2014年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年12月

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=データ分析= 第31回 プリンセスカップ

今回のデータ分析の基となったのは、地方全国交流となった12年、13年のプリンセスカップ結果。
開催条件はいずれも、水沢ダ1400m。


☆ポイント1
人気馬が上位を占める

◇2012年の配当
 単 勝……………440円
 馬 単…………2010円
 3連単…………4750円
☆2013年の配当
 単 勝……………140円
 馬 単……………990円
 3連単…………1950円

◇2012年の人気
 2番人気↓3番人気↓3番人気
☆2012年の人気
 1番人気↓4番人気↓2番人気

☆ポイント2
北海道の層の厚さを知る

 岩 手〈111〉
 北海道〈101〉
 笠 松〈010〉
※馬券の対象となる3着までを集計

▼地元岩手が優勢のように見えるが
北海道出身とすると〈211〉となる。岩手生え抜き〈011〉。

☆ポイント3
岩手所属の狙い馬

◇12年プリンセスカップ
 2着ワタリルーブル
  ○ビギナーズC 優勝
  ○知床賞    2着
☆12年プリンセスカップ
 3着ターントゥタイド
  ○若鮎賞    優勝
  ○ジュニアGP 3着

▽データ該当馬は…
 ランデックハナコ

▼地元重賞を勝ち、遠征馬を含めた重賞でも好走。その経験をプリンセスカップ好走へと繋げる。今年はランデックハナコが該当するが、地元重賞優勝のみでは物足りないか。

☆ポイント4
女王2騎の共通項

◇12年プリンセスカップ
 優勝ブリリアントロビン
  ○エーデルワイス賞 9着
   門別ダ千二1分13秒8(稍)☆13年プリンセスカップ
 優勝カクシアジ
  ○エーデルワイス賞 7着
   門別ダ千二1分13秒4(稍)
 
▽データ該当馬は
 ネガティヴ
  エーデルワイス賞3着
 パシコペンネッタ
  エーデルワイス賞6着

▼過去2年の優勝馬は交流重賞GⅢエーデルワイス賞でひと桁着順を記録している。今年はネガティヴ、パシコペンネッタが該当。

☆ポイント5
カクシアジに類似

☆13年プリンセスカップ
 優勝カクシアジ
  北海道〈2112〉
  他地区〈2000〉
   園田ダ千四1分30秒7(良)
   笠松ダ千六1分42秒5(良)

♡ティープリーズ
  北海道〈1101〉
  他地区〈3102〉
   園田ダ千四1分31秒6(良)
   笠松ダ千六1分42秒7(良)

▼地元馬同士の競馬では崩れなし。唯一の着外はカクシアジがダートグレード競走、ティープリーズが南関東重賞。

☆ポイント6
門別ダ1200mの時計

♡ユヅルノオンガエシ
   門別ダ千二1分12秒9(重)
参考時計
 ラブミーブルー
   門別ダ千二1分12秒5(重)
▼この時計は過去2年、遠征してきた北海道勢のなかでも、TOPクラスの時計。ラブミーブルーは昨年、本紙◎評価(レースは競走除外)

☆ポイント7
知床賞で好走
 
◇12年プリンセスカップ
 2着ワタリルーブル
   知床賞2着
 3着ミネサランサジャ
   知床賞優勝

▽今年、知床賞好走は
 優勝ミラクルフラワー

◎データからの結論
 今年も遠征馬が強力。ネガティヴ、パシコペンネッタを上位にとり、ティープリーズ、ユヅルノオンガエシ、ミラクルフラワーに好走の可能性。

データ分析/佐藤公亮
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=レース回顧= 第27回 ダービーGPを振り返る

11月24日
第27回 ダービーグランプリ
(3歳、地方全国交流、水沢2000m)

 1番人気ダンスパフォーマー(2・3倍)、2番人気ドラゴンエアル(2・6倍)、3番人気ケージーキンカメ(5・4倍)、4番人気ライズライン(7・6倍)。優勝馬主には社台スタリオンステーション協賛により、種牡馬クロフネの配合権利が提供された。
 スタート直後にマンボプリンスが落馬のアクシデント。クロスオーバーが果敢にハナを主張し、2番手にバイザスターン、3番手外ケージーキンカメ。4番手インにユナイテッドボス、5番手にファイヤープリンス。ダンスパフォーマー6番手からの競馬。9番手ライズライン、後方2番手にドラゴンエアル。
 スタートから12秒6-12秒1-12秒9は平均ペースだったが、4ハロン目から13秒1-13秒2-13秒8とガクンと減速。後続が折り合いを欠いたのはペースが遅くなったためだったが、ラスト800mから一気にペースアップ。12秒2-12秒4-12秒2-12秒9。完全に決め手勝負に持ち込まれた。
 向正面、後方に待機したライズラインが動き、それを見てドラゴンエアルもスパート。一方、先陣ではダンスパフォーマーが前へ接近を図ると、その内にいたファイヤープリンスも一気にスパート。
 3コーナー過ぎにファイヤープリンス、外ダンスパフォーマーの2頭がクロスオーバーを交わして先頭。ロングスパートをかけたドラゴンエアルも一気に差を詰め、4角手前で早くも射程圏に入れる。
 直線を向いてダンスパフォーマーがファイヤープリンスを抜いたのもつかの間、ドラゴンエアルがラスト100mで交わすと一完歩ごとに突き放して2馬身差。ドラゴンエアル鞍上の吉原寛人騎手はガッツポーズでゴールに入った。

