2012年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年12月

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第8回水沢競馬を斬る!!

 超高速馬場で行われた第8回水沢競馬(平成24年11月17日~11月26日)を分析する。スピード競馬となり先行競馬の色が濃くなったが、それ以前の水沢開催(平成24年4月7日~9月17日)との比較もしてみたい。

2012第8回水沢競馬

●1300m戦
第8回水沢・全17R


◇脚質別連対数=通算
逃げ  75回(25%)
先行148回(49%)
差し  70回(23%)
追込  8回(3%)

・・・・・・・・・

◆第8回水沢脚質別連対数
逃げ  10回(29%)
先行  21回(62%)
差し  3回(9%)
追込  0回(0%)

◆脚質別連対組み合せ
逃/先 8回
逃/差 2回
先/先 6回
先/差 1回

◆馬番連対率・TOP3
①5番 17回出走
    連対率=53%
②3番 17回出走
    連対率=23・5%
③6番 17回出走
    連対率=23・5%

◆連対馬の4角での位置
最内  2連対
内   14連対
中   14連対
外   4連対
大外  0連対

▼脚質別連対数で第8回水沢と今季水沢通算を比べると、第8回水沢がいかに逃げ・先行有利だったかが分かる。
 馬番連対率から有利不利はないが、通算成績でのトップが10番枠・連対率37%は意外。
 差し馬に不利な馬場ということもあり、4角大外の連対「0」は納得。



●1400m戦
 第8回水沢・全25R


◇脚質別連対数=通算
逃げ  73回(20%)
先行165回(46%)
差し109回(30%)
追込  13回(4%)

・・・・・・・・・

◆第8回水沢脚質別連対数
逃げ  17回(34%)
先行  22回(44%)
差し  7回(14%)
追込  4回(8%)

◆脚質別連対組み合せ
逃/先 13回
逃/差 3回
逃/追 1回
先/先 2回
先/差 2回
先/追 3回
差/差 1回

◆馬番連対率・TOP3
①1番 25回出走
    連対率=36%
②10番 15回出走
    連対率=33%
③4番 25回出走
    連対率=28%

◆連対馬の4角での位置
最内  4連対
内   21連対
中   14連対
外   11連対
大外  0連対

▼1300m戦ほどの先行競馬ではないにしろ、今季通算と比べれば、逃げ・先行馬が脚質連対数の8割近くを占める。
 第8回水沢では馬番連対率2位の10番枠だが、今季通算ではワーストとなっている。その点は注意事項としたい。



●1600m戦
 第8回水沢・全17R


◇脚質別連対数=通算
逃げ  34回(16%)
先行  89回(42%)
差し  69回(33%)
追込  20回(9%)

・・・・・・・・・

◆第8回水沢脚質別連対数
逃げ  8回(23%)
先行  18回(54%)
差し  8回(23%)
追込  0回(0%)

◆脚質別連対組み合せ
逃/先 5回
逃/差 3回
先/先 4回
先/差 5回

◆馬番連対率・TOP3
①10番 16回出走
    連対率=37%
②1番 17回出走
    連対率=35%
③8番 17回出走
    連対率=29%

◆連対馬の4角での位置
最内  2連対
内   15連対
中   10連対
外   7連対
大外  0連対

▼1600m戦も先行競馬の色合いが強かった。今季通算では20回追い込みが連対しているのに、第8回水沢では「0」。
 馬番連対率では1400mと同じ傾向があり、10番枠が躍進も、今季通算では68回出走・7連対とワースト。



▼第8回水沢について
 千三、千四は実力差のあるC2級が中心も、明らかに差し馬にチャンスの少ない馬場であった。
 1800m戦は4R実施され、逃げ1連対、先行5連対、差し2連対とやはり先行競馬だった。


データ分析/佐藤公亮

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先週のレース回顧 第40回 南部駒賞

11月18日
第40回南部駒賞
3歳・地方競馬全国交流
水沢1600m


 コスモアックスが果敢に逃げ、その外オグリタイム、3番手アクイラ。馬群が離れてテンショウリバイヴ、ワタリラッシュ。外にロックハンドパワー、内に1番人気ミータロー。

 スタートからのラップが12秒6-11秒7-12秒4。前半3ハロン36秒7は速かったが、4ハロン目は13秒4へペースダウンした。
 しかしラスト800mから再び流れが速まり、オグリタイムが3、4コーナー中間から馬なりで先頭。あとは独走状態に持ち込み、2着に3馬身差。デビュー9戦目で待望の初重賞を獲得した。2着にはインから直線外に進路を採ったミータローが、3着にコスモアックスが粘り、北海道勢が上位3着までを独占。

 今年の北海道2歳馬は全国を席捲してきたが、岩手でも知床賞をミネサランサジャ。そして今回もレベルの高さと層の厚さを見せつけた。


 オグリタイムはデビュー3戦目から圧巻の4連勝をマーク。続くサンライズカップは相手が大幅に強化されて6着。また船橋遠征・平和賞は11着に大敗を喫したが、これは初の左回りに戸惑ったもの。
 今回は走り慣れた右回りに替わって全能力を発揮。2戦凡走のうっ憤を一気に晴らした。

 父タイムパラドックスはブライアンズタイム産駒で現役時代、16勝をマーク。ダートGⅠを5勝した強豪。JBCクラシック2連覇(名古屋、川崎)を最後に脚部不安のため引退、ビッグレッドファームで種牡馬入りした。初年度産駒からハイセイコー記念を優勝したセルサスを送り出し、三世代目の現2歳馬がブレイク。インサイドパークが南関東重賞・平和賞、鎌倉記念を制し、ソルテがハイセイコー記念を優勝。そして今回はオグリタイムが南部駒賞を優勝し、一躍注目の種牡馬となりそうだ。

