2011年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年11月

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競馬の祭典 JBC展望

JBCスプリント
大井・右ダ1200m

◆出走予定馬◆
◎JRA所属馬
オーロマイスター 美浦
サマーウインド  栗東
スーニ      栗東
セイクリムズン  栗東
セレスハント   栗東
ダッシャーゴーゴー栗東

◎地方所属馬 
パフォーマンス 北海道
テイエムカゲムシャ船橋
ナイキマドリード 船橋
ジーエスライカー 大井
ブリーズフレイバー大井
ラブミーチャン  笠松
ニシノコンサフォス名古屋
ポートジェネラル 高知
テンジンミナトオー大井
ダイワメンフィス 高知

▼JBCスプリント展望
 サマーウインドの連覇なるかが焦点。昨年は圧倒的な強さを見せたサマーウインドだが、今年は3月の高松宮記念(芝1200m、14着)以来の実戦。体調、仕上り具合いが気になるところ。
 東京盃イン強襲で見事な差し切り勝ちのスーニは、交流重賞連勝と急上昇。6月さきたま杯あたりから復調し始め、『引っかかるくらいの行きっぷりが本来の姿』という言葉通り、8月佐賀で行われたサマーチャンピオンをレコード勝ち。昨年で勝負付けが済んだとは言わせたくないはず。川田将雅騎手がダッシャーゴーゴーではなく、スーニを選んだのも心強い。
 地方所属では、何と言ってもラブミーチャン。東京盃は520キロで登場。直前の追い切りをしっかりこなしての馬体増は、体調面の充実ぶりを現わしている。レースで2着したように、平坦コースでは粘りが違う。ピークの今なら勝利も夢ではない。





JBCクラシック
大井・右ダ2000m

◆出走予定馬◆
◎JRA所属馬
シビルウォー   美浦
スマートファルコン栗東
トランセンド   栗東
フィールドルージュ栗東
        
◎地方所属馬 
テラザクラウド  大井
ボンネビルレコード大井
サイレントスタメン川崎
コロニアルペガサス笠松
タガノサイクロン 園田
アプローチアゲン 高知
グランシュヴァリエ高知
スウィングベル  高知

▼JBCクラシック展望 
 フリオーソ、エスポワールシチーの回避によって、スマートファルコンとトランセンドの一騎打ちムードが高まった。
 ちょうど一年前の同じレースからスマートファルコンの『逃亡』が始まり、重賞5連勝。帝王賞以来、約3ヵ月ぶりの日本テレビ盃もいつも通りの逃げ圧勝。ゴール前動きが鈍ったようにみえたが、武豊騎手は「予定通りのレース」と語った。
 時を同じくして昨年暮れから本格化したのがトランセンド。こちらも逃げで開眼しJCダート、フェブラリーSを快勝。今年3月のドバイワールドCで逃げ粘り2着。
 そして、10月10日東京競馬場で行われたマイルCS南部杯。久しぶりのため行きっぷりが悪く、追い出してからの反応もひと息。それでも、編集長・松尾康司曰く「日本ダート史に残る名勝負」の主役となった。
 昨年の日本テレビ盃以来の直接対決となるJBCクラシック。主戦場は違えど、どちらも砂の王者として充実の時期を迎え、最大の目標が来年のドバイワールドC制覇。世界基準以上の競馬が楽しめるのは間違いない。

文/佐藤公亮

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先週のレース回顧

10月24日
第43回不来方賞
3歳 盛岡ダ2000m


 大外からモエレシリアスが、アンダースポットの機先を制してハナを主張。単勝1・4倍の圧倒的な1番人気に支持されたカミノヌヴォーは掛かるのをなだめながら、2番手を追走。3番手外にシーグランディ、内に折り合いを欠きながらアンダースポット。
 続いてヤマトスバル、その内にガッテンモントレーがつけ、以下はリュウノキャンドル、スパルタン、シュクモモコ、ニシノエックス、シャトーフジ、最後方コアレスバトラー。
 前半3ハロン38秒1で平均ペースだったが、1コーナー過ぎからモエレシリアスがペースダウン。再び流れが速くなったのはラスト800mから。3ハロン標識でカミノヌヴォーが馬なりで交わして早くも先頭。連れて各馬もスパートをかけ中団にいたガッテンモントレーが外から一気にマクリに出た。
 4コーナーを回ってカミノヌヴォーは後続に5馬身ほどリードを保ち、直線を向いても後続の差が詰まらない。結果、2着ガッテンモントレーに4馬身差をつけ、余裕でゴールに入った。3着には7番人気の低評価を覆してニシノエックス。