141124 ダービーGP
photo/横川典視

 ドラゴンエアルはデビュー4戦目で初勝利を飾り、ハイセイコー記念2着、ニューイヤーカップ3着。以降も上位を確保し、羽田盃3着、東京ダービー4着。4ヶ月半の休養明けの3歳準重賞・スターバーストカップ3着を叩いてダービーグランプリに駒を進めた。
 今回、メンバー中一番の実績を残しながらも2番人気だったのは追い込み脚質ゆえ。1周1200m、直線200mの小回り水沢で追い込みが決まるか、半信半疑の面があったのは否定できないところ。
 しかし吉原寛人騎手は十分折り込み済み。残り800mからスパートをかけても届くと判断し、しっかり結果を出すのだからさすがだ。
 高月賢一調教師「前に行ってほしい気持ちもあったが、吉原騎手がうまく乗ってくれた。今後については白紙。忙しいマイルは合わないと思うので、次走は1800m以上のレースを使うことになると思います」

◆ジョッキー談話◆
優勝・ドラゴンエアル
 吉原寛人騎手
「ほかの馬が行きたがっていたが、前半しっかり折り合いがついたし、馬群の外もイメージどおり。タテ長の展開を避けたかったので、理想的な競馬ができた。ライズラインが動き始めたのが勝負どころだと思ってスパートをかけた。ファイヤープリンスを捕らえたところで勝利を確信し、直線は余裕がありました。
 ニューイヤーカップで不利があって3着に敗れ悔しい思いをしたが、そのお返しができた。今回はメンバー的にも正念場だと臨んだが、しっかり結果を出せてうれしい。これからの成長も楽しみです」
2着・ダンスパフォーマー
 御神本訓史騎手
「もう少し前を取りたかったが、いつもよりトモに力が入らなかったので揉まれるよりはいいだろうと。今回は手前替えがスムーズでしたし、いい感じで伸びていたが、2馬身差は力どおり。向うは(ドラゴンエアル)は重賞でも入着クラスですし、決め手の差がでましたね」
3着・ファイヤープリンス
 左海誠二騎手
「折り合いを欠いたのが痛かった。切れる脚がないので、早めに動くのは最初から考えていました」
4着・ケージーキンカメ
 青柳正義騎手
「南関東の馬は厳しい競馬をしていますからね。3コーナーが勝負どころだと思っていましたが、あそこで押し込まれてしまった。前走で2600mを使った反動があったかもしれないし、体重が思った以上に減っていた。まだ成長の余地が十分あると思っていますので、この経験を今後に活かしてほしい」
5着・クロスオーバー
 畑中信司騎手
「枠順からも逃げるつもり。あとは極力抑えて自分のペースを競馬することに徹しましたが、3コーナーで一気に来られてきつかった。ですがこのメンバーで掲示板に載れば健闘だと思います。今回で4度目の騎乗となりますが、乗るたびに成長を実感。道中落ち着いて走っているし、素直で非常に乗りやすい馬です」


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競馬ウィークリートピックス (2014年11月20日~11月26日)

岩手競馬では第27回ダービーグランプリが水沢競馬場で行われ、南関東、金沢、高知からの遠征馬5頭を迎えて、127秒の熱い戦いが寒さを忘れさせてくれた。

 中央競馬で京都競馬場で第31回マイルCSが行われた。今週のGⅠも重賞未勝利馬の動向に注目が集まったが、ダノンシャークが優勝。重賞3勝目が初GⅠ制覇となった。24日には頚椎(けいつい)骨折から復帰を果たした後藤浩輝騎手が、東京第5Rで復帰後初勝利を挙げた。

 地方競馬では、昨年のテシオ杯ジュニアグランプリ優勝、今年のGⅢ京成杯優勝のプレイアンドリアルが現役引退を発表。


岩 手 競 馬

◆11月22日(土)
▽第10Rはスプリント特別(OP、水沢ダ1400m)。当日の馬場を読み切ったかの逃げを打ったのが、ランドオウジ(村上忍騎手、千葉幸厩舎)。チェリービスティー、転入初戦ケイアイアストン、ダブルスパークが続くものの、最後の直線に入
ると一気に脚を使い後続を突き放すランドオウジ。結局2着ケイアイアストンに7馬身差をつける圧勝。勝ち時計は1分27秒2(重)。2番人気に推されたドリームクラフトは直線外で差し脚を伸ばしたが、3着が精一杯だった。

◆11月23日(日)
▽第10Rは区界賞(C1級、水沢ダ1600m)。レースの焦点は岩手転入後6戦6勝エントラール(高松亮騎手、新田守厩舎)の勝ち方。スタート直後は1番枠パレントゥチェリとの主導権争いとなったが、1コーナではハナを奪い、そのまま影を踏ませず、7連勝を飾った。勝ち時計1分42秒3(重)。5馬身差2着には外差しキルデビルヒルズ。

▽第11Rは初冬特別(A級一組、水沢ダ1800m)。昨年の北上川大賞典を制したモズ(高橋悠騎手、佐藤祐厩舎)が、岩手再転入初戦を逃げ切りで飾った。勝ち時計は1分55秒6(重)。そして、この勝利で鞍上の高橋悠里騎手(水沢・鈴木七厩舎所属)は地方競馬通算400勝を達成した。なお、モズの次走は12月7日の第37回北上川大賞典を予定。

◆11月24日(月)
▽第10Rは第27回ダービーグランプリ(3歳、地方全国交流、水沢ダ2000m)。
高知・クロスオーバーの逃げで始まったレースは向正面過ぎで一気に動く。大井・ダンスパフォーマー、浦和・ファイヤープリンスが先頭集団を形成、岩手・ライズラインが動き、つれて川崎・ドラゴンエアル(吉原寛騎手、川崎・高月賢厩舎)が加速する。最後の直線は南関東3騎の追い比べとなったが、ドラゴンエアルが力でねじ伏せた。勝ち時計は2分7秒6(稍)。2着ダンスパフォーマー、3着ファイヤープリンス。掲示板は遠征馬に独占され、岩手最先着はライズラインの6着。
※ダービーグランプリの詳しいレース回顧は11月30日付のいわて馬テシオ、またはwww.tesio.jp内「週刊テシオ情報局・特集」をご覧ください。