 次走予定は12月19日、全日本2歳優駿。「平和賞で左回りに戸惑ったが、これからの調教で慣れさせ、万全の態勢で臨みたい」と米川昇調教師。

2012南部駒賞 オグリタイム


勝利騎手コメント
オグリタイム
川島雅人騎手

2、3番手につけるのは予定どおり。元々はスタートが速い馬でしたし、短距離戦でもまれてきましたからね。平和賞は左回りに戸惑ったのが敗因。今回は右回りなので自信を持って乗れました。初馬場でしたが、道中の手応えもすばらしく強いレースをしてくれました。4コーナーを回ったときには勝利を確信できました。

2着・ミータロー
服部茂史騎手

もう少しスムーズにスタートを切りたかった。思ったより後ろからの競馬だったが、良く頑張ったと思います。

3着・コスモアックス
井上俊彦騎手

ちょっともたれるクセがあるし、枠順も良かったので最初から逃げるつもりでいた。早めに交わされましたが、最後まで我慢してくれた。

4着・テンショウリバイヴ
山本聡哉騎手

体重は増えていたが、道中の手応えが良かったので向正面で思い切って外に出してみた。タフな馬なので今後も楽しみ。

5着・ロックハンドパワー
村上忍騎手

道中フワフワするのはいつものことだが、今回はゴーサインを出しても反応がなかった。馬場が合わなかったのか、まだ走らなかった理由が見えません。

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ダービーグランプリの歴史&第23・24回レース回顧

第三期
(2010年~)


 2008年当時、厳しい周辺状況からダービーグランプリ継続が困難だったのは事実。しかし、その一方でダービーグランプリの休止を惜しむ声も多かった。ダービーGPの歴史は岩手競馬の歴史でもあったからだ。
 過去の優勝馬も時代を象徴するダート強豪がずらり。ダービーGPを制することが名馬への登竜門にもなっていた。
 そのような声に応えてダービーグランプリは2010年に復活した。しかも『原点回帰』し、全国地方競馬交流で実施。舞台も第一期(1986年~1995年)と同じく水沢2000m。11月22日はさながら同窓会の様(さま)。久々の再会に旧交を温めあっている姿をあちらこちらで見かけ、ダービーGP復活を祝福した。



第23回ダービーGP回顧
 10年11月22日@水沢

 
2周目の3コーナー手前、動くに動けないロックハンドスターがいた。鞍上の菅原勲騎手(現調教師)が内、外を一瞬確認する。南関東の2騎ウインクゴールド、シーズザゴールドの動向が気になる。1馬身ほど前には金沢9戦8勝のナムラアンカー。勝負どころ3~4コーナー中間で、もう一度ライバルの動向を確認し、直線入り口満を持してロックハンドスターを追い出し、渾身の右ムチを入れたのは残り200m。粘るナムラアンカーを捕えて2馬身半差の快勝、そして三冠達成。勝負師菅原勲騎手の冷静で熱い騎乗振りに、誰もが魅了された。

2010ダービーGP ロックハンドスター 撮影/横川典視


第24回ダービーGP回顧
 11年11月21日@盛岡

 
カミノヌヴォーが戦う相手は、前年度の比ではなかった。南関東から4頭参戦し(内1頭は出走取消)、いずれの馬も残した実績は上。岩手の大将格とはいえ単勝5番人気は全国的にはアンダードックの扱いだった。

 先頭集団が2コーナーにさしかかると、行きたがるカミノヌヴォー。それをなんとかなだめる阿部英俊騎手。
 残り400mの標識を通過すると、鞍上の手応えから勝負は大井・ピエールタイガー、カミノヌヴォー2頭に絞られた。直線坂下からの追い比べになると、まっすぐ坂を駆け上がるカミノヌヴォーに対し、ピエールタイガーは苦しくなって外へヨレる。スピードに乗ったカミノヌヴォーは5馬身もの差をつけ圧勝。

 数々の名馬が駆け抜けた盛岡競馬場を、一朝一夕で克服するのは至難。地元の利とはいうが、実力があればこそ。カミノヌヴォー陣営が、岩手の底力を全国に伝えてくれたダービーGPだった。

2011ダービーGP カミノヌヴォー 撮影/横川典視

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ダービーグランプリの歴史 創設から現在まで

第一期
(1986年~1995年)


 1986年、ダービー馬によるダービーを夢見て「第1回ダービーグランプリ」がスタート。当時、岩手競馬としては破格の1着賞金2000万円を拠出。全国の地方競馬に呼びかけ、水沢2000mを舞台に優駿10頭が覇を競った。

 記念すべき第1回を優勝したのは大井所属の快速牝馬トミアルコ。北関東三冠馬サラノオーの追撃を封じ、見事な逃げ切りを決めた。岩手勢ではノーザントライの5着が最高だった。
 第2回も大井所属の牝馬スタードールが優勝。第3回は南関東クラシックホース・東京王冠賞馬アエロプラーヌが参戦。エンジンの違いをマザマザと見せつけ、他を圧倒した。
 岩手の馬が優勝するのは夢のまた夢と、半ば諦め気味のムードが漂っていたが、第4回に『怪物』スイフトセイダイが登場。悲願の地元優勝をもたらし、水沢のスタンドから大歓声があがった。
 翌年第5回はサンドリーズンが快勝し、岩手2連覇を達成。第6回は北海道リバーストンキングが勝ち、優勝レイは初めて津軽海峡を渡った。
 第7回、笠松のトミシノポルンガ、第8回は金沢ミスタールドルフが周囲の度肝を抜くマクリを披露。地方競馬史に残る強豪が名前を連ね、ダービーGPの評価はうなぎのぼりであがった。
 第9回はブラッククロスが菅原勲騎手の絶妙な手綱さばきで岩手勢3勝目。第10回は笠松・ルイボスゴールドが制し、水沢での開催に一区切りがついた。

