2013年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年07月

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ジョッキーインタビュー 第10回 高松亮騎手

高松亮騎手―今年、新春開催が始まる1月2日、すべて騎乗キャンセル。朝に目を怪我したと聞きました…。
その日の調教で騎乗していた馬が何かに驚いた拍子に頭を上げられ、目のあたりを強打。鼻血を出すことは何度かありましたが、思いっ切り頭突きを食らいました。よく漫画で頭の周りをヒヨコがピヨピヨって飛んでいる絵がありますよね。あんな感じでした。

―その場で倒れたんですか。
いえ。ギリギリ落ちなくて何とか厩舎へ帰りましたが、その時点で目の前がにじんで見えて、これはまずいと。正月でしたのでほとんどの病院が休みでしたから、先生(佐藤雅彦調教師)の車に乗せてもらって救急病院に行ってCTを撮ったら、たぶん目の奥が折れているから岩手医大で診察を受けた方がいいと。

―検査の結果はどうだったんですか。
眼窩底(がんかてい)骨折だったそうです。よくボクサーが強打で骨折をしたと聞きますよね。ほとんど右目が見えない状態でした。

―手術にはどれぐらいかかったんですか。
全身麻酔をして手術は3時間ぐらいだったと話していました。怪我の箇所を開いてみたら、思った以上に骨折がひどかったそうです。眼球を支えている眼窩底の骨が折れて下がっていた。それでシリコンプレートを入れたと担当医の先生が説明してくれました。

―確か一昨年は鎖骨の複雑骨折でプレートを入れましたよね。
冬休みに入ってすぐに取る手術をする予定でしたが、間を置かず全身麻酔するのは危険なんだそうです。それで期間を開けて鎖骨のプレートを取ってもらいました。

―入院期間は?
2週間ぐらいです。あとは通院して目の動きを良くするリハビリ、トレーニングの日々でした。最初は視野がずれて大変でした。

―申し訳ありません。どんな感じなのかイメージできません。
目の骨折はボクも初めてでしたから分かりませんでしたし、視野がどこまで戻ってくるのか。なかなか回復しなくて、ずっとピントがずれていた状態でした。視力を失った訳ではありませんが、ふつうに見えていたことが見えなくなって不安で仕方がなかった。本当に直るのか。また馬に乗ることができるのか。いろんなことを考えさせられましたが、ある意味で貴重な時間だったんじゃないかと思います。ふつうのことがふつうにできることの大きさ。自分の中で価値観が変わりました。

―まだ目の傷が残っていますね。
これは結婚していて良かったなと思いました(笑)。

―話は変わります。ダイヤモンドカップ(岩手ダービー)優勝、おめでとうございます。
すごく興奮しましたし、うれしかった。そのあとメールとか電話、ラインなどでたくさん祝福を受けて、またジワジワと喜びが沸きました。普段からそうですが、なおさら自分は多くの方々に支えているんだなと実感しました。

高松亮騎手

―さきほど価値観が変わったと言われましたが、具体的にはどんなことでしょうか。
去年までは気持ちの振幅が激しかったが、今年はその波が小さくなりました。調子の波があるのは仕方ないですけどね。

―通算500勝(6月24日時点)まであと6勝に迫りましたが、大きな目標だったのでは。
いえ。あくまでも通過点ですからあまり意識はしていませんが、早く達成したいですね。

―最後に今年の抱負をお願いします。
先を見据えた中で今年は年間100勝を実現したい。自厩舎で重賞を勝ちたいです。それと自分には野望があります。

―それは何ですか?
秘密です(笑)。

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ウイナーカップ データ分析

 09年に芝レースから、水沢ダート1400mに変更されたウイナーカップ。今回のテシオ特集は、水沢ダート1400m開催になった09~10年、12年の過去3回の結果を基にデータ分析をする。


☆ポイント1
堅く収まらず


1番人気………〈2001〉
2番人気………〈0012〉
3番人気………〈0012〉
4番人気………〈0102〉
5番人気………〈0003〉
6番人気………〈0102〉
7番人気………〈0111〉
8番人気以下…〈10013〉

単勝平均配当……1073円
馬複平均配当……5576円
馬単平均配当…13903円
3連複平均配当12936円
3連単平均配当91786円

▼昨年ライトマッスルが9番人気で勝利して、高配当を演出。それが平均配当を押し上げているのは確かだが、09~10年も3連単で9千円台、4万円台と、ひとすじ縄ではいかないいのが水ダのウイナーカップ。


☆ポイント2
力をつけ始めた牡馬


牡〈321〉 牝〈012〉
※馬券の対象となる3着までを集計

▼過去3回で、昨年が牝馬の最高位4着と馬券外だった唯一の年。


☆ポイント3
過去3回3着以内の前走着順


①前走が重賞・特別なら着順は問わない
②前走が平場戦なら入着が必要

▼インター、セラミックガールは②の条件を満たせず。


☆ポイント4
春の特別戦がカギを握る


①過去3回で3着以内を確保した牡馬6頭。うち5頭がスプリングカップ出走組
②過去3回で3着以内を確保した牝馬は3頭。うち2頭があやめ賞で2着以内の成績を残す

▼①のデータからインター、ゴールドボンバー、ブラックタイガー。
②のデータからラブソングが浮上する。


☆ポイント5
前走水ダ千六の時計


10年1着馬 1分43秒3
  2着馬 1分44秒1
  3着馬 1分44秒5

12年1着馬 1分44秒0
  2着馬 1分43秒3

▼過去3回のウイナーカップ3着以内にきた馬で、前走が平場の水沢ダ1600mの時計。1分43秒~44秒の時計を記録し、ウイナーカップ好走へと繋げている。

▽今年の該当馬は、リュウノタケシツウブラックタイガー


◎データからの結論

 データからのいち推しはブラックタイガー。スプリングC3着、前走水沢ダ千六の時計は、昨年の覇者ライトマッスルと同じ。厩舎、騎手も同じで連覇の期待。他はゴールドボンバーリュウノタケシツウで、牝馬ならラブソング


データ分析/佐藤公亮

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先週のレース回顧 第41回 一条記念 みちのく大賞典

6月23日
第41回一條記念 みちのく大賞典
オープン 水沢2000m


 大外から好ダッシュを決めたコスモフィナンシェが逃げ、バトルドンジョンが気合いをつけて2番手を追走。3番手外にダノンボルケーノ。
 3馬身ほど離れて内マイネヴィント、中ドリームクラフト、外スーブルソーが馬体を併せて中団キープ。スタートで出遅れたロッソコルサは最後方に置かれたが、3頭の直後まで盛り返す。その後ろにザドライブがつけ、5、6馬身ほど離れてトーホクアロー、トーホクキング、最後方イーグルビスティーの隊列でスタンド前を通過した。