J  R  A

◆11月23日(日)
▽京都11Rのマイルチャンピオンシップ(3歳以上、GⅠ、芝1600m)は、8番人気ダノンシャーク(岩田康騎手、栗東・大久保龍厩舎)が勝利した。勝ち時計は1分31秒5。ハナ差2着に3番人気フィエロが、1馬身半差の3着には9番人気グランデッツァが入線した。

▽ダノンシャークは6歳牡馬で、父ディープインパクト、母カーラパワー(母の父Caerleon)。通算成績は29戦7勝とした。重賞制覇は13年GⅢ京都金杯、13年GⅢ富士Sに次いで3勝目。GⅠは初制覇。

▽岩田康誠騎手は10年エーシンフォワードに次いで2勝目。大久保龍志調教師は初勝利。


◆11月24日(月)
▽東京第5Rで新馬戦(2歳、芝1800m)が行われ、後藤浩輝騎手騎乗の6番人気カボスチャン(牝2、美浦・牧光二厩舎)が、1番人気グランシルクの追撃をクビ差凌いで勝利。4月27日の落馬事故から復帰した後藤浩輝騎手は、復帰17戦目で勝ち星を手にした。

◆11月25日(火)
▽ジャパンCに出走予定のフェノーメノ(牡5、美浦・戸田博文厩舎)が、岩田康誠騎手とのコンビでレースに臨むことがわかった。フェノーメノにはクリストフ・ルメール騎手が騎乗予定だったが、24日京都第12Rの落馬事故でルメール騎手が負傷したため、岩田騎手とのコンビが決定。岩田騎手はフェノーメノのデビューから4戦目までの手綱を取っており、2勝(新馬、500万)を挙げている。


地 方 競 馬

◆11月21日(金)
▽昨年のテシオ杯ジュニアグランプリ、今年の京成杯を快勝したプレイアンドリアル(牡3、川崎・河津裕昭厩舎)が、11月18日付で引退したことが21日、神奈川県川崎競馬組合より発表された。今後は北海道恵庭市のすずらん乗馬クラブで乗馬になる予定。

◆11月26日(水)
▽園田競馬場で第16回兵庫ジュニアグランプリ(2歳、GⅡ、ダ1400m)が行われ、田中学騎手騎乗の7番人気ジャジャウマナラシ(牡2、浦和・小久保厩舎)が、6番人気オヤコダカに2馬身半差をつけ優勝。勝ち時計は1分26秒4(重)。

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=データ分析= 第27回 ダービーグランプリ

本日のテシオ特集は第27回ダービーグランプリのデータ分析。
水沢競馬場で行われた過去3回の結果を基にした。開催条件は水沢ダート2000m。


☆ポイント1
水沢開催は人気馬が勝つ

○2010年の配当
 単 勝……………260円
 馬 単…………2510円
 3連単………10660円
◇2012年の配当
 単 勝……………320円
 馬 単…………1040円
 3連単…………5080円
☆2013年の配当
 単 勝……………210円
 馬 単…………1030円
 3連単…………9710円

○2010年の人気
 2番人気↓5番人気↓1番人気
◇2012年の人気
 2番人気↓1番人気↓5番人気
☆2012年の人気
 1番人気↓5番人気↓6番人気

☆ポイント2
不来方賞馬VS地方馬

 岩 手〈200〉
 南関東〈101〉
 金 沢〈011〉
 北海道〈020〉
※馬券の対象となる3着までを集計

▼岩手2勝は不来方賞優勝馬によるもの。南関東1勝は東京ダービー2着馬。金沢は2頭ともサラブレッド大賞典優勝馬。

☆ポイント3
不来方賞優勝

○10年優勝 ロックハンドスター
◇12年優勝 ロッソコルサ
☆13年9着 コウギョウデジタル
▽今年の不来方賞優勝は…
 ライズライン

▼岩手所属馬がダービーGPで活躍する条件は不来方賞優勝。昨年は残念な結果に終わったが、世代№1の実力を信頼する。

☆ポイント4
南関東所属の取捨

◎京浜盃〈大井ダ千七〉
10年3着シーズザゴールド
      1分47秒8(重)
13年優勝ジェネラルグラント
      1分47秒1(良)
▽今年の出走馬では…
    ドラゴンエアル
      1分47秒9(良)
    ファイヤープリンス
      1分48秒7(良)
    ダンスパフォーマー
      1分49秒1(良)

◎東京ダービー〈大井ダ二千〉
10年3着シーズザゴールド
      2分7秒5(良)
13年優勝ジェネラルグラント
      2分7秒3(良)
▽今年の出走馬では…
    ドラゴンエアル
      2分7秒6(良)
    ファイヤープリンス
      競走除外

▼ダービーGPで好走した南関東所属馬と時計比較で遜色ないのは、ドラゴンエアル。京浜盃2着、東京ダービー入着と成績でも、ダービーGPでの好勝負は約束された。

☆ポイント5
金沢からの刺客

◎3歳A1級戦〈金沢ダ千七〉
10年2着ナムラアンカー
      1分49秒9(稍)
▽今年の出走馬では…
    ケージーキンカメ
      1分50秒0(稍)

◎MRO金賞〈金沢ダ千七〉
13年3着アルドラ
      1分51秒9(良)
▽今年の出走馬では…
    ケージーキンカメ
      1分49秒9(良)

▼過去との比較からはケージキンカメから目が離せない。

☆ポイント6
好走する脚質は?