☆スイフトセイダイ☆
1986年生・牡・鹿毛
51戦27勝・2着11回

父:スイフトスワロー
母:エンジョイ
母父:ブレイクニー
盛岡・城地藤男厩舎

▽主な戦歴
89年不来方賞・優勝
89年ダービーGP・優勝
89年東京大賞典・2着
90年東京大賞典・2着



第二期
(1996年~2007年)


 OROパーク=盛岡競馬場の完成に伴い、ダービーGPの舞台も移行。JRAにも門戸を開放し名実ともにダート3歳最強馬決定戦に昇格。それを祝福して皐月賞馬イシノサンデーが来県。石崎隆之騎手とのコンビでクラシックホースの底力を見せつけ、新時代の到来を実感させた。
 第12回はテイエムメガトンが優勝したが、翌年は予期せぬ大雪が盛岡競馬場を襲い、やむなく順延。舞台を水沢に移して第13回が行われ、ダート三冠を目指してウイングアローが再度来県。しかし小回りコースに戸惑って2着。優勝したのはマイケル・ロバーツ騎手騎乗のナリタホマレだった。同騎手は前日の朝日杯3歳S(当時)も優勝。2日間連続でのGⅠ制覇の快挙を果たした。
 第14回以降はタイキヘラクレス、レギュラーメンバー、ムガムチュウと続き、第17回はゴールドアリュール、第18回ユートピア、第19回パーソナルラッシュ、第20回カネヒキリとダート界の歴史的名馬が優勝。ダービーGPは黄金期を迎えた。

2002ダービーGP ゴールドアリュール 撮影/佐藤公亮

 2006年、第21回はマンオブパーサーが優勝したが、翌年は全国で馬インフルエンザが猛威を振るい、交流レースの実施は到底困難。地元重賞での実施を余儀なくされた。当日、盛岡競馬場には激しい雨が降り、GⅠ開催の見送りを悲しんでいるかのようだった。
 優勝したのは二代目ハルサンヒコ(初代ハルサンヒコーはトウケイニセイの無敗記録を18でストップ)。重巧者ぶりを存分に発揮した。
 翌年、岩手競馬の置かれている環境を鑑みて休止、GⅠ格返上を決定。岩手競馬の看板レース・ダービーグランプリはひとまず22回で終止符を打った。
(明日に続く)


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ロックハンドスターの弟 遠野馬の里へ入厩

 毎週木曜日午後9時、グリーンチャンネルで放映中の「iチャンネル」。
 毎週、岩手競馬の情報を提供(ウェブでも視聴できます)しているが、9月16日の番組で岩手の競馬ファンにもお馴染みのドクターコパさんがゲスト出演。その中で所有馬ロックハンドスターの弟(父カンパニー)の馬名を募集。同時に調教師、ジョッキーも公募しますと発表した。
 募集は10月31日で締め切ったが、多数の応募があったとのこと。近々馬名等を決定し、番組内で発表するという。

 すでにロックハンドスターの弟は北海道新ひだか町・服部牧場から遠野馬の里へ移動。さっそく彼に会ってきた。現在は小澤ファーム遠野で将来のスターホースになるべく、馴致を始めている。同ファーム代表・小澤卓氏に話を聞いた。

ロックハンドスターの弟 コンティ

―ロックハンドスターの弟が入厩したのは。
コンティ(母コンティンジェンシーから)が遠野馬の里に到着したのは11月1日。深夜だったので最初はちょっと警戒していました。それで厩舎の周りをジックリ見せて歩いたら納得した。普段もそうですけど、納得するまでに時間がかかりますが、それはとても賢いからだと思いますよ。

―現在はどこまで馴致が進んでいますか。
まずは背中に毛布を乗せることから始め、続いて鞍つけ。最初はちょっと嫌がりましたが、徐々に慣れてきました。続いてロンギ場で馴致しているところ。ただ軽く骨瘤が出たので、無理せず休ませました。まだ入厩して間もないので初期馴致の最中です。

―現在の馬体重は?
445キロです。腹回りもしっかりしているしお尻もすばらしい。やんちゃで気の強い面はありますが、それがいい方向に向かってくれると思っています。

―兄ロックハンドスターとは体型が違う感じですよね。
父がカンパニーに替わった影響かも。乗り運動を始めると、一度体がしぼむかもしれませんが、そこからガッチリしてきたら楽しみです。

―今後の予定は?
コンティの状態、オーナーとも相談しながら調教メニューを考えていきます。あくまでも予定ですが、12月中旬あたりには坂路で乗り始めることができるようになるのではと思っています。

―現在、小澤ファームには何頭ほどいますか。
30頭前後。結構、入退厩が激しいので、流動的ですね。

―小澤さんは水沢農業乗馬部から水沢で厩務員を経て遠野へきました。何年目になりますか。
ちょうど10年目。小澤ファームを始めて4年目に突入しました。経営は大変ですけど、スタッフといっしょに何とか頑張っています。

―小澤ファームが心がけていることは?
無理をせず、ケガには最大の注意を払っています。卒業生全馬が無事に競走生活を送ってほしいと願っています。

小澤代表とコンティ

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データ分析!! 第40回 南部駒賞

 今回のデータ分析は、2歳重賞南部駒賞。過去10年のなかから、02年、04年~10年の水沢開催8回がデータ分析の対象となり、距離はいずれも1600m。



●ポイント1
連軸としての1番人気


1番人気  〈3302〉
2番人気  〈1034〉
3番人気  〈1223〉
4番人気  〈1124〉
5番人気  〈0017〉
6番人気  〈2006〉
7番人気  〈0107〉
8番人気以下〈01036〉