 スタートからのラップは12秒8-11秒7-12秒4-12秒5。思った以上に速かったが、1周目ゴールから13秒台にペースダウン。これでコスモフィナンシェは息をつけ、楽ができるようになった。
 快調に逃げるコスモフィナンシェはラスト800mから再びペースアップ。3コーナーでダノンボルケーノが1馬身差まで接近したが、それ以上は詰まらない。またロッソコルサも3番手まで進出したものの、向正面からスパートをかけたトーホクアローの脚色が優勢。ワンテンポ遅らせて仕掛けたトーホクアローも5馬身圏内まで接近した。
 直線でコース取りの差も利してコスモフィナンシェが2馬身ほどリード。外からトーホクキング、さらに大外からトーホクアローが猛追。コスモフィナンシェの脚は上がっていたが、直線入り口でセーフティリードを取った分、2頭の追撃を封じて見事な逃げ切りを決めた。

 コスモフィナンシェは3歳8月、札幌・3歳未勝利(ダート1700m)でデビュー11着。2戦目13着後、岩手転入。C2最下級からいきなり4連勝をマークし、C1昇級戦の特別・錦秋湖賞2着から一旦、名古屋へ移籍。
 初戦に重賞・尾張名古屋杯に挑戦して4着善戦。以降は自己の条件・C1へ戻って3勝2着1回の成績を収め、再び岩手へ戻ってきた。
 B1クラスへ編入し、前年度より相手が大幅に強化されたが、B1二組、新緑賞と連勝。勢いに乗って重賞へ格上げされたみちのく大賞典トライアルあすなろ賞でも逃げて2着に粘り、優先出走権を獲得して伝統の一戦に駒を進めた。

 新緑賞1着、あすなろ賞2着、みちのく大賞典優勝は前年の覇者トーホクキングとまったく同じ足跡だったが、トーホクキングは桐花賞4着の実績。コスモフィナンシェはデビューからわずか10ヶ月半で岩手の頂点を極めてしまったのだから、驚異的な成長力と言える。
 おそらくだが、デビューから1年未満のキャリアでみちのく大賞典優勝は前例がなく、史上初の快挙と言っていいだろう。完全に脱帽だ。

 以降のローテーションは白紙だそうだが、仮に選ばれれば体調万全を前提に、マーキュリーカップ挑戦も視界に入れていきたいとのこと。

2013みちのく大賞典 コスモフィナンシェ
2013みちのく大賞典 口取り

勝利騎手コメント
岡部誠騎手

レース前は2、3番手の競馬も考えていたが、スタートが抜群に良かったのでハナに立った。一度騎乗した(転入直前の2月、C1・沈丁花特別1着)ことがあったが、終いが一杯になってもバタバタにならないのがこの馬の持ち味。いつ交わされるかと思いながら乗っていたが、2000m戦だから後ろの馬たちも脚を使っているはず。それで残り800mからスパートをかけ、セーフティリードを考えました。

2着・トーホクキング
高橋悠里騎手

2開催の休養で動きがすばらしく良くなっていました。展開は考えず自分の競馬に徹しようと思い、前半は馬なり。思った以上に流れが速く,
タテ長の展開になって久々に『らしい』レースができたと思います。立て直してくれた厩舎スタッフのみなさんに感謝します。

3着・トーホクアロー
山本政聡騎手

前の様子をうかがいながらワンテンポ遅らせて、きっちり3ハロン標識からスパートをかけました。道中は内の経済コースを進んで直線で脚を使えればなと。ゆったりした2000mが合いそうですね。

4着・ダノンボルケーノ
南郷家全騎手

1周目スタンド前で一瞬だけ掛かったが、すぐ折り合いがついた。相手は前の馬(コスモフィナンシェ)だと判断。早めに並ぼうとしたが、並ぶことができなかった。距離がちょっと長かったかもしれません。

5着・ザドライブ
坂口裕一騎手

もう少し前で競馬がしたかった。状態が良ければ水沢も大丈夫です。

7着・ロッソコルサ
村上忍騎手

今回は出遅れがすべてです。

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ジョッキーインタビュー 第9回 坂口裕一騎手

坂口裕一騎手―昨年度は73勝。デビュー10年目で過去最高の勝ち星をマーク。特に後半から活躍が目につきました。
怪我をした人が多かったのでチャンスが巡ってきたんだと思います。それに秋以降、自厩舎(村上昌幸厩舎)にも元気のいい転入馬が多かったので、それが勝ち星につながったんでしょう。

―我々は騎乗予定騎手の申し込みを確定前に入手できますが、複数の依頼が結構あります。
そうなんですか。いつも前夜版を見て初めて騎乗馬を確認するので分かりませんでしたが、とてもありがたいことだと思います。与えてくださったチャンスをモノにしたいと思っていますが、まだ結果が伴っていない。たぶん、今がピークなんじゃないですか(笑)。

―昨年のインタビューで『制裁がないことはいいと思うが、一方で積極性がない。もっとアグレッシブにならないと』と話していましたよね。
興味深いデータを発見しました。昨年度、151回(1着73回2着78回)の連対を果たしましたが、戦法別で逃げが16回。先行が80回。他のジョッキーに比べて圧倒的に逃げ戦法が少なかった。でも今年はすでに逃げての連対数が11回(6月17日時点)ありました。

ということは残り5回しかない訳ですね(笑)。自分ではあまり意識しませんでしたが、言われてみればそうかもしれないです。逃げの手に出ると、どうしてもマークされる形になりますから、さけていたかも。ですが、ダート競馬は基本的に先行有利。これからさらに、ガンガン攻めていきます(笑)。

―今年度も開幕して2ヶ月以上が過ぎました。現時点までを振り返っての感想は?
重賞(あすなろ賞=ザドライブ)も勝って充実しているけど、取りこぼしもあって内容的にはもう一つ。臨機応変に対応していたら、もう少し勝てるケースがありました。

―レース前にレース展開を読んで騎乗しますか。
もちろん展開は組み立てますが、あまり考え込んで乗ると何でこの馬が行くのとか意表を突かれてあせってしまう。ですから一応は考えますが、ゲートから出ないと実際は分からない。レースはある意味で生き物ですから、頭で考えても仕方ない部分もあります。