○10年ダービーGP
 優勝馬 4‌4‌2‌2
 2着馬 2‌2‌1‌1
◇12年ダービーGP
 優勝馬 4‌3‌1‌1
 2着馬 1‌‌2‌1‌1
☆13年ダービーGP
 優勝馬 1‌1‌2‌1
 2着馬 8‌8‌1‌2
※通過順はS前→2角→3角→4角

▼10年1番人気はS前12番手からの競馬で3着に敗れる。

◎データからの結論
 ライズライン本命。実績上位ドラゴンエアルが対抗。以下ケージーキンカメ、ダンスパフォーマー、ファイヤープリンス。

データ分析/佐藤公亮

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=レース回顧= 第42回 南部駒賞を振り返る

11月16日
第42回 南 部 駒 賞
(2歳、地方全国交流、
水沢1600m)

 単勝1番人気ロールボヌール(1・1倍)、2番人気フジノサムライ(6・0倍)、3番人気コスモグリズリー(10・9倍)。優勝馬主には社台スタリオンステーション協賛により、人気種牡馬ゴールドアリュールの配合権利が提供された。
 フジノサムライ、コウギョウポケットの2頭がダッシュつかず。スペクトルが先手を取ったが、スズカブレーンも手をしごいてハナを主張。
 しかし枠差もあり、スペクトルが主導権を握り、スズカブレーン、3番手外にコスモグリズリー、4番手外にランデックナイト、内にロールボヌール。以下、コウギョウポケット、フジノサムライ、トーホクフェアリー、ランデックオペラの隊列で落ち着く。
 スタートから12秒1-11秒3-11秒9-13秒7-12秒3-12秒7-12秒7-13秒9。
 ハロンラップを見ても分かるとおり1コーナーカーブで一度ペースが落ちたが、2コーナーで再びペースアップ。向正面でフジノサムライが早めスパートをかけ、それを見てロールボヌールも外に出して前へ接近する。
 3ハロン標識手前でスズカブレーンが脱落し、内スペクトル、中コスモグリズリー、外ロールボヌールの3頭が併せ馬の形で進み、中コスモグリズリーが一杯。内でスペクトルが渋太く粘ったが、ロールボヌールがラスト100mで先頭に立つや、一気に後続を突き放す。抜群の瞬発力を披露し、2着スペクトルに6馬身差。またもや圧勝劇でデビューから無敗4連勝を飾った。
141116 南部駒レース
ロールボヌール photo/横川典視


 ロールボヌールは父フレンチデピュティ、母ロスグラシアス、母父シンボリクリスエスの牡2歳馬で日本最大規模のサマーセールの出身。
 デビューは8月31日、水沢850m戦で2着に8馬身差をつけて逃げ切り勝ち。2戦目の盛岡芝1000mを4角先頭から4馬身差をつけ、2歳三冠・若駒賞へ駒を進めた。
 ロールボヌールは超ハイペースの3番手を追走。3コーナー過ぎに逃げるスペクトルを射程圏に入れ、直線を向いてスパート。あっという間に突き抜け、2着に2秒5の大差をつけて圧勝。
 このパフォーマンスが一気に全国へ広まり、今回の南部駒賞のレースぶりが注目された。
「今日はすごいプレッシャーを感じた」と山本聡哉騎手がレース後、語ったが我々の方にも問い合わせが殺到。注目度も半端ではなかったが、期待どおり、いや期待以上のレースぶりを見せてくれた。
 率直に驚いたのは内で砂を被ってもまったく怯まなかったこと。これまでいずれも砂を被る局面がなく、一瞬ヒヤッとした。「何度も砂を被らせるケイ古をやっていたが、実戦となると別ですからね。それも問題にしなかったのも収穫です」と千葉幸喜調教師。
 続けて「並んでからの脚がすばらしい。改めてですが、瞬発力のすごさに感心しました。今回の揉まれる競馬も今後に活きると思います。これで全日本2歳優駿も視界に入りましたが、あくまでも馬の状態次第。まだ時間がありますから、オーナーと相談しながらジックリと考えたいと思っています」

◆ジョッキー談話◆
優勝・ロールボヌール
 山本聡哉騎手
「スタートが速かったので前に行ってもいいかなとも思いましたが、外から追って先手を主張した馬(スズカブレーン)がいたので控えた。競馬を覚えさせる意味でも無理して行きませんでした。ですから位置取りは想定内でしたし、勝負どころでうまく外に出せたのも勝因。あとは後ろの馬(フジノサムライ)と前のスペクトルの脚色(あしいろ)を測りながら、スパートをかけたら一瞬で伸びてくれた。レースセンスもすばらしいし、能力も本当に高い。次回も乗せてもらえたら、またしっかり結果を出したい。これからも非常に楽しみな馬です」
2着・スペクトル
 山本政聡騎手
「ペースが速いのは分かっていましたが、道中、トボけて走っていたので外から被せられてかえってよかった。しっかりハミをとってくれました。最後は決め手勝負に負けましたが前回よりさらに良くなっていた。これからもっと走ってくれると思います」
3着・フジノサムライ
 石川倭騎手
「今回もそうでしたが、ここ3走はスタートがもう一つ。ジリ脚なので早めに動きましたが、まだ体ができていない。力は間違いなくあると思います」
4着・コスモグリズリー
 森泰斗騎手
「流れは速かったが、本命馬を内に閉じ込め、いい感じでレースを進めることができた。でも相手が強すぎた。噂以上の強さでした」

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競馬ウィークリートピックス(2014年11月13日~11月19日)

岩手競馬は水沢開催がスタートして、シーズンラストまで駆け抜ける。
今週は「第42回南部駒賞」が行われて、1番人気ロールボヌールが圧勝した。同じ日の第4Rには長い歴史のある岩手競馬でも、過去4度しかない特払いが3連単で発生した。