○単勝 平均配当    854円
○馬複 平均配当   2289円
○馬単 平均配当   5690円
○3連複 平均配当  3940円
○3連単 平均配当 41748円

▼1番人気が8戦6連対なら連軸として最適。ただ馬単としては、3勝止まりだけに不安定の見方もできる。ここ2年は圧倒的1番人気の活躍により、落ち着いた配当だったが、2歳戦はなにが起こるか分からない。



●ポイント2
地の利を活かす岩手勢

 
岩 手〈54420〉
北海道〈2339〉
上 山〈1102〉
南関東〈0013〉

▼地元岩手にいくらか分のある結果。北海道勢の優勝は04年、05年の2勝止まりは意外。しかし、昨年は2着~4着と上位進出で、04年~10年は必ず3着までには食い込んできている。勝率は岩手、連対率なら北海道。



●ポイント3
今年の北海道勢は?


09年・南部駒賞2着
☆モエレクリューガー

門別ダ1200m
  1分14秒6(稍)
門別ダ1700m
  1分50秒1(稍)

10年・南部駒賞2着
☆クイックスター

門別ダ1000m
  1分2秒3(稍)
門別ダ1200m
  1分14秒4(稍)

10年・南部駒賞3着
☆スタープロフィット

門別ダ1000m
  1分1秒2(良)
門別ダ1200m
  1分15秒6(稍)
門別ダ1700m
  1分50秒4(不)

▼09年、10年と、南部駒賞で好走した北海道勢の当時の持ちタイム。
○今年の出走馬でこれらに匹敵するのは…

◇オグリタイム
門別ダ1000mの時計は、サウスヴィグラス産駒のクイックスターを上回る。
前々走、門別ダ1700mの時計は一気の距離延長で記録したもの。能力の高さが窺える。

◇ミータロー
前々走の門別ダ1200m1分13秒9(稍)は近年活躍する北海道勢を上回る時計。



●ポイント4
迎え撃つ岩手勢は?


08年・南部駒賞優勝
☆ワタリシンセイキ

盛岡ダ1600m
  1分41秒5(良)

09年・南部駒賞優勝
☆ロックハンドスター

盛岡ダ1600m
  1分41秒2(良)

▼ワタリシンセイキ、ロックハンドスターが若駒賞で記録した時計。
○今年の出走馬でこれらに匹敵するのは…

◇ロックハンドパワー
今年の岩手2歳を象徴する馬だけに、若駒賞はさすがの時計。

◇ヴェルシュナイダー
コンマ数秒の遅れはあるが、1分41秒台は評価しなければならない。



◆データからの狙い馬

岩手の砦となるのは菅原勲厩舎2騎。北海道勢注目はオグリタイムミータロー。能力は近年活躍馬より上と判断してもいい時計を残している。


データ分析/佐藤公亮

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先週のレース回顧 第2回 絆カップ

11月10日
第2回絆カップ
OP・地方競馬全国交流
盛岡ダート1600m


 今シーズン最後の盛岡重賞。ダイワルビアがつまづき気味のスタート。アスペクトが出ムチを入れてハナを主張したが、内からシャイニーハリアーが先手を奪う。2番手アスペクト、その外にサトノスパイダー、さらに外カミノヌヴォーは行きたがる仕草を見せる。直後にダイワソウル。
 1番人気シルクダイドウは馬群がちぎれた中団を追走し、トーホクキングは後方2番手からの競馬。1頭ポツンと最後方にトウホクビジン。

 スタートからのラップが12秒6-11秒2-11秒5。前半3ハロン35秒3は超ハイペース。シャイニーハリアーは以降も気を緩めず快調に飛ばし、4コーナー手前でカミノヌヴォーが2番手まで詰め寄ったが、そこで手応えが怪しくなる。
 一方、トーホクキングは3コーナーからスパートをかけると外を回って先陣へ接近。直線入り口ではシャイニーハリアーの外につける。
 内で粘るシャイニーハリアー、外トーホクキングの競り合いとなってラスト100mでトーホクキングが交わして先頭。みちのく大賞典以来の重賞制覇かと思ったが、大外からトウホクビジンが強襲。抜群の切れで突き抜け、周囲をアッと言わせた。


 トウホクビジンは岩手デビューで2勝2着2回から笠松へトレード。以降は全国行脚を続け、未踏の地は高知のみ。無事これ名馬を地で行き、大台100戦目に姫路チャレンジカップを制し、重賞3勝目。また今季は盛岡のダートグレードへすべて参戦。クラスターCで5着に善戦した。

 今回は笠松・東海クラウン4着から遠征。マイナス12キロの体重減も懸念材料となり、7番人気の評価だったが、それを見事覆した。
 前半ハイペースの流れにも助けられたが、それにしても大外一気にはビックリ。全国の強豪相手に揉まれてきたキャリアが生きた一戦か。

 次走予定は浦和記念(JpnⅡ・11月21日)と笹野博司調教師。

2012絆カップ トウホクビジン

勝利騎手コメント
佐藤友則騎手

前半は馬のリズムを崩さないように心がけた。ペースが速かったので一瞬の脚に賭け、400mからスパート。4コーナーでは外に出さないで馬群をどうさばくかだったが、うまく抜け出すことができた。左回りが合うのも勝因。このメンバー相手に差し切れたのはとてもうれしい。

2着・トーホクキング
菊地康朗騎手

流れが速くなるだろうと読んでいた。3コーナーからいい感じで伸びていたし、抜け出してからとぼけたが、シャイニーハリアーを交わせた。大外からあの脚で来られたのは悔しい。