―はた目から見ているだけですが、あまり感情を表に出さないタイプなんじゃないですか。
極力、入れ込まないように心がけています。変な自信を持つとダメなタイプなので、できるだけ欲を持たないで自然体でいようと。

―かつて失敗したケースがあった…。
空回りしたことが何度もありました。競馬は内容も大事ですが、結果がすべて。自分だけが納得しても仕方ないですから。何にしても気があせっていいことはないですよね。

―フル騎乗の日も多い。
一日が終わると疲れた感じはしますが、体調を崩すことがない。体力的にもメンタル的にも今がいいときかも。レースに乗っていても非常に充実感を持っています。

―今年の目標をお願いします。
昨年、最終日(1月14日)が雪のために中止になりました。あのときのメインがゴールデンジョッキーズシリーズ最終戦(第3戦)でしたが、大本命を背負っていたトーホクスピリットに騎乗予定。第2戦まで4位にいましたから、総合優勝のチャンスでした。みんなからも良かったなと言われましたが、残念なことに中止。結局、第2戦までのポイントで賞金が支給されましたけど、上位3位まで。自分は何も手にできなかった(笑)。ですから今年は是非、リベンジを狙いたい。そのためにもリーディングジョッキーの上位にいなければダメですね。

坂口裕一騎手

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みちのく大賞典データ分析

 岩手競馬の最高峰レース「一條記念みちのく大賞典」は今年で41回目を迎える。レースの覇者には栄誉を称え、盛岡と水沢を往復する馬運車にその名が刻まれる。
 今回のテシオ特集は、過去5年のみちのく大賞典の結果を基にデータ分析をする。開催条件は08、11年が盛岡、09、10、12年が水沢。距離はダート2000m。


☆ポイント1
注目の2番人気


1番人気………〈1103〉
2番人気………〈2201〉
3番人気………〈1013〉
4番人気………〈1022〉
5番人気………〈0104〉
6番人気………〈0023〉
7番人気………〈0104〉
8番人気………〈0005〉
9番人気以下…〈00017〉

単勝平均配当………566円
馬複平均配当……4084円
馬単平均配当…10670円
3連複平均配当…9590円
3連単平均配当71940円

▼単勝2番人気の活躍が目立つ過去5年。勝ち馬は単勝4番人気以内から誕生しているが、2着3着となると7番人気まで広がる。
09年、10年は全国レベルの実力馬が参戦し堅い決着となったが、その他の年が荒れている。08年の3連単で14万1150円を筆頭に、近2年も3連単は万馬券となっている。


☆ポイント2
7歳世代の活躍


3歳………〈0001〉
4歳………〈0204〉
5歳………〈1107〉
6歳………〈10111〉
7歳………〈2128〉
8歳………〈01010〉
9歳………〈0001〉
10歳………〈1010〉

▼唯一の3歳世代の成績は昨年のアスペクト、10歳の優勝は08年ブラーボウッズ。
世代別では断然というわけではないが、7歳世代が2勝2着1回を記録。10歳世代の出走が今年はないため、4歳世代にチャンスがあるか。


☆ポイント3
連覇は難しい


08年優勝 ブラーボウッズ
 →翌年は出走せず
09年優勝 キングスゾーン
 →翌年は2着
10年優勝 マルヨフェニックス
 →翌年は出走せず
11年優勝 コアレスレーサー
 →翌年は6着
▽昨年優勝 トーホクキング
 →今年は???

▼過去5年での連覇はなし。10年キングスゾーンがコースレコードを記録しながらも、同じ東海地区のマルヨフェニックスに頭差敗れる。


☆ポイント4
あすなろ賞は勝たなくても…


08年優勝 ブラーボウッズ
  →あすなろ賞4着
11年優勝 コアレスレーサー
 →あすなろ賞3着
12年優勝 トーホクキング
 →あすなろ賞2着
▽今年のあすなろ賞上位馬
 コスモフィナンシェ
 スーブルソー

▼みちのく大賞典の前哨戦あすなろ賞。過去5年において、その優勝馬はなぜか、みちのく大賞典を勝てない。最高位は08年ヤマニンエグザルトの4着。むしろ、その年のあすなろ賞2着~5着が、みちのく大賞典を勝つ傾向にある。


◎データからの結論

 勝ち馬は単勝4番人気以内から誕生し、連軸としてなら2番人気馬なので、当日しっかりチェックしたい。ポイント2からドリームクラフトロッソコルサ。ポイント4からコスモフィナンシェスーブルソーとなる。

  
データ分析/佐藤公亮

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プレイバック 一条記念 みちのく大賞典

 明日23日は岩手伝統の「第41回一條記念 みちのく大賞典」。今年は昨年と同様、水沢2000mを舞台に古馬最高峰の座を争う。
 みちのく大賞典を制することが岩手ホースマンにとって最高の栄誉。それを讃え、盛岡と水沢を往復する馬運車には、みちのく大賞典優勝馬の名前が刻まれる。今年はどの馬が伝統の一戦を制し、馬運車にも長く名前が残されるのか。
 今回、岩手最高峰レースに敬意を払い、過去3年のみちのく大賞典を振り返ってみたい。


2012年6月24日
第40回みちのく大賞典


 1番人気は6連勝中のオウシュウサンクス。トライアル・あすなろ賞でもトーホクキングの追撃をアタマ差封じ、大一番に臨んだ。
 前年の年度代表馬カミノヌヴォーは2番人気。シアンモア記念から始動5着。続くあすなろ賞でも伸びを欠いて4着に終わったが、短距離・早池峰賞2着で復調の手応えをつかんで駒を進めた。
 3番人気トーホクキングはB1スタートから3連勝後、あすなろ賞で2着に敗れはしたものの、一線級相手にも通用することを証明した。
 果敢に逃げたのは岩手ダービー馬アスペクト。2番手ツカサゲンキ、3番手外にオウシュウサンクス。カミノヌヴォーは中団外目を追走し、トーホクキングはそれをマークする形でレースを進め、先頭から最後方まで20馬身ほどのタテ長の展開。
 向正面でカミノヌヴォーが先陣に接近すると、遅れずトーホクキングも馬なりでスパート。3コーナー過ぎに逃げたアスペクトを交わして先頭。直線は最内ツカサゲンキ、中カミノヌヴォー、外トーホクキングの3頭が馬体を併せて激しい叩き合いに持ち込まれ、ラスト1ハロンでツカサゲンキが一杯。
 内カミノヌヴォー、外トーホクキングは抜きつ抜かれつの競り合いのままゴールへもつれ込んだが、わずかハナ差トーホクキングが先着。鞍上・菊地康朗騎手ともども初の重賞タイトルを手にした。青森産馬のみちのく大賞典優勝は第3回カネヒエイ以来、37年ぶりの快挙となった。