 中央競馬では京都競馬場で、「第39回エリザベス女王杯」が行われた。近年3歳馬優勢の流れにあったが、それを止めたのは4歳馬のディープインパクト産駒ラキシス。

 地方競馬では13日木曜日でホッカイドウ競馬の今シーズンの全日程が終了。その締めくくりは「第57回道営記念」。それを制したのは1番人気のウルトラカイザー。

岩 手 競 馬

◆11月15日(土)
▽第10Rはノベンバーカップ(B2級、水沢1400m)。好枠を活かしてファーストメジャー(関本淳騎手、小林義厩舎)が逃げ、直後にラブチェリー。ファーストメジャーが軽快に飛ばし、直線に入ってもスピードは衰えることなく、文句なしの逃げ切り勝ち。その時計1分27秒5(不)。2着争いが接戦となり、リトルキングがラブチェリーとの叩き合いを制して2着。1番人気ヒノモトイチバンは追い込み届かず8着。

▽ファーストメジャーは水沢競馬場初勝利、道悪競馬でも初勝利。

◆11月16日(日)
▽第4RはC2級六組(水沢1400m)。逃げた7番人気オーミアマルフィが逃げ粘り2着、それをゴール前差し切ったのが4番人気キングロイ。3着には道中7番手から差し脚を伸ばした9番人気ダルド。馬単4万1200円、3連複21万9780円の大荒れ。3連単は投票なしで特払い70円。
 もし3連単に1票投じられていた場合、その配当は392万円程度。

▽第10Rは第42回南部駒賞(2歳、地方全国交流、水沢1600m)は、岩手6頭、北海道2頭、南関東1頭で、その覇権を争った。
 レースはスペクトルがハナを譲らず、逃げ宣言スズカブレーンの出鼻を叩く。1番人気のロールボヌール(山本哉騎手、千葉幸厩舎)は4番手インから、3角で先頭集団を射程圏に入れ、直線で逃げるスペクトルを突き放し6馬身差の圧勝。勝ち時計1分40秒6(不)。

※南部駒賞の詳しいレース回顧は11月23日付のいわて馬テシオ、またはwww.tesio.jp内「週刊テシオ情報局・特集」をご覧ください。


J  R  A

◆11月16日(日)
▽京都競馬場11Rの第39回エリザベス女王杯(GⅠ、3歳上牝馬、芝2200m)は3番人気ラキシス(川田将騎手、栗東・角居勝厩舎)が勝利した。勝ち時計は2分12秒3(良)。クビ差2着に1番人気で、今年のオークス馬ヌーヴォレコルト。秋華賞を制したショウナンパンドラは6着、連覇を狙ったメイショウマンボは2番人気に推されたものの12着。

▽ラキシスは4歳牝馬で、父ディープインパクト、母マジックストーム(母の父Storm
Cat)。通算成績は11戦4勝。

▽川田将雅騎手、角居勝彦調教師ともにエリザベス女王杯は初勝利。

▽角居勝彦調教師がエリザベス女王杯に出走させた3頭、すべてが掲示板に載った。優勝ラキシス、3着ディアデラマドレ、5着キャトルフィーユ。

▽角居勝彦調教師はJRA・GⅠ20勝目。牝馬限定GⅠ完全制覇まで、桜花賞を残すのみ。

▽この秋のGⅠは5戦連続で、重賞未勝利馬が優勝している。

▽ちなみに今週のマイルCSに出走予定の重賞未勝利馬は、サンライズメジャー、サンレイレーザー、フィエロ、レッドアリオン。


地 方 競 馬

◆11月13日(木)
▽門別競馬場で第57回道営記念(3歳上・ダ2000m)が行われ、道中3番手で進め、直線入り口で先頭に立った1番人気ウルトラカイザー(井上俊彦騎手、林和厩舎)が、そのままゴールまで押し切り優勝した。勝ち時計は2分4秒9(重)。

▽勝ったウルトラカイザーは、父レギュラーメンバー、母ローレルワルツ、その父ダイナレターという血統。6月の交流戦から5連勝での道営記念制覇となった。重賞4勝目。

▽同じく門別競馬場で第2回ブロッサムC(2歳牝・ダ1200m)が行われ、好位の外でレースを進めた5番人気ユヅルノオンガエシ(牝2、金沢・吉原寛騎手、田中淳厩舎)が、直線で前を捕らえて抜け出し、2着ユメノヒトに1馬身半差をつけ優勝。勝ち時計は1分12秒9(重)。

▽勝ったユヅルノオンガエシは、12月1日(月)に水沢競馬場で行われる第31回プリンセスC(ダ1400m)に登録している。

◆11月19日(水)
▽浦和競馬場で第35回浦和記念(GⅡ・3歳上・ダ2000m)が行われ、好位でレースを進めた3番人気サミットストーン(牡6、石崎駿騎手、船橋・矢野義厩舎)が、直線で最内から脚を伸ばし、道中2番手追走から先頭に立って粘る5番人気グランディオーソをゴール寸前で捕らえ、アタマ差をつけ優勝した。勝ち時計は2分7秒8(良)。

▽勝ったサミットストーンは、父ロージズインメイ、母タイキアプローズ、その父Devil's
Bagという血統。重賞はこれで6勝目だが、ダートグレード優勝は初めて。

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=データ分析= 第42回 南 部 駒 賞

今日のデータ分析は「第42回南部駒賞」。
水沢競馬場で行われた過去5回(08年~10年、12年~13年)の結果を元にした。


☆ポイント1
1番人気、連対パーフェクト

 1番人気………〈3200〉
 2番人気………〈1022〉
 3番人気………〈0203〉
 4番人気………〈0014〉
 5番人気………〈1013〉
 6番人気………〈0013〉
 7番人気………〈0005〉
 8番人気………〈0005〉
 9番人気以下…〈0104〉

 単勝平均配当…………294円
 馬単平均配当………1118円
 3連単平均配当…10310円


☆ポイント2
北海道 VS 岩 手

 北海道〈134〉
 岩 手〈421〉
※馬券対象となった3着までを集計

▼地元開催の岩手勢が4勝だが、12年は北海道勢のワン、ツー、スリーフニッシュ。
☆ポイント3
今年の北海道勢は?