2011不来方賞 カミノヌヴォー

 カミノヌヴォーは岩手デビューで6戦5勝。唯一の2着は若駒賞で優勝はベストマイヒーロー。その後、南関東へ移籍し凡走の連続だったが、今年8月以降に2勝をマーク。10月9日の再転入初戦の古馬A級戦で2着に1秒8の大差をつけ、周囲の度肝を抜いて今回の不来方賞へ臨んだ。

「今後の予定はオーナーと相談の上で決めるが、自分としては王道を歩ませてみたい」と開業1年目で重賞制覇を果たした千葉幸喜調教師。
 王道とは昨年復活した全国交流・ダービーグランプリ。仮に出走すれば地元の期待を一身に集めることになる。
 カミノヌヴォーは父がカミノサイレンス(その父サンデーサイレンス)で母はノーザンテースト産駒カミノテースト。その馬名どおり、オーナーの宇賀神英子さんの夢が託された配合。今回の不来方賞優勝は夢が実を結んだ瞬間でもあった。



勝利騎手コメント
阿部英俊騎手

前回はテンションが上がりっ放しだったが、今回は返し馬でも落ち着いていた。初の2000mなので道中は折り合いだけを気をつけた。2歳時にも騎乗経験があるが、当時に比べて丈夫になったし、力強さが全然違った。このまま成長を続けていってほしいですね。自分自身、初めて不来方賞を優勝したのでとてもうれしい。

2着・ガッテンモントレー
高松亮騎手

位置取りがちょっと後ろ過ぎたかも。内にいた馬をもう少しうまくさばきたかった。前半は脚を貯めていきましたが、いい末脚を使います。

3着・ニシノエックス
山本政聡騎手

3、4コーナーの手応えが良かったので掲示板に載るかなと思ったが、こんなにいい脚で伸びてビックリしました。

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先週のレース回顧

10月23日
第1回OROターフスプリント
OP 盛岡芝1000m


 ディスパーロがハナを主張し、2番手に1番人気ディーエスファジー。ラブミープラチナは好ダッシュを決め3番手につけたが、手綱を抑えてダイメイジュエリー、ビュレットライナーを先に行かせる。
 以下、アルマダ、ゲンパチオブラヴ、2番人気リリーレインボー、リュウノツバサ。ポツンと離れてリュウノオパールが最後方。
 4コーナーまでほぼ隊列は変わらず、馬なりで追走していたディーエスファジーがスパート。ラスト200mでディスパーロを交わして先頭に立ったが、馬群を割って抜け出してきたラブミープラチナがゴール前で捕らえて優勝。板垣厩舎に初重賞をプレゼントし、また自身も初のタイトルを獲得した。

2011OROターフスプリント ラブミープラチナ

 ラブミープラチナは北海道1勝から南関東を経て今年転入。2戦目から芝に路線変更したのがズバリ。隠れていた才能が開花し、オープン・桂樹杯0秒1差4着、交流重賞・OROカップでは見せ場を作って0秒2差4着に健闘した。
 前走・神無月賞はディーエスファジーの0秒3差2着と完敗したが、初の芝1000mにとまどった印象で、2度目の今回は一気に突き抜けた。盛岡芝で水を得た魚のように大活躍するラブミープラチナ。3歳牝馬とまだまだ伸びシロがあり、今後も非常に楽しみ。



勝利騎手コメント
斎藤雄一騎手

外目の枠に入りましたが、前に壁を作ってほしいとの指示でしたので、予定どおりの位置取り。テン乗りでしたが、非常に乗りやすい馬。4コーナーを回っても手応えが抜群でしたからこれなら大丈夫だと思いました。

2着・ディーエスファジー
小林俊彦騎手

よく頑張ったと思う。今回は勝った馬を誉めるべきでしょうね。

3着・ダイメイジュエリー
高松亮騎手

出遅れたため3コーナーで脚を使ったのが痛かった。もう少し前で競馬がしたかった。

4着・リリーレインボー
菅原勲騎手

道中の手応えは悪くなかったが、4コーナーからの伸びがもう一つ。芝が合わない訳ではなさそうなので、今回は経験の差でしょう。

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テシオ特集 第43回不来方賞 カミノヌヴォー=千葉幸喜調教師に聞く

