵が走る。ライジングトウザイ(東北アラブダービー、紫桐杯ほか)も思い出深い1頭でした。

調教師免許を取得したのが1974年。これまで通算1363勝をあげています(12月13日時点)
 岸根さんのところに世話になった後、遠藤陸夫厩舎で2年、厩務員に従事して調教師試験に合格しました。2年で調教師免許取得は前例がなかった。その後、最低10年の厩務員経験が必要だと岩手競馬の制度が変わりましたが、合格したとき試験官の若槻さんから“恥を欠かせないよう頑張ってくれよ”って言われ、がむしゃらに頑張りましたね。

調教師生活も残りわずかになりました
 これからまだまだやりたいことが一杯ある。ですから引退間近の実感がまったくないんですよ。跡継ぎ(城地俊光調教師)が一時、重病になりましたが、周囲の協力があって何とか退院、仕事復帰ができた。これから息子といっしょに岩手競馬を盛り上げていきたいと思っています。

| 話題の人に聞く | 18:01 | trackbacks:0 | TOP↑

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次走へのメモ/寒菊賞

寒菊賞

 大外からグランプリボーイが2馬身ほどリードして逃げ、2番手シーグランディ。その外にリュウノマッハ、4番手インにトーホクスピリット。セリトスガッテンは中団外目を追走する。
 3コーナー手前、まずセリトスガッテンがスパートをかけて先陣に接近。前ではシーグランディグランプリボーイとの差を詰め、外から馬体を併せ、内からトーホクスピリットも遅れずスパート。
 4コーナーでは内グランプリボーイ、中シーグランディ、外セリトスガッテンと3頭が横一線。しかしシーグランディは余力十分。ラスト100mで先頭に立ち、徐々に後続を突き放してゴール。単勝1.2倍の圧倒的な1番人気に応え、2着セリトスガッテンに2馬身半差つけてゴール。

 シーグランディはデビューから新馬、若鮎賞と芝で2連勝。重賞・ジュニアグランプリでは太め残りもあって3着に終わったが、続いてJRA福島へ連続挑戦。
 きんもくせい特別では手探り状態の印象もあり、後方イン2番手を追走。直線でもインを突こうとしたが、前が壁になって外へ進路を変更。そこからの伸びがすばらしくメンバー最速の上がりを披露。前半で置かれた分で5着止まりだったが、大外を鋭く強襲。これでJRAでも通用のメドが立った。

 続いて福島2歳ステークスへ駒を進め、芝1700m→芝1200mへ短縮されたが、先陣につけ直線でスパートをかけて一旦先頭。最後は内と外から交わされて3着だったが、2着馬が降着。繰り上がりで2着入線を果たした。
 今回、寒菊賞を選んだのはダート適性を試すため。これまで芝1本でローテーションを組み、ダート戦はこれが初めて。菅原勲騎手もそのあたりを意識して騎乗し2番手を追走。直線で満を持してスパートをかけ、後続をジワジワと突き放す。JRAで上位争いを演じてきた貫禄を見せつけた。
 次走は今のところ白紙。ひとまず地元重賞・金杯は見送るそうでターゲットはJRA。順調に乗り込みができることを前提に、1月の中山を使ってみたいとのこと。

 2着セリトスガッテンは11月29日、プリンセスカップを快勝し待望の特別制覇。勢いを駆って連闘で寒菊賞へ挑戦。結果的に前の2頭で決着し、先行競馬だったにもかかわらず今回もロングスパートをかけて2着。過去2勝はいずれも牝馬限定戦だったが、これで牡馬相手にも通用することを証明した。

 3着グランプリボーイは前走と同様、逃げの手に出てマイペースに持ち込む。3コーナー過ぎにシーグランディに馬体を併せられて鞍上・山本政聡騎手の手が動き、直線半ばでセリトスガッテンにも交わされながら、再びインから差し返す。最後はクビ差3着に敗れたが、なかなかの根性を見せてくれた。今年の2歳レベルが高いのはグランプリボーイの粘りでも明らか。

 4着トーホクスピリットは終始4番手インを追走して手応えも上々。ペースが上がった3コーナーでも脚色は衰えなかったが、直線に向いて前がふさがる不利。これが痛かった。仮に不利がなかったら2着を確保できたかもしれない。

★勝利騎手コメント/菅原勲騎手
「今回は能力の違いで勝った。ダートは下手ではないが、こなす程度。芝のときのようなグッと伸びる感じがないので、現状は芝がベストでしょう」

| 次走へのメモ | 17:51 | trackbacks:0 | TOP↑

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LJS名古屋ラウンド優勝! 皆川麻由美騎手に聞く

 地方競馬の看板レースの一つ レディースジョッキーズシリーズ2010。第2ラウンド・名古屋開催が12月1日に行われた。
 我らが皆川麻由美騎手は第1ラウンド・金沢決戦で3、8着。第1戦は5番人気シュウザンモモに騎乗し向正面で一旦、最後方まで下がりながら直線で盛り返して3着。第2戦は最低9番人気のトウショウメビウスに騎乗して8着。お手馬に恵まれず総合6位に甘んじた。