◇09年南部駒賞2着
☆モエレクリューガー
 門別ダ千二 1分14秒6(稍)
 門別ダ千七 1分50秒1(稍)

◇10年南部駒賞2着
☆クイックスター
 門別ダ千  1分2秒3(良)
 門別ダ千二 1分14秒4(稍)

◇12年南部駒賞優勝
☆オグリタイム
 門別ダ千  1分1秒7(良)
 門別ダ千二 1分15秒0(良)
 門別ダ千七 1分50秒5(良)

◇12年南部駒賞2着
☆ミータロー
 門別ダ千  1分1秒6(良)
 門別ダ千二 1分13秒9(稍)

◇13年南部駒賞3着
☆ドナルトソン
 門別ダ千二 1分15秒9(良)
       1分12秒7(重)
 門別ダ千七 1分50秒5(稍)

▼今年の北海道勢は…
♤スズカブレーン
 門別ダ千二※1分17秒2(良)
       1分14秒0(稍)
♤フジノサムライ
 門別ダ千二※1分17秒6(良)
       1分16秒1(良)
 門別ダ千七 1分50秒9(良)

▼参考までに…
♤コスモグリズリー(北海道在籍時)
 門別ダ千二※1分16秒1(良)
       1分14秒8(重)
♤ランデックオペラ(北海道在籍時)
 門別ダ千二 1分15秒7(稍)
 門別ダ千七 1分53秒1(良)

▼今年遠征してくる3頭はいずれも北海道出身で、※はデビュー戦の時計。時計のかかる馬場で記録したコスモグリズリーは高評価。1200mオンリーで使われてきたスズカブレーンは戦歴、時計とも12年2着のミータローと似ている。岩手転入初戦ランデックオペラは距離が延びて時計が不振。これは昨年南部駒賞5着のゴオリイに似た傾向。


☆ポイント4
若駒賞での比較

◇13年南部駒賞優勝
☆ライズライン
  若駒賞 1分37秒2(重)
       馬場差マイナス2秒5
       SP指数95
♤ロールボヌール
  若駒賞 1分37秒9(良)
       馬場差マイナス0秒6
       SP指数108

▼昨年若駒賞におけるライズラインのパフォーマンスを「驚異的」と評したのは、本紙・松尾康司。
 それをほぼ馬なりの競馬で凌駕したのが、今年のロールボヌール。SP指数108は岩手OPレベルで、130を超えれば
ダートグレードレースで勝ち負けになる数字。

◇若駒賞優勝
○08年ワタリシンセイキ
      →南部駒賞優勝
○09年ロックハンドスター
      →南部駒賞優勝
○10年ベストマイヒーロー
      →南部駒賞優勝
○12年ロックハンドパワー
      →南部駒賞5着
○13年ライズライン
      →南部駒賞優勝

◎データからの結論
 地元有利の傾向、若駒賞を圧倒的な強さで優勝したロールボヌールが本命。北海道時代の時計からコスモグリズリー、スズカブレーンが狙い立つ。

データ分析/佐藤公亮

| テシオ情報局 スペシャル | 16:43 | trackbacks:0 | TOP↑

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=データ分析= 今季の水沢競馬(4月5日~9月15日)

今シーズンの盛岡開催が終了し、いよいよ冬の水沢開催が本日からスタート。平坦、小回り、右周りコースと競走馬には先週までの盛岡コースとは違った能力が求められる。
 今日のテシオ特集は今季の水沢競馬の傾向から、どんな能力を持った馬が活躍するのか分析してみよう。

☆水沢ダ1300m(全131R)

♦脚質別連対数(連対率)
 逃  げ  85回(32・3%)
 先  行  134回(51・0%)
 差  し  36回(13・7%)
追い込み  8回(3・0%)
♦脚質別連対組み合わせ
 逃げ/先行 67回
 逃げ/差し 13回
 逃げ/追込 5回
 先行/先行 24回
 先行/差し 17回
 先行/追込 3回
 差し/差し 3回
 差し/追込 0回
♦馬番連対率・TOP3
①4番枠 131回出走16勝2着22回
      連対率=29・0%
②7番枠 126回出走16勝2着17回
      連対率=26・2%
③2番枠 129回出走21勝2着10回
      連対率=24・0%
♦連対馬の4角での位置(連対率)
 最  内  7回(2・7%)
 内     117回(44・5%)
 中     91回(34・6%)
 外     48回(18・3%)
 大  外  0回(0・0%)

▽逃げ、先行の連対率を合計すると83・3%とスピードが問われる条件となっている。逃げ馬の勝率が水沢競馬場で最も高い条件。10頭フルゲートになった時の9番枠10番枠は、さすがに連対率20%を切る。

☆水沢ダ1400m(全166R)

♦脚質別連対数(連対率)
 逃  げ  87回(26・2%)
 先  行  143回(43・1%)
 差  し  88回(26・5%)
追い込み  14回(4・2%)
♦脚質別連対組み合わせ
 逃げ/先行 55回
 逃げ/差し 31回
 逃げ/追込 1回
 先行/先行 24回
 先行/差し 35回
 先行/追込 5回
 差し/差し 7回
 差し/追込 8回
♦馬番連対率・TOP3
①1番枠 166回出走28勝2着28回
      連対率=33・7%
②6番枠 163回出走18勝2着17回
      連対率=21・5%
③8番枠 160回出走19勝2着15回
      連対率=21・3%
 4番枠 164回出走17勝2着18回
      連対率=21・3%
♦連対馬の4角での位置(連対率)
 最  内  15回(4・5%)
 内     135回(40・7%)
 中     115回(34・6%)
 外     63回(19・0%)
 大  外  4回(1・2%)