 今年で43回目を迎える伝統の3歳重賞「不来方賞」。何度となく記してきたが、古馬はみちのく大賞典、2歳馬は南部駒賞。そして3歳馬はこの不来方賞。いかに時代が変わり、グレード制が導入され交流の時代になっても地位は不変だ。
 それは歴史を振り返っても一目瞭然。カネハツユキ、タガワキング、タガワリュウオー、スーパーライジン、カウンテスアップ、トウケイフリート、スイフトセイダイ、サンドリーズン、モリユウプリンス、ブラッククロス……。
 もちろんメイセイオペラも勝っている。トニージェント、バンケーティング、そして昨年はロックハンドスターが優勝。紙面の都合上、途中を端折ってしまったが、以上の名前を連ねるだけでも不来方賞の偉大さがご理解いただけると思う。
 
 今年の主役は岩手ダービー・ダイヤモンドカップを圧勝したベストマイヒーローだったが、脚部不安のため無念のリタイア。一転して混戦ムードが漂ったが、超ど級の大物が出現した。昨年まで岩手在籍したカミノヌヴォーが再転入。いきなり古馬A級相手でどうか半信半疑のところがあったが、盛岡ダート1600m1分38秒0のタイムで圧勝。周囲の度肝を抜いた。管理する千葉幸喜調教師に聞いた。



―再転入初戦の強さにはビックリしました。
2走前、南関東のC1一組を勝っていましたから、ソコソコやれるだろうと踏んでいましたが、あまりにもインパクトが強すぎましたね。私自身も勝ちっぷりのすごさに驚きました。

―破壊力満点でした。
好位を取るため最初、追っていったら掛かっていった。これで直線を向いて大丈夫かなと思ったら、さらに加速して圧勝した。気分良く走ると本当に強いですね。

―実際、2歳時に岩手所属馬で負けたのはベストマイヒーローが優勝した若駒賞2着だけ。6戦5勝2着1回の成績で南関東へ移籍しました。
おそらく層の厚い南関東で揉まれたこともいい経験になったんでしょうね。向こうのレースはテンが速く、道中で息を抜くことができない。成績が安定しなかったのはそれも理由だと思います。ところで枠順はどのあたりですか。

―今のところ8番枠です(10月21日時)。
真ん中より外枠を希望していたのでいい枠順です。激しい気性ですし、ゲートも悪い。その意味で8番は理想的。実際、前走も同じ8番で勝っていますしね。

―再転入戦のパフォーマンスが強烈でしたから、人気も集中します。
あの内容なら1番人気になるでしょう。プレッシャーを感じない訳ではありませんが、力まず普通どおりの競馬ができることを期待しています。
 

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OROターフスプリントへの道

 盛岡芝1000m路線は、ここ2年はウメノレイメイが短距離適性を発揮して大活躍。彼が不在となった今季、新設されたのが『OROターフスプリント』。初代王者の座は誰が射止めるのか?


▼7月9日
 FM岩手杯・B1級

ビュレットライナー
 出走メンバーで盛芝1000mを経験したことがあったのは、ビュレットライナーとナイトストーカーズ。しかし、両馬とも直前までの不振と格上挑戦の不安を抱えており、結局1番人気は芝千七で好走したアドマイヤホームが獲得。
 蓋を開けてみれば、ビュレットライナーが持ち時計並に走り、道中6番手から差し切り勝ち。前年ウメノレイメイの2着馬が、鮮やかな復活劇で大接戦をものにした。

▼7月23日
 姫神賞・B2級

リュウノヒーロー
 ここの中心は盛岡芝の経験豊富なリュウノヒーロー。1000m戦への対応が不安視されたが、それは杞憂だった。今季盛芝1000mの最高タイムで優勝。2着ナイトストーカーズもFM岩手杯で高評価を得たスピードで2着に粘り込んだ。

▼9月17日
 ハーベストC・B1級

ディーエスファジー
 笠松から遠征のシンワツヨシが脚質、血統から1番人気に推されるも、勝ったのはやはり条件を経験していたディーエスファジー。直線でビュレットライナーに並びかけてG前差し切り勝ち。時計も実は優秀なもの。