2011年6月19日
第39回みちのく大賞典


 この年、東日本大震災の影響で当初、盛岡競馬場1場での開催。シアンモア記念は休止となったが、みちのく大賞典は盛岡2000mを舞台に予定どおり実施された。

 1番人気は新三冠馬ロックハンドスター。コスモバルク記念5着後、帰郷初戦にみちのくを選んだ。
 2番人気コアレスレーサーはあすなろ賞3着からA級戦を8馬身差で圧勝後、前年11着の雪辱を胸に万全の態勢で臨んできた。
 サンキンスピーチが逃げ、2番手にワイルドキャット、3番手外にコアレスレーサー。ロックハンドスターは中団をキープし、その後ろ内にゴールドマインが待機。スタート直後からスローの流れとなった。
 坦々としたペースで進み、3コーナーでワイルドキャットが先頭に立ったが、コアレスレーサーが4角手前で交わすと、あとは独走状態。ロックハンドスターが後方でもがいているのを尻目に2着ゴールドマインに1秒9差の大差をつけ、秘めた素質がついに開花した。


2010年6月20日
第38回みちのく大賞典


 この年まで地方交流で実施。東海2騎キングスゾーン、マルヨフェニックスの壮絶な叩き合いは今でも語り草となっている。

 5月、シアンモア記念はキングスゾーンがマルヨフェニックスに直線で一瞬交わされたが、驚異の根性を発揮したキングスゾーンに軍配が上がった。しかし今度はマルヨフェニックスが執念とも言える気迫でみちのく大賞典勝利をもぎ取った。
 最初から2頭のマッチレース模様を呈していた。快調に飛ばすキングスゾーンに対し、マルヨフェニックスは1馬身外をピッタリ追走。
 直線を向いてマルヨフェニックス=尾島徹はキングスゾーン=岡部誠に馬体を併せると、根性を発揮するのは百も承知。大外に持ち出してキングスゾーンを交わしたが、岡部誠はマルヨフェニックスに馬体を近づけキングスゾーンの闘志に火をつける。2頭は互いに譲らず併せ馬の形でゴールし、アタマ差の攻防。
 今度はマルヨフェニックスに凱歌が上がり、電光掲示板は2分5秒3の数字をずっと点滅。1997年、マーキュリーカップでオースミジェットが樹立した2分6秒7を1秒4も更新。これがレースの激しさを物語るものだった。

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ジョッキーインタビュー 第8回 関本淳騎手

関本淳騎手 
―まずは昨年を振り返ってみてください。87勝しました。
あばら骨にひびが入ったり、ちょくちょく怪我をしましたが、自分なりに満足のいく内容でした。重賞も一つ(OROターフスプリント=ライトマッスル)取りましたしね。

―尻上がりに成績を上げた印象があります。
最初からエンジン全開だといいんですが、元々がスロースターター。厩舎もあせらずじっくり仕上げる方針ですから、自分の成績もそれと連動するんでしょう。

―今年でジョッキー生活31年目に突入しました。岩手で騎乗してからちょうど10年目です。
もう10年になったんですか。本当にあっという間でした。今でも覚えていますが、移籍当初は思うようなレースができなくて苦労しました。上山競馬と何が違うのか、かなり考えましたね。出た結論が上山は上がりの競馬。岩手はテンが結構速くて流れに戸惑ったのだろうと。ようやく慣れたのは2年目に入ってからでした。

―岩手騎乗1年目が37勝で2年目は倍以上の82勝。以降はコンスタントな数字を残していますし、2009年には年間100勝を突破(105勝)しました。前年の08年にはワタリシンセイキとのコンビで2歳ダート重賞を総なめにしました。
あの馬の末脚はすばらしかった。差し比べなら絶対に負けないと思って騎乗しましたが、マヨノエンゼルが一番怖かった。南部駒賞で楽勝かなと思ったらアタマ差まで詰め寄られていた。それで対策をいろいろと考えました。

―騎手データを調べてみましたが、小林俊彦騎手と同学年。失礼ですが現役では最年長ジョッキーです。
一日が終わるとドッと疲れが出ますが、そんなに苦になりません。若手の体力にはかないませんが、バテていたらジョッキー引退を考えなきゃいけない。騎乗依頼を受けたら、それに応えたい気持ちが強くなる。いい馬に乗せてもらって常に感謝しています。

―騎乗で心がけていることは。
トップクラスは別にして、条件クラスはメンバーの実力が接近していますから組み合わせ、体調、枠順、展開などでガラリ変わります。極端な場合、10頭がすべて同じメンバーでも同じ結果は出ない。チャンスをいかに引き出すのかが騎手の役目だと思っています。

―芝、ダート適性差も大きいですよね。芝で一変のタイプがいます。
ブリッジポート、ブライティアターフなど芝適性が非常に高い。実際のところどのような馬が適性があるか、走ってみないと分かりません。よく跳びが大きい馬は芝が走ると言われますが、そうではないケースもあります。特に盛岡芝は小回りですからなおさら。ピッチ走法でも合う馬はいますし、逆に中央で芝実績がある馬でも盛岡芝に戸惑う馬もいます。経験のない馬でも意外に走る可能性もある。もっとトライしてみては、と思います。

―30年選手が言うので非常に説得力があります。
いえいえ。30年も乗っていて分からないことだらけ。経験は大きいと思いますが、逆にそれが邪魔をすることもある。先入観で決めつけてしまったら危険です。自分の経験を生かしたいという想いはありますが、変な先入観を持たないように心がけています。

―競馬は本当に奥が深いと常々、実感します。これだ、という答えがないけど、結果が出ますから。いつも頭を悩ませています。
先ほどの続きですが、分からないで済ませたら終わりですよね。

―コンビを組んでいるニシノアイリス、シャイニータキオンのことを教えてください。
ニシノアイリスは障害を使ってきただけあってバテない。レースで脚が上がったことがありません。みちのく大賞典を優勝したコアレスレーサーも障害を経験していました。シャイニータキオンは絶対能力がすばらしい。スタートは今一ですが、エンジンかかってからがすごい。

―最後に目標をお願いします。
現在、1630勝(6月10日終了時)ですか。あと何年かかるか分かりませんが(笑)、2000勝達成の夢を持っています。

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先週のレース回顧 第16回 かきつばた賞/第39回 早池峰賞