▽100m延長されただけで、逃げ先行の活躍が減少し、差しが台頭。ただ、勝率の比較では逃げ約34%、差し約21%とその差は大きい。1番枠の連対率が抜けて高いのも特徴。出走機会は少ないものの、10番枠11番枠は連対率TOP3にランクインできる程の連対率を記録。

☆水沢ダ1600m(全79R)

♦脚質別連対数(連対率)
 逃  げ  36回(22・8%)
 先  行  74回(46・8%)
 差  し  41回(25・9%)
追い込み  7回(4・4%)
♦脚質別連対組み合わせ
 逃げ/先行 22回
 逃げ/差し 11回
 逃げ/追込 3回
 先行/先行 16回
 先行/差し 17回
 先行/追込 3回
 差し/差し 6回
 差し/追込 1回
♦馬番連対率・TOP3
①8番枠 75回出走8勝2着14回
      連対率=29・3%
②7番枠 78回出走15勝2着5回
      連対率=25・6%
③2番枠 78回出走9勝2着8回
      連対率=21・8%
 4番枠 78回出走
     9勝2着8回
      連対率=21・8%
♦連対馬の4角での位置
         (連対率)
 最 内  7回(4・4%)
 内    59回(37・3%)
 中    59回(37・3%)
 外    33回(20・9%)
 大 外  0回(0・0%)

▽内枠が活躍するものの、連対率TOP2は7番枠と8番枠。9番枠より外は連対率がガクッと落ちるのが特徴。この条件で差しの連対率が大きく上昇するものの、勝率では逃げが優勢。

☆水沢ダ1800m(全15R)

♦脚質別連対数(連対率)
 逃 げ  8回(26・7%)
 先 行  13回(43・3%)
 差 し  9回(30・0%)
追い込み 0回(0・0%)
♦脚質別連対組み合わせ
 逃げ/先行 3回
 逃げ/差し 5回
 先行/先行 3回
 先行/差し 4回
♦馬番連対率・TOP3
①4番枠 15回出走5勝2着4回
      連対率=60・0%
②7番枠 14回出走3勝2着3回
      連対率=42・9%
③2番枠 15回出走0勝2着4回
      連対率=26・7%
♦連対馬の4角での位置(連対率)
 最  内  1回(3・3%)
 内     15回(50・0%)
 中     10回(33・3%)
 外     4回(13・3%)
 大  外  0回(0・0%)

▽4番枠から内で13勝を記録するのが今季の特徴で、勝ち馬を探すなら1番枠~4番枠。ちなみに7番枠から10番枠の成績は1勝2着3回。水沢競馬場でもっとも差しが活躍する条件となっている反面、追い込みの連対は「0」。

データ分析/佐藤公亮

| テシオ情報局 スペシャル | 16:20 | trackbacks:0 | TOP↑

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=レース回顧= JBCレディスクラシック・不来方賞・秋嶺賞を振り返る

11月3日
第4回 JBCレディスクラシック
(JpnⅠ、牝、盛岡ダ1800m)

 1番人気ワイルドフラッパー(1・4倍)、2番人気サンビスタ(4・9倍)、3番人気トロワボヌール(6・0倍)。
 ゲート内でコーリンベリーが腰を落としたためスタートをやり直す。そのコーリンベリーが1番枠からハナに立ち、2番手ブルーチッパー。3番手外にコウギョウデジタル、内にアクティビューティ。サンビスタは中団6番手をキープし、2馬身ほど離れてワイルドフラッパー。トロワボヌールは後ろ10番手から。
 ラップは12秒4-11秒4-13秒0-12秒0-11秒8-11秒5-12秒1-11秒7-13秒4。
前半3ハロン36秒8、上がり3ハロン37秒4。完全に平均ペースの流れとなった。
 向正面、ワイルドフラッパーが早めに追い出して3コーナーで3番手に進出。それを見たサンビスタはあわてずジワジワと前との差を詰め、ワイルドフラッパーを射程圏に入れる。トロワボヌールは3ハロン標識からスパートをかけた。
 直線手前でコーリンベリーが一杯となり、替わってブルーチッパーが先頭。その外からワイルドフラッパーが抜け出しを図ったが、その外からサンビスタが強襲。ラスト100mで先頭に立って勝利を確定。2着にはワイルドフラッパーの脚色が怪しくなったところ、大外からトロワボヌールが交わして確保。
 サンビスタは今年3月から牝馬ダートグレードへ登場。3戦目のブリーダーズゴールドカップでワイルドフラッパーを破る金星を飾ったが、前哨戦・レディスプレリュードでは完敗。今年のJBCで最も優勝確率が高いと言われていたワイルドフラッパーを完全にねじ伏せた。
 走破タイム1分49秒3は従来のコースレコードを1秒4更新。盛岡ダート1800mは1分49秒台の時代へ突入した。
 父スズカマンボは牝馬GⅠ3勝メイショウマンボに続いてダートでもGⅠ馬を誕生させた。参考までに7着ピッチシフターもスズカマンボ産駒。ほかにもマンボビーンなど地方で多くの活躍馬を輩出している。
 角居勝彦調教師「ここまで成長してくれるとは。次走予定は船橋のクイーン賞。その後も牝馬ダートグレードを使っていきたい」