▼10月2日
 神無月賞・B2級

 ここでの1番人気はOROカップ4着のラブミープラチナ。レースは道中4番手で折り合ったディーエスファジーが、逃げたラブミープラチナに2馬身差をつけて完勝。適性と経験を生かした競馬を見せてくれた。


10月9日の区界賞・C1級を含め、5戦で明らかになったのは、『適性と経験』の重要性。そして、逃げ切りや追い込みでは勝ち切るまでにいたらないこと。シーズン後半に台頭したディーエスファジー、走破時計は平凡に思えるが、馬場差を考慮するとシーズントップ、2位タイの時計を記録。適性と経験、脚質そして充実度から、ディーエスファジーが初代王者に輝く!
 
文/佐藤公亮

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先週のレース回顧

10月17日
第31回若駒賞
2歳・盛岡ダ1600m


 戦前の予想どおりアスペクトが逃げ、2番手エスプレッソ、その外にワタリドラゴン。4番手インにリアルサンボーイ、外にマーライオンパークがつける。
 前半3ハロンが37秒4。例年の若駒賞ならハイペースだが、アスペクトにはこれでマイペースの逃げ。参考までにスタートからのハロンタイムは13秒2-12秒0-12秒2-12秒3-12秒6-11秒9-11秒5-13秒1。上がり3ハロン36秒5は2歳では驚異的タイム。昨年、ベストマイヒーローがマークした若駒賞レコード1分39秒4を大幅に更新した。

 勝負どころの3コーナーからエスプレッソがスパート。ワタリドラゴンはそこで一杯となって失速したが、逃げるアスペクトが再加速。直線を向くと後続を突き放す一方で2着に10馬身の大差をつけて圧勝した。

2011若駒賞アスペクト

 アスペクトは岩手の名牝アプローズフラワーを母に持ち、父はダートで数々の強豪を輩出するティンバーカントリー。体型的に脚長に見えるタイプで、今後さらに成長する可能性が高い。それは「道中、物見をしながら走っている」(山本政聡騎手)のコメントでも裏付けられている。
 次走予定は南部駒賞と櫻田浩三調教師。また水沢開催に伴い、金杯も復活。ベストマイヒーローに続く2歳三冠の期待がかかる。
 なおエスプレッソは北海道との交流特別「知床賞」へと向かう予定だ。



勝利騎手コメント
山本政聡騎手

競りかける馬がいないと思っていたので逃げの手は予定どおり。自分の競馬をすることだけを心がけました。エスプレッソは反応のいい馬で切れは向こうの方が上。それで早めに動きました。今回は騎乗2度目。ビギナーズCのときは力が入りすぎていたが、今日はリラックスして走っていました。本当にすばらしいスピードです。

2着・エスプレッソ
斎藤雄一騎手

アスペクトを負かしに行った分だけ離されてしまった。改めて強い馬だと思いました。

3着・リアルサンボーイ
菅原勲騎手

前回に比べて大分、状態が良くなっていた。これなら今後に期待が持てそうです。

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若駒賞出走アスペクト、エスプレッソ 櫻田浩三調教師に聞く

アスペクト


エスプレッソ  今シーズン2歳ダート第一弾の重賞「第31回若駒賞」。開幕当初、東日本大震災の影響により、年明けの『金杯』は休止予定だったが、水沢競馬が12月10日から再開。これに伴い、2歳ダートの王道が復活。若駒賞、南部駒賞、金杯の2 歳3重賞が行われる。 注目の若駒賞に芝路線で3連勝を飾り、芝重賞テシオ杯ジュニアグランプリを制したワタリドラゴン、デビュー戦を期待に違わぬ強さで快勝リアルサンボーイなどが出走するが、注目はやはり盛岡ダート無敗のアスペクト、エスプレッソ 。管理する櫻田浩三調教師に話を聞いた。




―まずはゴールドマインが東京遠征、南部杯お疲れ様でした。
ロックハンドスターがあんなことになって残念でなりません。ゴールドマインは東京競馬場に近くなってからイレ込みが激しくなった。その後もテンションが上がりっ放しで、レース前に終わってしまった感じでした。