 しかし第2ラウンド・名古屋で“お祭り女”マンナ(皆川騎手の愛称)の本領を発揮。第3戦こそ6番人気テラモドリーミで5着にとどまったが、第4戦では6番人気の低評価を覆し、サンキンカミカゼで見事な逃げ切りを決めて快勝。堂々、名古屋ラウンドを優勝した。
 残すのは12月16日、第3ラウンド・荒尾のみ(第5、6戦)。現在、トップを走っているのは57ポイントで高知・別府真衣騎手。2位が福山・池本徳子騎手48ポイント。皆川騎手は1ポイント差の47ポイントで3位につけている。以下、平山真希騎手46ポイント、名古屋・山本茜騎手44ポイントで5位と2位以下が僅差で続いている。

 第2ラウンド終了時で別府騎手と皆川騎手の差は10ポイントだが、1着20ポイント、2着は15ポイントを稼ぐことができ、逆転優勝の可能性は十分ある。
 そこで今回は第2ラウンドを終えた皆川麻由美騎手に話を聞いてみた。



第4戦で見事な逃げ切りを決めました
 第3戦テラモドリーミ、第4戦のサンキンカミカゼとも高松亮騎手が名古屋遠征で騎乗したことがあったので、アドバイスをもらいました。サンキンカミカゼは逃げた方がいいタイプなんだそうです。それに担当厩務員さんからも逃げてくれと言われ、絶対にハナに立とうと決めました。内にいた(山本)茜の馬(ゴールドロザリー)も先手を主張しましたが、譲る気はなかった。それでスンナリ先行できたのが一番の勝因だったと思います。

最後は2馬身差の完勝でした
 マイペースで逃げれましたし、4コーナーで息を入れることができたのが良かったんでしょうね。ゴール近くでバタバタになっていましたが、後ろが離れていたので大丈夫だなと。自分でも最高の競馬ができたと思います。会心の一撃ですね。スタンドから“止まれ!”っていう声が聞こえましたが、“止まんねぇよ。悪いけど勝っちゃうよ”と心の中で返しました(笑)。

確かに余裕を残してゴールでした
 一昨年、高知で買った時より余裕がありました。道中の手応えが良かったし、直線を向いてもまだおつりがあった。結構、冷静に乗れていましたね。

また表彰式で派手なパフォーマンスを見せたと聞きました
 自分では気づかなかったけど、ふじポンが井上オークスさんから送ってもらった写メを見たら、完全に“ロッキー”ポーズでした。足をガバッと開いて両手をあげてましたね(笑)。

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レディースには欠かせないキャラクター。祭り女の真骨頂です
 女同士の戦いの内幕はかなりし烈ですが、華やかなとことが好きですからね。みんな応援してくれますし、場を明るくするのが自分の役割だと思っています。でもレースが終われば仲がいいですよ。

どんな騎手と仲がいいんですか
 いっしょに食事したりするのは別府騎手と森井(美香)騎手。森井騎手は今回、怪我で出場できなくて残念です。(宮下)瞳姉さんから韓国の話を聞きました。韓国で騎乗してさらに競馬が楽しくなったそうです。何度か延長していますが、1月一杯で終わり。今、申請を出しているそうですが、ずっと(韓国に)いたいって言っていました。それを聞いて自分も韓国で乗ってみたいなってマジで思いました。

今年4月、落馬して大怪我をしましたが・・・
 最初、頚椎(けいつい)損傷かと思っていたら腰の痛みがなかなか引けない。それで精密検査を受けたら腰を圧迫骨折していた。2ヶ月ぐらいギプスをつける生活でした。4ヶ月も休んだのは初めて。ですが、当初は10月ぐらいかなと思っていたら9月に復帰できた。考えていた以上に早く復帰できました。

後遺症が心配です
 攻め馬のときはつらいですね。生まれて初めて腰痛持ちになってしまいました。(菅原)勳さんの大変さを身にしみて感じています。競馬はレースに集中していますし、一瞬ですから影響はありません。

レディースに合わせたかのような感じです(笑)
 競馬でまた乗れて本当に良かった。今はゲート内が楽しみ。ワクワクする感じです。あとは一日でも早く岩手で1勝を飾りたい。

期待しています。そして16日、最終ラウンド・荒尾決戦が控えています
 第1ラウンドが6位、第2ラウンドで3位まで盛り返した。6、3とくれば次は1位しかない。今年がラストチャンスだと思って是非、優勝したい。