3着・シルクダイドウ
森泰斗騎手

カミノノヴォーをマークして道中、ついて行き過ぎたかも。まだ気性的にも子供なので来年になればもっと成長してくれるはず。

4着・シャイニーハリアー
関本淳騎手

内枠だったから逃げたが、あのペースでも頑張ってくれた。何とか我慢したね。

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レース観戦記 競馬の祭典JBC2012

第2回 JBCレディスクラシック
☆ミラクルレジェンド対クラーベセクレタ
 
 この2頭は今年のJBC以前に2度対戦している。7月のスパーキングレディーCではクラーベセクレタが、10月のレディスプレリュードはミラクルレジェンドが勝ち、1勝1敗で迎えたJBCレディスクラシック。
 結果はミラクルレジェンドが実にスムーズな競馬で連覇を果たした。クラベーセクレタは終始内ラチ沿いでの競馬を強いられ、最後の直線でようやく抜け出して2着を確保。対照的な競馬で明と暗、ハッキリ分かれた。

 私は両者、両馬の運命を分けたターニングポイントは、スタートから1コーナーまでのわずかな瞬間にあったと見ている。ゲートが開きサクラサクラサクラが逃げを打つ。外枠先行馬もポジションの探り合い。その流れの中で、クラーベセクレタの前と一頭分外にスペースが生まれた。戸崎圭太騎手はそこをみて、パートナーを外へと導こうとしたまさにその瞬間、岩田康誠騎手とミラクルレジェンドが、そのスペースを消しに現われた。岩田騎手は内で併走していたサトノジョリーの動きも利用し、クラーベセクレタと戸崎騎手を内ラチ沿いへと閉じ込めることに成功した。
 ミラクルレジェンドの勝因のすべてがそこにあったとは思わないが、ライバルから勝機を奪ったのは間違いない。


第12回 JBCスプリント
☆頂上決戦の面白さ
 
 ダート短距離路線はJBCスプリントが年内最終戦。昨年覇者スーニ、今季重賞4連勝セイクリムズン、ダート界の華ラブミーチャン、盛岡でブレイクしたタイセイレジェンドなど、素晴らしいメンバーが集まった。

 スタートで有力馬が脚を滑らせる中、タイセイレジェンドはまっすぐ1コーナーに飛び込み、枠差も利して、向正面では完全に先頭に踊り出る。スーニには好調時に近い走りが見て取れたが、東京盃を圧勝したラブミーチャンは勝負どころで手応えが怪しくなり、内から園田の怪物オオエライジンが迫るものの、不慣れな左回りに苦戦している様子。セイクリムズンはスタートで脚を滑らせたために中団の競馬。

 ライバルが苦しんでいる中、タイセイレジェンドだけがレースを楽しんでいるかのよう。直線を向くとさらに加速し、ライバルたちを圧倒してみせた。逃げてレースを支配する、王者の競馬でダートスプリント王の称号を手にした。


第12回 JBCクラシック
☆7度目と11年振り

 トランセンドがどれだけ動けるのかが一つの焦点だったが、スタート直後の動きから、まだ本調子ではないことがハッキリした。そんなトランセンドとは対照的に、楽に先行したのがマグニフィカとワンダーアキュート。マーキュリーCでは好位4番手で競馬をしたシビルウォーは最後方で脚をためている。1周目のスタンド前でテスタマッタの気性がマイナスに出て暴走しかける。

 レースが動いたのは3コーナー手前。ソリタリーキングの仕掛けによるものだった。ソリタリーキングが動くと、それを待っていたようにジワリとシビルウォーが動く。ようやく先頭に立ったトランセンドだが勝ちきるような手応えがない。内トランセンド、中ソリタリーキング、外にシビルウォーで4コーナーに入っていくと、ここでようやく動いたのがワンダーアキュートと和田竜二騎手。あとは直線一気に弾けて5馬身差の圧勝。

 昨年JCダート、東京大賞典2着、今年のフェブラリーS3着の底力をみせ、愛馬はGⅠ7度目で、和田竜二騎手は11年振りに美酒を味わった。


 今年のJBCで活躍したミラクルレジェンド、タイセイレジェンド、スーニ、シビルウォーらは盛岡競馬場のダートコースを経験した馬。盛岡競馬場が日本ダートの基準を作り出しているのは確かだ。真の王者を決めるに相応しい数少ないコースで、JBCを開催するのは自然の流れではないだろうか。

文/佐藤公亮

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先週のレース回顧 第3回 知床賞

11月3日
第3回知床賞
2歳・岩手、北海道交流
盛岡ダート1600m


 今年から重賞へ格上げされた知床賞。北海道から4頭が遠征し、迎え撃つ岩手6頭の計10頭で覇を競った。

 テンショウリバイヴがスタートでアオる。マンセイグレネード、ワタリルーブルが馬体を併せて先行。3番手にコスモアックス、サクラタイシ、5番手インにミネサランサジャ。

 スタートからのラップは12秒6-11秒0-11秒3。前半3ハロン34秒9の超ハイペース。残り1000mでワタリルーブルが先頭に立ち、後続を離していく。3、4コーナー中間地点では5馬身以上リードした。
 直線を向いて逃げ込みを図るワタリルーブルだったが、内からスルスルとミネサランサジャが4コーナー手前で2番手まで進出。それから直線外に持ち出してジワジワと接近し、ラスト50mでワタリルーブルを交わしてそのままゴール。2着に1馬身半差をつけ、デビュー9戦目で初重賞を手にした。


 ミネサランサジャは6月5日、JRA認定・フレッシュチャレンジが初出走でシーギリヤガールの4馬身差2着。同馬はその後、JRA札幌・すずらん賞を優勝した。ミネサランサジャは2戦目以降、入着止まりを繰り返し、5戦目の1000m戦で初勝利。しかし再び足踏みを続け、岩手山特別5着から今回の知床賞へと臨んだ。