―アスペクト、エスプレッソが対決します。
札幌で一度対決していますが、両馬とも1000mの速い流れにとまどいました。今度は走り慣れた盛岡ですからね。正直、私自身もどちらが強いのか戦ってみないと分からないんですよ。

―2頭ともダート1600mは初めてです。
距離が延びた方がいいのはエスプレッソでしょう。ですが、アスペクトも1600mなら十分こなせると思っています。

―アスペクトの母親アプローズフラワー、エスプレッソの母パラダイスフラワーとも管理馬でした。
アスペクトは母親と同じ栗毛。兄アテストの方が体は立派でしたが、柔らかさはこちらがずっと上。母のすばらしいスピードを受け継ぎました。エスプレッソはエーデルワイス賞を優勝したパラダイスフラワーの初仔。毛色、体つきは母よ りも父親ディクタットに似ていると思います。

―若駒賞、好メンバーがそろいました。
ワタリドラゴンの成長力がすばらしい。今ならダートも問題なさそうですし、ほかの面々も粒ぞろい。ですが、2頭ともダート適性の高い馬ですから、好レースを期待しています。


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10月10日(月祝) 『第24回南部杯』報告 その2

 10日、東京競馬場の入場人員59475人。前日9日の毎日王冠が49617人、今年2月20日に行われたフェブラリーSが53584人。
 当日は「岩手競馬を支援する日」と銘打たれ、入場無料も大きかったと思うが、それ以上に南部杯への関心度の高さと見て間違いないだろう。
 それだけの豪華なメンバーが顔をそろえた。ダートグレード5勝(うちGⅠ3勝)。3月、ドバイワールドCでヴィクトワールピサの僅差2着トランセンド、一昨年の南部杯を制したほか、GⅠ4勝エスポワールシチー。昨年の南部杯レコード優勝オーロマイスターなど出走15頭中9頭までがグレードウィナー。ファンはJpnⅠではなく、完全にGⅠと認知した。

 レースも壮絶な戦いとなった。エスポワールシチーが果敢に逃げ、2番手トランセンド。その直後外にダノンカモン。
 前半3ハロンが34秒3。エスポワールシチーは明らかに超ハイペースの逃げだったが、直線を向いて一度後続を突き放す。ラスト200mまでは2馬身ほどあったが、中トランセンド、外ダノンカモンが一完歩ごとに差を詰める。まさに手に汗を握るデッドヒート。ダノンカモンがトランセンドを一旦交わしたところ、そこからトランセンドが驚異の根性を発揮。内で粘るエスポワールシチーを交わし、ダノンカモンを差し返し、さらには大外を強襲したシルクフォーチュンも封じて勝利をもぎ取った。
 上がり3ハロンが37秒0。JRAではほとんど歩いている感じのタイムだが、体力を使い果たし、死力を尽くした上、最後は気力の勝負。さすがドバイWC2着の底力はケタが違った。
 トランセンドがドバイ以来、半年ぶりでレース勘が戻っていなかったのは否定できないが、間違いなく日本ダート史に残る名勝負と断言していいだろう。
 南部杯の歴史にトランセンドの名前が刻まれたことを光栄に思う。

 東京競馬場101投票所が岩手競馬の発売所だが、朝から多くのファンが訪れていた。「心ひとつに」メンバーも参加下さり、岩手競馬を盛り上げてくれた。
 佳境に達したのは南部杯が終わった頃から。当日の岩手競馬メイン「絆カップ」の展望。さらにはJRA最終レース終了後にさらに多くのファンが集まり、まさに立錐の余地もないほど。
 JRAから、もう一つ大きなプレゼントが用意されていた。何とターフビジョンに「絆カップ」のレース実況が映し出されたのだ。
 帰途に着いた多くのファンも足を止め、絆カップを観戦した。その場の雰囲気は、さながら13レース。競馬ファンは中央、地方関係なく馬券を買って、いや買わずとも競馬を楽しんでいる。それを証明した。
 JRA、岩手競馬のコラボレーション。さらに大井ナイターとのリレー競馬。これこそが将来あるべき姿だと確信した。
 