6月8日
第16回かきつばた賞
オープン 盛岡芝2400m


 マイネサムサラが逃げ、2番手リュウノヒーロー、3番手外に1番人気メスナー。4番手インにラスリーズ、中コスモプランタン。
 以下エプソムアルテマ、オウシュウベスト、アロマンシェス、シルククレヴァー、アトミックデザイン、後方2番手にヒビケジンダイコ、ポツンと最後方にシルクドルフィン。

 スタートから13秒0-11秒8-12秒0。例年、芝2400m戦はスローの流れが定番だったが、今年は緩まずに以降も12秒台のラップが刻まれていく。
 3コーナー過ぎにマイネサムサラが一杯となって失速。替わってメスナーが先頭に立ち、コスモプランタンも2番手に進出。また後方に待機していたシルクドルフィン、ヒビケジンダイコも先陣に取りつけ、直線の攻防に持ち込まれた。
 内で粘るメスナーをラスト200mでコスモプランタンが捕らえ、大外から伸びてきたヒビケジンダイコの追撃も1馬身封じて快勝。初の重賞タイトルを手に入れた。


 コスモプランタンは中央芝中距離をメインに使われて2着1回3着2回。6ヵ月半の休養をはさんで今年3月に転入。いきなりオープンに格付けされたが2戦5、4着。3戦目に出遅れながらも5馬身差で圧勝。続いて芝1700m戦でメスナーの2着後、今回のかきつばた賞へと臨んできた。
 芝実績では他のメンバーには劣ったが、走るたびに地力強化が目覚しく、ついには重賞タイトルまで手にした。「今後は交流重賞・せきれい賞を視界に入れながらローテーションを考えたい」と佐々木由則調教師。4歳馬の勢いと成長力をマザマザと見せつけられた一戦となった。

2013かきつばた賞 コスモプランタン
2013かきつばた賞 口取り

勝利騎手コメント
南郷家全騎手

テン乗りだったので位置取りは出たなり。ちょうど前にメスナーがいたので、それをマークする形でレースを進めた。コーナーでもたついたが、直線で手前を替えたらまた伸びてくれた。折り合いがつくので長い距離の方が合いそうですね。

2着・ヒビケジンダイコ
山本政聡騎手

もう少し仕掛けを我慢した方がよかったかも。3コーナーから馬なりで動いていったが、4コーナーで一瞬これはと思った。2400m向きのタイプですね。

3着・メスナー
村上忍騎手

スローだったらハナに立とうとも考えたが、思った以上に流れが速かったので抑えました。いい手応えで4コーナーを回ったが、直線一杯。ですが、距離を何度か使えばこなせるようになりそうですね。





6月9日
第39回早池峰賞
オープン 盛岡ダート1200m


 オメガブルーグラス、キングスリージョンが出走取り消し。1枠を利してライトマッスルが逃げ、2番手ティムガッド、その外にコンプリート。その後ろにスマイルバラッド、1番人気スーパーワシントンは2馬身ほど離れた外を追走する。
 そこから5馬身離れてタケノトレジャー、内にヒカルジョディー、スズヨシーズン、アスペクト、最後方にトルサード。

 前半3ハロン35秒9はもちろんハイペース。3、4コーナー中間でティムガッドが先頭に立ち、直線でも内で粘ったが、ラスト1ハロンでスーパーワシントンが交わし、あとは独走状態。2着に4馬身差をつける圧勝劇を演じた。
 2着争いは大外から伸びたタケノトレジャーが、中を割って進出したスズヨシーズンをハナ差封じて確保した。


 スーパーワシントンは佐賀2歳新馬戦を勝ち上がり、中央入り。芝短距離をメインに3勝マークし準オープンに在籍した。岩手入りは昨年4月。白星は2つだったが、クラスターカップで岩手最先着6着、トウケイニセイ記念2着、岩鷲賞3着など重賞でも善戦。
 今季は冬休み明け初戦を快勝し、2戦目・赤松杯2着、シアンモア記念5着から今回の早池峰賞へ駒を進め、10歳にして待望の重賞制覇。また鞍上・山本聡哉騎手にもうれしい初重賞をプレゼントした。

2013早池峰賞 スーパーワシントン
2013早池峰賞 口取り

勝利騎手コメント
山本聡哉騎手

いい状態で仕上げてくれたスタッフのおかげです。返し馬の感触がすばらしかったので、リラックスして乗ることができました。テンに急がせ過ぎないよう心がけ、隊列が決まったときに大丈夫だと思いました。馬が強かった。それに尽きます。

2着・タケノトレジャー
高橋悠里騎手

前半は流れについていけなかったが、3コーナーからの反応がすばらしく一瞬、オッと思いました。最後は一杯でしたが、何とか頑張ってくれた。短距離適性がありそうです。

3着・スズヨシーズン
齋藤雄一騎手

必ずひと脚を使うので1200m向きだと思いました。

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春の水沢競馬 傾向分析

 約1カ月半ぶりの水沢競馬。今季はGWから盛岡に移ったため、春の水沢競馬は実にあっさり終わってしまった印象がある。
 そんな水沢開催をざっと振り返ると、雨の影響を受けて時計が速くなる日が多く、4月21日は雪の舞う中での開催となった。時計は晴天が続く状態であれば1秒~1秒6ほど遅くなり、雨が降り水が浮く走路となれば2秒以上速くなった。
 今回のテシオ特集は、今季の水沢競馬(2013年4月6日~4月29日)の分析をしてみたい。


☆1300m戦(全45R)
♦脚質別連対数(連対率)
逃  げ  28回(31・1%)
先  行  47回(52・2%)
差  し  14回(15・6%)
追い込み  1回(1・1%)

♦脚質別連対組み合わせ
逃げ/先行  17回
逃げ/差し  11回
先行/先行  13回
先行/差し  3回
先行/追込  1回

♦馬番連対率・TOP3
①6番枠 45回出走12勝2着7回
      連対率=42・2%
②3番枠 45回出走7勝2着4回
      連対率=24・4%
③7番枠 45回出走6勝2着3回
      連対率=20%
 5番枠 45回出走5勝2着4回
      連対率=20%
 4番枠 45回出走2勝2着7回
      連対率=20%

♦連対馬の4角での位置(連対率)
最  内 5回(5・5%)
内    33回(36・7%)
中    37回(41・1%)
外    15回(16・7%)
大  外 0回(0%)

▼活躍した枠番は3番枠~7番枠となり、内枠、外枠はそれぞれ最大でも連対率18%台に留まる。
脚質別では圧倒に先行脚質が有利となっており、逃げ脚質と合わせると全体の8割以上を占める。先行有利とならなかった日も含めた数字だけに、驚異的なものといえる。