 ただ、ミネサランサジャは他の北海道遠征馬との実績比較で見劣り、8番人気だったが、その低評価を見事覆した。走破タイム1分26秒6にもビックリ。当日は雨の含んだやや重で速い時計決着が続いたが、2歳馬でこのタイムをマーク。改めて北海道2歳のレベルと層の厚さを見せつけられた。脱帽というほかはない。

 この知床賞は11月18日、水沢1600mを舞台に行われる南部駒賞トライアル。ミネサランサジャは優先出走権を獲得し、南部駒賞へエントリーを済ませた。

2012知床賞 ミネサランサジャ

勝利騎手コメント
阿部英俊騎手

井上(俊彦)騎手のお手馬だったので、話を聞いたらおとなしくてクセはないと。ただ馬場入れしたらちょっとイレ込んでいましたね。もう少し後ろかなと思っていましたが、行きたがっていたので下げることはないと早めに動いた。追い出してからの反応も良く、4コーナーを回って勝てるかなと思った。馬場が軽かったけど、2歳でこのタイムはすばらしい。これまで短い距離を使っていたみたいですが、1400mも合ったのではないかと思います。

2着・ワタリルーブル
高松亮騎手

前回(若駒賞)、厳しいレースをしたので、それを生かしたかった。距離短縮もこの馬には良かったと思います。

3着・コスモアックス
井上俊彦騎手

左回りの方がスムーズな競馬ができた。コーナーが2つだったのも向いたかもしれません。今回は馬体も絞れて自分の競馬ができました。

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全国の競馬ファンへ感謝 第2回 絆カップ 戦力分析

 昨年の10月10日は、岩手競馬ファンにとって忘れることのできない、忘れてはいけない1日となった。全国の競馬場が、「岩手競馬を支援する日」と銘打って競馬を通じ心をひとつにしてくれた。JRA東京競馬場では第24回マイルチャンピオンシップ南部杯が、盛岡競馬場では第1回絆カップが開催され、東日本大震災からの復興を願った。


第1回絆カップを振り返る
 
 昨年は今年よりも1ヵ月早い開催で、距離1400m。岩手勢は、青藍賞組が高い支持を得た。

 中団馬群で先団をにらむ競馬の1番人気マイネルプロートスを横目に、スッと上がっていったのは船橋・リュウノボーイ。勝負どころの3角過ぎで先頭に立った転入2戦目のファーストメジャー。激しく手が動くダイメイジュエリー、それとは好対称なリリーレインボーが3番手の外。直線を向くと後続を突き放すファーストメジャー。手応えの割に伸びを欠くリリーレインボー、その外から一気にリュウノボーイが2番手へ進出。残り100mで先頭に踊り出たリュウノボーイが、そのまま押し切り優勝した。

 リュウノボーイは岩手所属の2歳時、ロックハンドスターと鎬を削ったライバル。彼の勝利が、一段と「岩手の星」を輝かせることとなった。

2011絆カップ リュウノボーイ



第2回絆カップ 岩手・他地区戦力分析

☆岩手所属馬の分析
  岩手の大将格はカミノヌヴォー。青藍賞はスーパーヴィグラス不在となり、阿部騎手の積極的な競馬で勝利を掴み取った。前走南部杯は、ナムラタイタンのつまずきのアオリを受け、最後方まで下がる不利。それでも7着まで追い上げ、地元最先着。上がりタイムは地方馬最速。ここに向けて万全の態勢で臨む。

 重特路線の常連となったトーホクキング。マーキュリーC5着を界に、前を捕え切れないレースが続く。マイル路線が活発化する時期で、適鞍が減るのは確かだがなんとも歯がゆい。この馬の決め手は水沢コース、中距離向きの印象もある。

 涼しくなって調子を上げてきたのはシャイニーハリアー。実績では見劣るが、成長続ける5歳馬がいよいよ本格化。盛岡コースは詰めの甘さがあるが、それを過去の話としてしまいそうな勢い。

 転入初戦快勝サトノスパイダーは、まだ上昇の余地を残しての結果だった。その事を考えると、今後に向け楽しみな一戦となる。

 休み明けを叩かれたアクロスザボードも上積み十分。昨年の南部杯に出走したゴールドマインは本調子手前、アスペクトはマイル戦で復活の糸口を掴みたい。


☆ダイワルビアの分析
 通算46戦〈87724〉

 北海道A1級で活躍中の同馬は気難しい面を持ちあわせており、毎戦自分との戦い。いかに競馬に集中するかがカギ。左回りや直線の坂に関してはJRA所属時に、東京ダ1600mを1分37秒3で快勝しており、心配はいらない。

☆シルクダイドウの分析
 通算43戦〈1251115〉 
 JRA未勝利から地方転籍後にブレイク。兵庫で7勝、南関東で5勝と活躍。この秋は本格化の評価を得ている。格は昨年の勝ち馬リュウノボーイより一枚下も、安定感ならむしろこちらの方が上。スパッと切れる脚はないが、確実に伸びてくる末脚は盛岡向き。


文/佐藤公亮

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真剣、本気(マジ)、サイコー! JBC@川崎競馬場

 ジャパン・ブリーディングファーマーズ・カップ(JBC)の季節がやってきた。今年で12回目を迎えるダート競馬の祭典。舞台は川崎競馬場。

第2回JBC
レディスクラシック

 
 3歳以上の牝馬、ダート1600mで争われる一戦は、『一騎打ち』。ミラクルレジェンド対クラーベセクレタの図式。しかし、両馬が磐石とは言えない。

 ミラクルレジェンドは現在、牝馬ダート界では敵なしの状態も、小回りコースで瞬発力勝負になると持ち味が活かし切れない弱点がある。ましてスピード勝負のマイル戦。岩田康誠騎手の腕の見せどころだ。