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10月10日(月祝) 『第24回南部杯』報告

2010ダービーGP ロックハンドスター三冠達成


 10月10日、午後3時40分。東京競馬場に岩手競馬のGⅠファンファーレが流れた瞬間、大歓声が上がり、スタンドから手拍子が鳴り響いた。
 ゾクッと震えた。東京競馬場で聞く岩手GⅠファンファーレは格別だった。ついにこの日、この時がやってきた。
 正直、訪れたファンが耳慣れないファンファーレにとまどわないか―心配だったが、さすが多くの場数を踏んできた兵(つわもの)ファンたち。新鮮な気持ちを抱きながらも、違和感なく受け入れてくれた。
 前日から東京競馬場入りしたが、うれしく、また驚く出来事があった。南部杯に合わせてJRAサイドはタオル、Tシャツ、記念ホルダーなどの特製グッズを作ったが、トランセンド、エスポワールシチーらを尻目に、13の数字が入ったロックハンドスターと10のゴールドマインのボールペンが飛ぶように売れ、早々とソールドアウト(売り切れ)。特にロックハンドスターの人気は半端ではなかった。
 レースはラジオNIKKEI実況席で観た。東日本大震災後から現在までの岩手、岩手競馬について。そして代表2頭の話を聞かれ、こう答えた。「両陣営とも勝ち負けはともかくJRA支援に対し、感謝の意を込めて出走したのだと思います」

 順調に枠入りが進み、緊張のスタート。エスポワールシチーが果敢にハナを主張し、トランセンドが2番手に控える。戦前から噂されていたとおりの展開となった。
 しかし、その後方で1頭落馬した馬がいた。日本一広い競馬場ゆえ最初は確認できなかったが、どうやらロックハンドスターらしい。馬は大丈夫か、菅原俊吏騎手は大丈夫か。ロックハンドスターは馬群から大きく遅れながらも3コーナーまで走り続けた。
 獣医師の診断は上腕骨骨折。あとからパトロールフィルムで確認した。ロックハンドスターは3本の脚で必死に前へ前へ走ろうとしていた。涙が止まらなかった。
 復活したダービーグランプリを、劣勢と言われながらも見事優勝し、三冠を達成。かつての熱気が水沢競馬場を包んだ。さらには桐花賞も制して2010年年度代表馬の栄誉も獲得。多くのファンがロックハンドスターから元気、勇気をもらった。お疲れ様、ありがとう。今はただ冥福を祈るのみだ。

 井上オークスからレース後のことをメールで報告を受けた。
『(菅原)俊吏くんは血の気の引いた顔で、われわれの取材にしっかり応えてくれました。責任を果たそうという必死さが伝わってきました』



菅原俊吏騎手
ちょうど芝とダートの境目をジャンプした形になってバランスを崩しました。返し馬で何度も見せて気をつけていたのに、こういう結果になって申し訳なくて、残念で。

12着・ゴールドマイン=斎藤雄一騎手
輸送がこたえたかも。東京開催は感謝の気持ちで一杯。いい経験をさせてもらいました。
(7Rにも騎乗10着)

*この報告は明日も続けます 
 

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10月10日、東京競馬場『南部杯』 ゴールドマイン、ロックハンドスターが参戦!

 10月10日、日本の競馬が変わる。3月11日、悪夢の東日本大震災から7ヶ月が過ぎ、岩手競馬は各方面から様々な支援を受けてきた。
 当日、『岩手競馬を支援する日』~がんばろう岩手~と銘打たれ、全国の地方競馬(JRA東京競馬場でも発売)で岩手競馬の馬券が発売される。
 また岩手の看板レース「第24回マイルチャンピオンシップ南部杯」は東京競馬場を舞台に実施され、売り上げの一部が支援金として岩手県競馬組合へ拠出される。
 地方競馬のレースが中央で開催することはまずあり得ないこと。今回のケースはあくまでも特例だが、日本の競馬が新たな時代に突入すると確信している。
 今回、地方枠から高知2頭、岩手2頭の計4頭が参戦する。ゴールドマイン、ロックハンドスターを管理する櫻田浩三調教師、瀬戸幸一調教師に話を聞いた。 

☆ゴールドマイン(櫻田浩三師)
2011すずらん賞 ゴールドマイン
―青藍賞、見事でした。
期待どおりの結果を出してくれた。JRAを始め、各方面から支援をいただき、それに対するお礼をしなければと出走を決めました。