荒尾は第二のホームコースと言ってもいいですよね。地元の岩永千明騎手を除くと、皆川騎手が荒尾で一番騎乗経験があるはずです
 逃げ、差し両方とも決まる競馬場ですよね。まだ攻略し切っていないけど、走り慣れたコースなので一発決めたい。

もし優勝した際には、また派手なパフォーマンスを期待しています
 任せてください!。

(写真/井上オークス)

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地方競馬通算4000勝を達成した菅原 勲騎手に聞く

 菅原勲騎手が11月29日・第11レースにおいてスズモンスター号で優勝し、地方競馬通算4000勝を達成した。地方競馬史上6人目、現役4人目。もちろん岩手競馬では前人未到の偉業となった。

 岩手競馬の場合、関東以西の競馬場に比較して大きなハンデがある。現在、通年開催ではなく冬休みが約2ヶ月。菅原勲騎手がデビューした当時は年間100日程度の開催で、長いときは4ヶ月間のブランクがあった。今でこそ年間130日だが、それでも週末3日間だけの競馬。

 菅原勲騎手は1981年10月デビューだから、ちょうど今年で30年目に突入。単純計算で考えれば年間133勝ペース。仮に通年で南関東のように週5日間の開催だったら、どれほどの数字になったか。しかもJRAと土、日の開催がかぶるため、JRAへ挑戦した場合には地元騎乗は当然なくなる。

 ここ3年は冬期間に限って短期所属替えで南関東で騎乗。その数字も加算できたのも4000勝達成を早めたが、通算勝率22.5%には驚くばかり。4回に一度近くは勝利をモノにしていることになる。まさに岩手競馬、いや地方競馬の宝だと断言して差し支えないだろう。

 そこで今回のテシオ特集は4000勝を達成した菅原勲騎手にインタビューをお願いした。



地方競馬4000勝、達成おめでとうございます
 そこまで現役を続けてきたこと自体が驚きです(笑)。昔は2000勝が目標でした。プロ野球は2000本安打、投手では200勝が名球会入りの条件。それと同じ感覚ですね。当時、岩手競馬で2000勝は誰もいなかったので自分が最初に達成しようと頑張りました。

よくジョッキーに聞くと1000勝が大きな目標と言います
 区切りとすればそうですが、1000勝は長くやっていればいずれ達成できる数字。その意味でも2000勝にはこだわっていました。

先日のダービーグランプリでロックハンドスターが見事優勝。その帰りにファンが“菅原勲は何か持っている”と語っていたのが印象的でした
 何か持っているとすれば借金ぐらい(笑)。復活したダービーグランプリを地元馬で優勝できて自分自身も久々に嬉しかった。ガッツポーズしたのも久々でした。南関東勢も強そうでしたが、ロックハンドスターでもしかしたら勝てるんじゃないか。ファンがそんな期待を抱いて応援に来てくれて、実際に勝つことができた。やはり地元の馬が元気じゃないと盛り上がらないですからね。

岩手放送、IBCもずっとロックハンドスターを追いかけていました
 ありがたいことです。わざわざ東京まで取材に来てくれても負け続けていましたからね。でもここ一番で勝てた。古馬挑戦でサクラマジェスティの2着に敗れましたが、もうひと段階強くなったと思った。遠征経験が生きたんでしょうし、ダービーグランプリにもつながったと思います。

みんなが期待する中、ここ一番で勝つから「何か持っている」と言われると思います
 これも経験でしょう。そういうレースで勝つと自信が持てるようになりますし、今回も様々な経験が生きたと思います。

岩手は通年ではないですし、週3日間の開催。JRAとも開催がかぶりますから、挑戦した日は地元での騎乗がなくなります。そのようなハンデがありながら4000勝の勝ち星は本当にすごいことです
 与えられた中でいいレースをするよう心がけた結果でしょうね。ですが、これはみんなの協力、応援があったからこその数字です。

というと・・・
 騎手はある意味でいいところ取り。勝てば脚光も浴びますし、誉められもする。ですが、そのレースに臨む過程が一番大事。調教で騎乗して担当厩務員、調教師とああだこうだと相談しながら仕上げて実際、レースでも勝てると最高です。天才ジョッキーはテン乗りでも勝つし、どこでも勝つ。自分はそのようなタイプではない。特に地方の場合、数少ない中で上を目指さないといけない。メイセイオペラが一番の例でしょう。やっている人の思いが通じるんでしょうね。

改めて聞きますが、ジョッキーになって良かったですか
 性分としても合っていたんでしょう。それと競馬、馬が好きなんだと思います。

最後に今回の4000勝について
 単なる数字だけではなくGIも勝って中身が伴っている。それが誇りです。

| 話題の人に聞く | 18:59 | trackbacks:0 | TOP↑

2010年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年01月

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