 一方クラーベセクレタは左回り〈5200〉、川崎〈2100〉の実績。コース適性はライバルを上回る。7月4日スパーキングレディーC(川崎ダ1600m)で、回転の速い脚捌きを武器にミラクルレジェンドに先着してみせた。
 しかし、前走のレディスプレリュード(大井ダ1800m)で暗雲たれこめる。直前の追い切りでは万全の態勢と伝えられていたが、フタを空けたらあまりにも無抵抗な敗戦。原因が単なる馬体重増、スタートでのつまずきだけならいいのだが…。
 それでも、川崎競馬場と距離を考えればクラーベセクレタに風が吹いているように思う。



第12回
JBCスプリント

 
 今年はコースを一周する1400mで、ダートスプリント王を決める。クラシックディスタンスと違い、ダート短距離戦線はこのレースが頂点。出走する各陣営の『真剣、本気』度は段違い。

 やはり中心はラブミーチャンだろう。前走の東京盃(大井ダ1200m)を不利な15番枠から爽やかに駆け抜け、久々のグレードレース制覇。52歳浜口楠彦騎手の満面の笑顔を見せられたら、誰もがその喜びをを分かち合い、拍手を送りたくなったはずである。

 しかし、ライバルは違う。休み明けで本来の切れはなかったが、最後まで渋太く伸びてきていたのは、セイクリムズンと岩田康誠騎手。東京盃まで重賞4連勝、昨年のJBCスプリント覇者スーニを2度下している今季はまさに充実の時。5月のさきたま杯(浦和ダ1400m)以来を叩かれ、捲土重来を期す。

 1400mを歓迎しているのは、クラスターC(盛岡ダ1200m)を圧勝したタイセイレジェンドと内田博幸騎手。東京盃は大外16番枠の不利を跳ね返し2着も、ゴール前は適性の違いを見せつけられた。陣営は「左回り1400mがベスト」と踏んでいるだけに、サイコー!の瞬間が彼らにに訪れても不思議はない。



第12回
JBCクラシック


 昨年のJBCクラシックは日本競馬ダート史に残る名勝負だった。
 主役を演じたスマートファルコンは現役を退いたが、トランセンドは復活の舞台にここを選んだ。3月のドバイ遠征以来の競馬となるが、休み明け〈4202〉と心配はない。鞍上の藤田伸二騎手が中途半端な競馬をするとは思えない。必ず逃げる。そして、王者ここにありを証明するはずである。

 政権交代があるとすれば、新星ソリタリーキングが有力。コンビを組むのは、現在JRAリーディング第1位の浜中俊騎手。強烈な強さは感じさせないが、渋太い先行力を武器に重賞を連勝。調教師をして「兄にどこまで近づけるか」と言わしめた逸材。兄とはJBCクラシックを3連覇したレジェンドホース・ヴァーミリアンである。

 ワンダーアキュートが東海S(京都ダ1900m)で不可解な凡走。テスタマッタの気性は諸刃の剣。ならば、マーキュリーC(盛岡ダ2000m)をレコード勝ち、続くブリーダーズGC(門別ダ2000m)ではテスタマッタを6馬身ちぎったシビルウォーに勝利の女神が味方をするか。
 
 

 来年のJBCは金沢での開催が決定。では再来年は?岩手競馬ファンなら、そろそろの思いがあるはず。存在意義が問われ始めたJBCが、輝きを取り戻し、再び立ち上がる場所。それはOROパークだ。

文/佐藤公亮 

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先週のレース回顧 第2回 OROタ-フスプリント/第44回 不来方賞

10月27日
第2回OROターフスプリント
OP 盛岡芝1000m


 大外からライトマッスルが好ダッシュを決めたが、枠差でダイワマックワンがハナに立つ。3番手内にシーグランディ、その外にスーパーワシントン。1番人気ヒカルジョディーは後方4番手、コパノマユチャンはその後ろの位置取り。
 逃げるダイワマックワン、半馬身差でライトマッスルが追走する形で直線へ突入。内でダイワマックワンが渋太く粘ったが、ラスト100mでライトマッスルが抜け出し1馬身差で快勝。大外から伸びてきたスーパーワシントンは3着だった。


 ライトマッスルは父母から豊かなスピードを受け継ぎながら、激しい気性ため初勝利(盛岡芝1000m)までが7戦と時間がかかったが、続く水沢1400m戦と2連勝。11戦2勝で2歳シーズンを終えた。
 しかし今季は5戦目の特別・ウイナーカップを優勝。3戦置いて古馬B1戦を逃げ切り、芝1000m・ハーベストカップも快勝。続く芝1700m2着から今回のOROターフSへ臨んだ。
 走破タイム58秒1はレコードに0秒3。当時と今の馬場を考えれば非常に優秀。新たな個性派が誕生した。

2012OROターフスプリント ライトマッスル

勝利騎手コメント
関本淳騎手

ハーベストCで芝1000mが合うのを確信した。今日はオープン馬に胸を借りるつもりで臨んだが、ここを勝てたのは収穫が大きいと思う。

2着・ダイワマックワン
山本聡哉騎手

スタートから馬なりでいい感じで逃げることができた。状態は良かったが、最後は斤量の差が出たかもしれません。

3着・スーパーワシントン
齋藤雄一騎手

もう少し前に行けたが我慢した。直線はいい伸びを見せてくれたが、勝った馬は余裕があった。




10月28日
第44回不来方賞
3歳 盛岡ダ2000m


 コスモブジーが逃げ、アスペクトが2番手。ロッソコルサは3番手外を追走する。5、6馬身離れた中団外目にトーホクアロー、続いてファイトホーマー、ユウキタカラオー。ラブミーアゴーは後方3番手からの競馬。