―状態はどうですか。
青藍賞後はここを目標に、しっかりと乗り込んだ。無理はしていないし馬も元気一杯。状態に関しては文句なしです。

―東京ダート1600mで3勝マークしています。
その時を思い出してほしいね。それにしても中央馬はすごいメンバーがそろった。(斎藤)雄一もいい経験ができると思うよ。勝ち負けは別にして感謝の意味を込めて精一杯で臨みます。



☆ロックハンドスター(瀬戸幸一氏)
2011みちのく大賞典 ロックハンドスター
―青藍賞6着でしたが。
体重が減っていたのは内臓面が本当じゃなかったから。ですが、叩いた後は体もフックラとして動きも良くなりました。

―追い切りもラスト12秒6でフィニッシュしたそうですね。
馬場も馬場でしたからサラッと流す程度でしたが、いい反応を見せてくれました。

―今度は東京が舞台です。
相手が相手だけに強気なことは言えませんが、このレースに合わせて予定どおりの仕上がり。輸送も経験豊富なので心配していません。胸を借りる立場で一つでも上の着を目指して頑張ってほしいと思っています。

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先週のレース回顧

10月2日
神無月賞
B2 芝1000m
地方競馬全国交流


 大外8枠からラブミープラチナ、タカノグラディウスが好スタートを決め、2頭が馬体を併せて先行。少し離れてオグリスペシャルが追走し、4番手インにディーエスファジー。
 前半3ハロンが35秒1、上がり3ハロン35秒9。もちろんハイペースだったが、思ったほどの殺人ペースにはならなかった。

 内ラブミープラチナ、外タカノグラディウスはずっと併走で4コーナーを回り、一方、ディーエスファジーは3コーナーからスパートをかけ、ジワジワと差を詰める。直線入り口直後でラブミープラチナがタカノグラディウスを振り切ったのもつかの間、外からディーエスファジーが鋭く伸びラスト100mで先頭。あとは内で粘るラブミープラチナをジワジワと突き放し、2馬身差をつけて完勝。ハーベストカップ(B1)に続いて芝1000m特別2連勝を飾った。
「芝1000m適性が高いと踏んで臨んだが、そのとおりの結果を出してくれた。次走予定は新設重賞・OROターフスプリント(芝1000m)。今度は一線級相手となるが、距離を使っている強みを生かしたいですね」と三野宮調教師。

2011神無月賞 ディーエスファジー

勝利騎手コメント
小林俊彦騎手

前回(ハーベストC)に比べ、かなり気合いが入っていた。枠順も良かったし、位置取りを考えなくていい馬。3コーナーから追い出したが、反応がすばらしかった。1000m戦はスピード1本で押し切るのは難しいので、このようなタイプがベスト。いい意味でズブくなりましたね。

2着・ラブミープラチナ
村上忍騎手

ハナに立つ予定はなかったが、スタートが良かったのと行く馬がいなかった。道中で一度、息が入った方がいい。

3着・タカノグラディウス
坂口裕一騎手

ダートではそうでもないが、芝に替わると自分から行きたがる。芝向きなんでしょうね。

4着・オグリスペシャル
内田利雄騎手

落ち着きすぎたのかスタートがひと息。逃げることができなかったせいか、自分のリズムで走れなかったようです。

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SJT岩手代表 村上忍騎手インタビュー

村上忍騎手
 毎年12月第1週(今年は12月3、4日)、阪神競馬場を舞台に行われる『ワールドスーパージョッキーズシリーズ』。世界のトップジョッキーが一堂に介し一流の腕を披露するが、地方代表騎手を決める「スーパージョッキーズトライアル(SJT)」が10月7日、第1ステージ・川崎競馬場、10月21日、第2ステージ・名古屋競馬場を舞台に計4戦で争われる。
 今年の岩手代表は目下リーディングトップを突っ走る村上忍騎手。2年前にも代表で出場し8、9、出走取消、3着で総合10位となった。果たして今年はどんな結果を出せるか。村上忍騎手に話を聞いた。

―まずは今年を振り返ってください。
今年は騎乗数が多いので勝ち星も増えていますが、自分としては反省することが多い。結構、取りこぼしがありますね。僅差負けをもっと減らさないと。あと重賞1勝、特別の数も物足りないですね。