☆1400m戦(全57R)
♦脚質別連対数(連対率)
逃  げ  22回(19・3%)
先  行  46回(40・4%)
差  し  43回(37・7%)
追い込み  3回(2・6%)

♦脚質別連対組み合わせ
逃げ/先行  13回
逃げ/差し  9回
先行/先行  8回
先行/差し  16回
先行/追込  1回
差し/差し  8回
差し/追込  2回

♦馬番連対率・TOP3
①10番枠 50回出走6勝2着9回
      連対率=30%
②9番枠 56回出走3勝2着12回
      連対率=26・8%
③7番枠 57回出走9勝2着5回
      連対率=24・6%
 2番枠 57回出走7勝2着7回
      連対率=24・6%

♦連対馬の4角での位置(連対率)
最  内 3回(2・6%)
内    43回(37・7%)
中    39回(34・2%)
外    28回(24・6%)
大  外 1回(0・9%)

▼1400m戦でも1番枠は低迷している。そして7番枠から外の枠番の連対率の高さが目につく。
脚質別では、1300m戦と比べて逃げの連対率と差しの連対率が逆転したことに気がつく。100mの距離が、逃げ馬から体力を奪い、差し馬に活力を与えたことになる。
差し馬が活躍したことで、4角での位置取りもよりワイドになった。


☆1600m戦(全25R)
♦脚質別連対数(連対率)
逃  げ  10回(20%)
先  行  21回(42%)
差  し  17回(34%)
追い込み  2回(4%)

♦脚質別連対組み合わせ
逃げ/先行  6回
逃げ/差し  4回
先行/先行  3回
先行/差し  7回
先行/追込  2回
差し/差し  3回

♦馬番連対率・TOP3
①7番枠
 25回出走7勝2着2回
  連対率=36%
②1番枠
 24回出走4勝2着4回
  連対率=33・3%
③4番枠
 25回出走2勝2着5回
  連対率=28%

♦連対馬の4角での位置(連対率)
最  内 1回(2%)
内    21回(42%)
中    17回(34%)
外    8回(16%)
大  外 3回(6%)

▼馬番別連対でようやく1番枠が連対率上位に顔をだした。やはり水沢1600mは1枠が有利。そして、7番枠。今回集計した距離全てでベスト3に入る活躍。馬券検討に迷ったら「7番」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
脚質別連対数は1400m戦と変わりない数字だが、脚質別連対の組み合わせで、意外にも先行馬2頭で決まるケースが少ないのが分かる。


データ分析/佐藤公亮
 

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先週のレース回顧 第33回 岩手ダービー ダイヤモンドカップ

6月3日
第33回岩手ダービー ダイヤモンドカップ
3歳 盛岡ダート2000m


 園田から転入初戦のリュウノタケシツウが果敢にハナに立ち、5馬身ほどリードを取る。2番手にコウギョウデジタル、3番手外にヴイゼロワン、内にテンショウリバイヴ。
 そこから5馬身離れてハワイアンリゾート、中に1番人気ハカタドンタクが追走。以下の隊列はトーホクノホシ、ヴェルシュナイダー、ブラックタイガー、ラブソング、最後方にリュウノハヤブサ。

 スタートからのラップが12秒4-11秒6-12秒1。前半3ハロン36秒1はブラックタイガー以外、初の2000m戦としては結構速かったが、1コーナーから13秒台にペースダウン。以降は13秒台のラップが刻まれていった。

 3コーナー手前でリュウノタケシツウが一杯となって失速。替わってコウギョウデジタルが先頭に立ち、ヴイゼロワンも遅れないように気合いをつける。その動きを見てハカタドンタクが3コーナー過ぎからスパートをかけ、先陣に接近。直線を向いてヴイゼロワンが先頭、その外でハカタドンタクが馬体を併せマッチレースに持ち込まれた。
 直線半ばでハカタドンタクが一瞬先頭に立ったが、ラスト100mでヴイゼロワンがもうひと伸び。ハカタドンタクをジワジワと突き放して1馬身半差をつけて完勝。鞍上・高松亮騎手は手を高々と上げてゴールに入った。


 ヴイゼロワンは昨年7月、門別2歳・1200m戦でデビュー。積極的に逃げたものの、カイカヨソウの0秒2差2着。
 カイカヨソウはその後、北海道重賞2勝、南関東重賞3勝。東京ダービーへも挑戦してインサイドザパークの0秒5差4着に善戦したほどの実力馬。2着も仕方なしだったか。
 初勝利を3戦目の門別1700m戦で飾り、続く一戦7着後に脚部不安が発生してリタイア。7ヶ月半の休養後、岩手で戦列復帰し、初戦の3歳B1を勝ち上がってダイヤモンドカップへと臨んだ。

 千葉幸喜調教師「跳びの大きい馬なのでコース広い盛岡が合いましたね。まずは今回のレースに全力投球でしたが、オーナーと相談の結果、ジャパンダートダービー(7月10日 大井)へ登録することになりました。状態が良ければ挑戦してみたいと思っています」

 昨年、ロッソコルサで同一オーナー、調教師、厩務員でダイヤモンドカップへ臨み、アスペクトの驚異的タイムの2着に敗れたが、今年は見事に雪辱。わずか6戦目で重賞制覇を果たした。ヴイゼロワンは530キロ前後の大型馬でまだまだ伸びシロがあり、今後の動向にも目が離せなくなった。


勝利騎手コメント
高松亮騎手

門別で長いところ(1700m)を勝っているので距離が大丈夫だろうと思い、自分のリズムで乗るように心がけた。
道中、遊ぶとことがあるし、後ろの馬も怖かったので気合いをつけて早めに動いた。
直線で一度、ハカタドンタクに交わされたが、また差し返して頑張ってくれました。

2着・ハカタドンタク
山本政聡騎手

もう少し前につけたかったが、ここ2戦に比べて行きっぷりがもう一つだった。3コーナーで相手は前の馬だと判断して早めに仕掛けて一瞬先頭に立ったが、ヴイゼロワンにもうひと伸びされました。

3着・テンショウリバイヴ
山本聡哉騎手

今回はゲート内でもおとなしくレースにも集中していたのが収穫。今まで乗った中で一番いい状態だったと思います。

8着・ハワイアンリゾート
吉原寛人騎手

返し馬でいいモノを持っているなと思ったが、揉まれて砂をかぶったのが痛かった。それで我慢がきかなくなりました。

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早池峰賞 データ分析

 早池峰山は、六角牛山、石上山とともに遠野三山といわれ、柳田国男が著した遠野物語では遠野の信仰、民俗の土台ともいえる重要な山として描かれている。
 2013年、早池峰の女神から力を授かり、盛岡ダート1200m戦を制するのはどの馬か? 今回は過去5年に行われた早池峰賞の結果を基に分析。開催条件はすべて盛岡ダート1200m。


☆ポイント1
1番人気は女神に嫌われた?