 3コーナー過ぎにアスペクトが一杯となり、ロッソコルサが4コーナー手前でコスモブジーを交わして先頭。あとは独走状態に持ち込み、後続に2馬身半差をつけ完勝。2着争いは内トーホクアロー、外ユウキタカラオーの叩き合いとなり、ユウキタカラオーがクビ差で先着を果たした。


 ロッソコルサはJRA新潟芝1400mの2歳新馬戦1着。その後、重賞へも2度挑戦して今年4月に岩手転入。スプリングC、七時雨賞と3歳特別を連勝。一躍、注目の的となったが、ダイヤモンドカップで1番人気に支持されたものの、アスペクトに完敗2着。
 続いてオパールC2着、桂樹杯3着、青藍賞2着と惜敗の連続。あと一押しが足りなかったが、ついにビッグタイトルを手に入れた。次走予定はダービーグランプリ。3年連続で岩手勢に優勝をもたらすか期待が高まる。

2012不来方賞 ロッソコルサ

勝利騎手コメント
村上忍騎手

3番手はイメージどおり。今回の課題は2000mと直線の坂をどうしのぐかだったが、克服できたことは今後へつながるはず。実績がある馬なので結果を出せて良かった。ダービーGPでは岩手代表として恥ずかしくないレースをしたい。

2着・ユウキタカラオー
高橋悠里騎手

下のクラスだと一気にマクっていけたが、今回は強かった。もう少し前へつけたかったが、結果的にあの位置で良かったのでは。2000mは合いそうですね。

3着・トーホクアロー
山本聡哉騎手

返し馬の雰囲気が良かったので、思ったより前につけることができた。3、4コーナーの反応も良かったので、距離が長い方がいいですね。

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岩手vs北海道 過去の2歳交流戦〈岩手山特別・知床賞〉を徹底分析!!

 北海道と岩手の2歳馬交流レースが、隔年開催でスタートして5年目。それぞれ「岩手山特別」、「知床賞」として開催され、今年から持ち回りではなくなった。



08年岩手山特別 門別ダ1200m
☆クラフィンライデン
 1分15秒0(良)
 北海道・1番人気・牝
◇センリグランピー
 1分15秒2(良)
 岩手・4番人気・牡

▼このレースで5勝目を挙げたクラフィンライデンのスピードは、北海道重賞級の評価だった。岩手山特別を快勝後、一走挟んで、東京2歳優駿牝馬を2着。現在は南関東に在籍し、B1~A3級の短距離路線で活躍中。
◎当時の持ち時計
▽門別ダ千二 1分14秒5(良)

▼センリグランピーは水沢八五〇mのデビュー戦1着後、千六、千七の重特路線で入着級。慣れない短距離戦で2着は適性を発揮したといえる。
◎当時の持ち時計
▽水沢ダ八五○  52秒0(不)
▽盛岡ダ千六 1分42秒9(良) 



09年知床賞 水沢ダ1600m
☆ダンストンルティー
 1分44秒4(稍)
 岩手・6番人気・牝
◇リュウノアイドル
 1分45秒3(稍)
 北海道・3番人気・牝

▼結果的に枠順が影響したようにも感じる。勝者ダンストンルティーは、1番枠から水沢初勝利をこのレースで挙げる。直前の追い切りで一番時計を記録し、体調の良さを競馬につなげた。
◎当時の持ち時計
▽水沢ダ八五○ 53秒4(稍)
▽水沢ダ千四 1分32秒5(良)
▽盛岡ダ千四 1分28秒1(不)

▼7番枠1番人気で3着に敗れたゴールデンライフ。敗因を探れば前走が盛ダ千二戦。まったく違う能力を要求されるレースを使ったためか?

▼遠征馬は2頭。8番枠リュウノアイドル5着。
◎当時の持ち時計
▽門別ダ千二 1分15秒9(重)
       1分16秒4(良)
▼9番枠リュウノスターは6着に敗れる。
◎当時の持ち時計
▽門別ダ千七 1分54秒7(良)



11年知床賞 盛岡ダ1400m
☆アスペクト
 1分26秒1(良)
 岩手・1番人気・牡
◇リュウノスピリット
 1分29秒7(良)
 北海道・3番人気・牡

▼盛岡開催は掲示板を岩手勢が独占も、アスペクトの強さが際立った。
◎当時の持ち時計
▽盛岡ダ千二 1分14秒2(不)
▽盛岡ダ千四 1分26秒2(良)

▼遠征馬3頭。3番人気リュウノスピリットが北海道勢最先着の6着。
◎当時の持ち時計
▽門別ダ千二 1分14秒9(不)
       1分16秒3(良)



12年岩手山特別 門別ダ1200m
☆グレイスウォード
 1分14秒4(良)
 北海道・1番人気・牡
◇サクラタイシ
 1分14秒8(良)
 北海道・2番人気・牝
◇ミネサランサジャ
 1分15秒4(良)
 北海道・8番人気・牝

▼岩手からの遠征馬はなし。注目は知床賞に参戦する2頭。
▼2着に敗れたサクラタイシはスピードが武器。
◎持ち時計
▽門別ダ千二 1分14秒6(重)
       1分14秒8(良)

▼5着ミネサランサジャは決め手勝負の馬。前走時、坂路での動き上々。
◎持ち時計
▽門別ダ千二 1分15秒4(良)



◆編集部のまとめ
 岩手開催では辛酸をなめ続ける北海道勢だが、今年はハイレベル。フェリーでの輸送は確かにハンデだが、今年5月門別競馬場に新設された、屋内調教用坂路の効果で勢力図が変わるかもしれない。


文/佐藤公亮

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