―そうですか。今年は特にスタートがすばらしい印象があります。
短距離戦はとりわけポジションが大きい。ある意味で位置取りがすべてのところもあります。

―若手たちの活躍も目立ちます。
熱が入っているのが伝わってきますし、個々のレベルも相当上がっていると思います。

―先日、荒尾競馬の廃止が決定しました。
荒尾は距離こそ離れていますが、ずっと交流して身近な競馬場でした。前々から厳しいのは知っていましたが、いきなり廃止が決まった感じ。すごいショックを受けています。

―同感です。話は変わりますが、SJTが7日からスタートします。
選んでいただいて感謝しています。前回は出走取消などアンラッキーな面はありましたが、それがなくても不本意な成績で終わりました。今年は東北が大変な状況にありますし、何とかいい結果を出して岩手のファンに喜んでもらいたいと思っています。悪くても第2ステージまでは残りたいですね(笑)

―今年、好調な理由の一つに冬期間、船橋で騎乗したこともあるのでは…。
確かにいい経験になりました。成績的にはさんざんで悔しい思いをしましたが、いろんな刺激をもらいました。

―最後にSJTへの意気込みをお聞かせください。
各地区からそうそうたるメンバーが集まりますが、雰囲気に飲み込まれず平常心で臨みます。川崎、名古屋とも騎乗経験があるのが強み。上位を目指しますので、応援よろしくお願いします。

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先週のレース回顧

9月25日
第13回OROカップ
OP 地方競馬全国交流
盛岡芝1700m


 大外からエイシンタイガーが逃げ、2番手レディージャスミン。マチカネカミカゼはスタンド前で掛かり気味だったが、うまくなだめて3番手外につける。
 その内にサンキンスピーチ、マルブツコンバット、直後インにラブミープラチナ。

 1番人気に支持されたダブルオーセブンはスタートで出負けし、6番手からの競馬。その後ろにボスアミーゴがつける。前年の覇者コスモヴァシュランはいつもどおり後方待機策を採った。
 前半は超スローの流れで進み、向正面でボスアミーゴが徐々に前へ進出し、それを見てダブルオーセブンもスパート。コスモヴァシュランも満を持して3コーナー手前から仕掛け始める。
 ラスト800mから一気にペースアップし、明らかに上がりの競馬。先行エイシンタイガー、レディージャスミンをターゲットに一気に馬群が固まった。
 直線を向いてエイシンタイガー、レディージャスミン、マチカネカミカゼの3頭が並んだところ、前が壁になっていたダブルオーセブンがラスト200mで抜け出す。最内からラブミープラチナが鋭く伸びて一瞬、先頭に立ったかに見えたが、ダブルオーセブンが驚異の末脚で一気に突き抜け、外を強襲マチカネカミカゼ、コスモヴァシュランの追撃を完封。OROカップで初めて3歳馬優勝の快挙を果たした。

 ダブルオーセブンは2歳時にJRA札幌・すずらん賞を快勝。今年に入って共同通信杯0秒3差5着とJRAでも互角の勝負。遠征直前の札幌日経オープンは8着に終わったが、4コーナーで前がふさがる不利。そのうっ憤を今回晴らした。
 正直、直線で行き場をなくして『危うし』と思ったが、馬群を割って抜け出した脚を見て舌を巻いた。まだ成長余力十分の3歳馬。今後も目が離せない存在となった。
気になる今後については「牡馬にしては食いが細い馬なので、次走予定は帰郷してから決めたい。ひとまず東京(JRA)か、道営記念を考えている」と伊藤隆志調教師。

OROカップ ダブルオーセブン

勝利騎手コメント
井上俊彦騎手

スタートで後手を踏んだので無理せずゆっくり行こうと我慢した。道中はマチカネカミカゼをマーク。直線で前がふさがったが、抜け出してから伸びがすばらしかった。前走(札幌日経OP)悔しい思いをしたので、雪辱を晴らせてうれしい。今後の活躍も楽しみ。

2着・マチカネカミカゼ
服部茂史騎手

前回(せきれい賞)は人気がなかったが、今回は人気を背負った分、マークがきつかった。2着は仕方ないが、持ち味は出せたと思います。

3着・コスモヴァシュラン
本橋孝太騎手

前半掛かったが、いい脚を使った。4コーナーではもらったと思った。

4着・ラブミープラチナ
村上忍騎手

もう一丁、前で競馬がしたかった。一瞬並んだけど、そのままの脚色になった。芝は間違いなく走りますね。

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2011年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年11月

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