1番人気………〈0032〉
2番人気………〈2012〉
3番人気………〈0212〉
4番人気………〈1103〉
5番人気………〈0005〉
6番人気………〈1004〉
7番人気………〈1103〉
8番人気………〈0005〉
9番人気以下…〈01010〉

単勝平均配当………900円
馬複平均配当……5824円
馬単平均配当……8946円
3連複平均配当…3748円
3連単平均配当35124円

▼1番人気は3着が最高位の過去5年。2番人気が2勝を挙げるが、信頼を得るには安定度が足りないか。5番人気と8番人気だけが馬券に絡まない。いずれ当日の単勝オッズは要注目に変わりない。


☆ポイント2
ベテランの経験、侮れず


4歳………〈0106〉
5歳………〈0104〉
6歳………〈2117〉
7歳………〈1137〉
8歳………〈1117〉
9歳以上…〈1004〉

▼昨年カミノヌヴォーが2着になり4歳世代の面目を保ったが、勝ち星は6歳以上で分け合っている。


☆ポイント3
牡馬優勢の流れ


牡馬……〈543〉
牝馬……〈010〉
セン馬…〈002〉

▼牡馬が圧倒的に強い条件となっている。牝馬唯一の2着は、11年7番人気のオシャベリコパ。


☆ポイント4
ミスプロのやっぱり血が騒ぐ


09年優勝・フリーモア
10年2位・トーホウライデン
11年優勝・リュウノキングダム
  2位・オシャベリコパ
12年優勝・ヒカルジョディー

▼ミスプロ(ミスタープロスペクター)の血が、血統に組み込まれている馬が、毎年のように活躍する。トーホウライデンは父の母にミスプロを持ち、それ以外は父から直にミスプロの血を引き継いでいる。

▽今年の出走馬で、ミスプロの血が
 流れている馬は…
○ヒカルジョディー
○スズヨシーズン
○アスペクト
○コンプリート
○キングスリージョン
○タケノトレジャー



☆ポイント5
オシャベリコパに学ぶ


11年2着・オシャベリコパ
 阪神芝千四 1分26秒3
 京都ダ千二 1分13秒6
♡コンプリート
 阪神芝千四 1分23秒3
 中山ダ千二 1分12秒6

▼11年に7番人気で2着したオシャベリコパだが、実は岩手OP通用の時計で走っていた。コンプリートは芝馬で、得意とはいえない条件で1分12秒6を記録。奇しくも同じ5歳牝馬。


◎データからの結論

 ヒカルジョディースズヨシーズンキングスリージョン(右前屈腱炎のため出走取消)、そしてコンプリートが今年の狙い馬となった。  


データ分析/佐藤公亮

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かきつばた賞 データ分析

 今週月曜日6月3日には、岩手県指定文化財(天然記念物)「山岸のカキツバタ群落」が開花して、チャグチャグ馬コとともに、盛岡に初夏の訪れを教えてくれる。
 今回のテシオ特集は過去5年(08年~12年)のかきつばた賞の結果を基に分析。開催条件はすべて、盛岡芝2400m。


☆ポイント1
信頼の1番人気


1番人気………〈4100〉
2番人気………〈1112〉
3番人気………〈0014〉
4番人気………〈0014〉
5番人気………〈0023〉
6番人気………〈0203〉
7番人気………〈0005〉
8番人気………〈0006〉
9番人気以下…〈0109〉

単勝平均配当………202円
馬複平均配当……1324円
馬単平均配当……2220円
3連複平均配当…3674円
3連単平均配当17650円

▼1番人気馬の信頼度は高い。過去5頭中2回はボスアミーゴ。1番人気で2着はカネショウエリート。2番人気の信頼度も高いが、勝ち星はやはりボスアミーゴ。
単勝以外の馬券で高配当が出るのは、ヒモ荒れの傾向が強いから。昨年は12番人気のインテグラルヘッドが2着に突っ込んで、1番人気・2番人気が絡んだにもかかわらず、3連単60740円の万馬券。


☆ポイント2
5・7歳の牡馬が活躍


3歳………〈0010〉
4歳………〈1138〉
5歳………〈2209〉
6歳………〈0003〉
7歳………〈21110〉
8歳………〈0115〉
9歳以上…〈0001〉

牡馬〈554〉 
牝馬〈001〉
※馬券の対象となる3着案出を集計

▼5歳世代の活躍が目立ち、それを7歳世代が追う構図。3歳世代唯一頭の参戦で3着したのは、昨年のワタリドラゴン。牝馬で3着したのは08年のクルセイズ(当時7歳)。


☆ポイント3
前走芝レースで好走


08年ボスアミーゴ
  盛岡芝1700m・1着 
    →かきつばた賞・1着
08年コスモアンファング
  盛岡芝1700m・2着 
    →かきつばた賞・2着 
10年ドリームスナイパー
  盛岡芝1700m・2着 
    →かきつばた賞・3着
12年ワタリドラゴン
  盛岡芝1600m・1着 
    →かきつばた賞・3着

▼かきつばた賞の直前で芝レースを好走した馬は、距離延長となっても好成績を残す確率が高い。


☆ポイント4
格上挑戦は3着まで


◇09年モエレマーメイド
   コスモアンファング
   →ともに着外
◇10年ドリームスナイパー
   →3着まで
◇11年ドリームスナイパー
   コンバットジェット
   →ともに着外

▼過去実績があったとしても、格上挑戦には厳しい結果がまっている。


☆ポイント5
SS系種牡馬の活躍


アドマイヤボス   3勝
タヤスツヨシ    1勝
ゴールドアリュール 1勝

▼5年連続サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が優勝。


◎データからの結論

シルクドルフィンシルククレヴァーメスナーが今年の狙い馬。


データ分析/佐藤公亮

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岩手ダービー ダイヤモンドカップ データ分析

 近年の岩手ダービーは「全国区」を肌で感じさせるレースが続いている。ロックハンドスター、ベストマイヒーローの圧勝劇。昨年のアスペクト・ロッソコルサの残り800mからのマッチレースは、岩手競馬の歴史に残る名勝負と断言してもいいだろう。
 今年は転入条件の緩和にともなって、岩手初出走が岩手ダービーという出走馬がおり、力比較が例年よりも難しくなっている。

 今回のテシオ特集は、過去5回の岩手ダービー・ダイヤモンドカップの結果を基に分析。
 08年~12年の計5回、開催条件はすべて盛岡ダート2000m。


☆ポイント1
馬券は1番人気から


1番人気………〈3110〉
2番人気………〈2111〉
3番人気………〈0212〉
4番人気………〈0014〉
5番人気………〈0005〉
6番人気………〈0104〉
7番人気………〈0005〉
8番人気………〈0005〉
9番人気以下…〈00113〉

単勝平均配当………206円
馬複平均配当………616円
馬単平均配当………840円
3連複平均配当…2086円
3連単平均配当…4840円

▼実力決着の盛岡ダート2000mを象徴するかの結果。
1番人気5頭すべてが、馬券に絡む安定感。続くのは2番人気で、5頭中4頭が馬券圏内。各種馬券の平均配当をみても、荒れることが稀なレース。09年3連単14060円が最高配当となっている。


☆ポイント2
女を泣かせる男たち


牝馬〈000〉
※馬券の対象となる3着までを集計

▼過去5回で牝馬の出走は13頭。
最高着順は10年サダチカガーベラの10着。実績では09年あやめ賞、留守杯日高賞を制したシルバーカテリーナでさえも6着。
牝馬にとっては大きな試練として立ちはだかる。


☆ポイント3
馬体重からさぐる


1着馬平均馬体重…457・8㎏
最高…482㎏ 最低…402㎏
2着馬平均馬体中…468・8㎏
 最高…507㎏ 最低…445㎏
3着馬平均馬体重…455・6㎏
 最高…470㎏ 最低432㎏

▼大型化が進む競走馬だが、この競走ではそれほど大きさは要求されない。ちなみに過去5回で、馬体重500㎏以上で出走したのは、全54頭中2頭のみ。


☆ポイント4
七時雨に輝くダイヤ


◇08年七時雨賞(水沢1800m)
 1着ゴールデンクリーク…1着
 2着モエレハナオー ……2着
◇09年七時雨賞(盛ダ1800m)
 2着マヨノエンゼル ……1着
 3着トキワノマツカゼ……2着
※七時雨賞1着ダンストンジールはダイヤモンドC不出走
◇10年七時雨賞(盛ダ1800m)
 1着モエレフットライト…1着
 2着ダークライ   ……7着
 3着サクラエルセダン……3着
◇11年七時雨賞(盛ダ1800m)
 1着ベストマイヒーロー…1着
 2着ヤマトスバル  ……3着
◇12年七時雨賞(水沢1900m)
 1着ロッソコルサ  ……2着
 2着トーホクアロー ……3着

▼過去4回の七時雨賞上位馬は、岩手ダービー・ダイヤモンドカップでも活躍している。
今年はやまびこ賞が該当し、1着ハカタドンタク、2着ハワイアンリゾート、3着トーホクノホシからは目が離せない。 


◎データからの結論

 ポイント4からやまびこ賞上位は外せない。ポイント3から、ハワイアンリゾートが岩手ダービーの称号に近い存在となる。


データ分析/佐藤公亮

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レース名を募集します!騎手部会協賛「復興祈念レース」、今年も実施!!

 明日2日(日)、第7Rは岩手県調騎会騎手部会協賛による『子供達の未来と夢を応援します!』
 このレース名には被災地の子供たちの夢をずっと応援し続けたい。子供たちの明るい未来のため、精一杯騎乗するという騎手部会の想いが込められている。

 昨年、騎手部会が命名したレースを21レース実施し、騎乗手当ての一部。また競馬場内、街頭で行った募金活動などで預かった募金を今年3月21日、『いわての学び希望基金』へ贈呈した。
 同じ席では岩手県調騎会がレースで勝利した都度、積み立ててきた積立金。昨年7月16日、震災復興祈念「ジョッキーズチームマッチ」後、盛岡競馬場で実施したチャリティーオークションの売り上げ金も岩手県競馬組合から同基金へ贈呈された。

岩手競馬騎手による募金活動

 騎手部会会長を務める村上忍騎手「2年前、東日本大震災で被害を受けて岩手競馬は開催もできない時期もありましたが、みなさんの熱い支援のおかげで再開できました。
 我々も被災地に向けて何か役に立てることはないか、と話し合った結果、騎手部会のメンバーが一人一人レース名称を考え、『復興祈念協賛競走』を全21レース実施。我々の騎乗手当ての一部。また競馬場内と街頭でも13回の募金活動を行いましたが、それらの活動などで集まった基金を贈呈しました」

 2週に1回を基本とし、騎手部会の命名レースが行われ、さらには期間限定で騎乗した内田利雄騎手、寺地誠一騎手も命名したが、今年はさらに進化した形で被災地への支援活動を行いたいという。

岩手競馬騎手による募金活動

「今年春、騎手部会の集まりを持ちましたが、復興が思ったほど進んでいない中、継続して被災地支援活動を行っていこうと全員一致で決定しました。そこで今回はファンの皆さんにご協力をいただき、レースの命名をお願いしたいと考えました」

 すでに5月25日から応募を開始。Eメール、競馬場インフォメーションに応募用紙を設置し、広くファンの方々からの命名を待っている(詳しくは岩手競馬公式ホームページをご覧下さい)。

「レース名については被災地へのメッセージ、復興支援、岩手競馬にかかわることなどをお願いします。最初は1開催(2週間)に1レースと思っていましたが、応募が多ければもっと増やしたい。できるだけ多くの方のご協力をいただき、被災地の子供たちに勇気を届けたいと思っています」

 レース名は15文字以内。選考は騎手部会が行い、採用された方には岩手競馬所属騎手のサイン入りシートクッション、岩手競馬特別観覧席ペアチケットがプレゼントされる。

「6月2日、第7レースから復興祈念レースがスタートしますが、1回目は騎手部会からメッセージ、元気を送る予定です。
 今回、応募してくださる方にはレース名称に加え、命名した想いも書いてほしいと思っています。
 この活動が発展していけば、さらに大きな輪が広がっていくと考えています。多くのみなさんが命名してくださることをお願い致します」

 今後、レース名の募集のほか、騎手部会主催によるチャリティーオークションの実施も計画中だと言う。被災地の子供たちへの長期的支援を目的に始まった『復興祈念レース』の更なる発展を祈ってやまない。

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2013年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年07月

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