◆ジョッキー談話◆
優勝・サンビスタ
 岩田康誠騎手
「前回(レディスプレリュード)とほぼ同じ。理想的な位置を取れました。状態が良かったし、ワイルドフラッパーが動いたのを見て仕掛けたら反応も良かった。速い時計決着も合ったかもしれません。これで賞金加算ができたので、どんなレースでも使えますね」
2着・トロワボヌール
 田中勝春騎手
「残念だったが、頑張ったと思う。流れ一つで着順が変わるし、この相手でも通用します」
3着・ワイルドフラッパー
 蛯名正義騎手
「スタートのタイミングが合わなかった。自分から追いかける形となって相手ペースの競馬が痛かった。勝負どころでの反応もひと息でした」


11月3日
第46回 不 来 方 賞
(3歳、盛岡ダ2000m

 バイザスターンが果敢に逃げて3馬身リード。離れた2番手にライズライン、3番手ステージアート。4番手インにシグラップロード。オールドバルディー6番手、リトルキング、マンボプリンス、ゴールデンクロスは後方に控える。
 前半3ハロン35秒3、上がり3ハロン39秒4。速い流れで前半が推移し3、4コーナー中間でライズラインが先頭。直線で後続を2、3馬身離したが、馬群を割ってリュウノワンが鋭く抜け出す。ライズラインはラスト100mで脚が上がったところ、リュウノワンが猛追。ゴールでは交わす勢いだったが、ライズラインがハナ差しのいで二冠を制した。
 次走予定はダービーグランプリ。全国の強豪相手にロックハンドスター以来の三冠馬を目指す。
141103-不来方賞+E5061あ
photo/横川典視

◆ジョッキー談話◆
優勝・ライズライン
 村上忍騎手
「流れ速いのは分かっていたが、馬が行きたがっていた。最後は苦しがっていたが、なんとかしのいでくれた。休み明けを叩いて確実に良くなっていました。勝ってダービーグランプリに行くのと負けていくのは大違い。このまま順調に駒を進めてほしいですね」


11月3日
秋  嶺  賞
(OP、盛岡芝1700m)

 JBCデーのフィナーレを飾ったのが芝1700m重賞・秋嶺賞。好ダッシュを決めたのはソールデスタンだったが、枠差もあってシルクアーネストが先手を奪う。単勝1・2倍の圧倒的1番人気。
 2番手にダブルスパーク、3番手インにダイワスペシャル、4番手外にアースガルド、内にターントゥタイド。ソールデスタンは6番手インに控える。
 快調に飛ばしたシルクアーネストは後続を3馬身ほど離してリード。直線を向いてもほぼ変わらず、そのままゴールへ。OROカップに続いて貫禄で重賞2連勝を飾った。
 2着はダイワスペシャル、ダブルスパークが粘るところ直線で外に出したソールデスタンが確保した。
141103-秋嶺賞+E6288あ
photo/横川典視

◆ジョッキー談話◆
優勝・シルクアーネスト
 坂口裕一騎手
「スタートが若干遅かったが、枠順にも恵まれて逃げることができた。道中、楽に行けましたし最後は後ろを見ながら少し追った。本当に芝は走りますね」

| テシオ情報局 スペシャル | 17:04 | trackbacks:0 | TOP↑

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=レース回顧= JBCクラシック・スプリントを振り返る

11月3日
第14回 JBCクラシック
(JpnⅠ、盛岡ダ2000m)

 1番人気=クリソライト(2・8倍)、2番人気=ワンダーアキュート(3・5倍)、3番人気=コパノリッキー(4・8倍)。
 各馬がけん制しながら出方をうかがう中、外からコパノリッキーが馬なりで先頭に立つ。2番手ベストウォーリア、3番手にホッコータルマエ、その外にクリソライト、5番手インにワンダーアキュート、6番手ナムラタイタン。1コーナーを回る時点で早くも20馬身ぐらいのタテ長の展開となった。
 スタートから12秒2-11秒2-11秒3。前半3ハロン34秒7は馬場を考えても超ハイペースだったが、4ハロン目でコパノリッキーが13秒0へ一気にペースダウン。ベストウォーリア、ホッコータルマエ、クリソライトが掛かり気味なるのも当然だったが、2コーナー過ぎから再びペースアップする。
 隊列はほぼ替わらず4コーナーに突入。マイペースで逃げるコパノリッキーにベストウォーリア、ホッコータルマエが接近したが、コパノリチャード鞍上・田辺裕信騎手は追い出しをギリギリまで我慢。
 残り1ハロン前からスパートをかけると鋭く反応。一気に後続を突き放し、外強襲クリソライト、内をついたワンダーアキュートの追撃を完封。2着クリソライトに3馬身差つけて余裕のゴール。7月、マーキュリーカップでナイスミーチューがマークした2000mレコードを1秒1更新。2分00秒8の大レコードで見事逃げ切った。
141103-クラシック+E6059 (2)
photo/横川典視
 

村山明調教師「当初、南部杯から始動を考えていたが、夏負けの影響が心配だったので自重。目標をJBCクラシックに切り替えた。帰厩して2カ月ほどあったので十分な乗り込みができた。逃げるのは勇気がいることだが、ジョッキーが自然体で臨み、うまく乗ってくれました。今後はチャンピオンズカップを目標に仕上げていく予定。今回の勝利で改めて潜在能力の高さを感じたが、さらにワンランク上のパワーがあるかもしれません」

◆ジョッキー談話◆
優勝・コパノリッキー
 田辺裕信騎手
「これといった逃げ馬がいなかったし、ゲート上手だったので行こうと決めた。帝王賞で行きたがって抑えたが、今回は感じよく走ってくれました。直線で追い出してここまで伸びて完勝。これからも楽しみです」
2着・クリソライト
 C・ルメール騎手
「1コーナーで外を回って掛かり気味になってリラックスするまで少し時間がかかったのが響いた。道中の手応えも良かったが、この着差はそのロスの分かも」
3着・ワンダーアキュート
 武豊騎手
「予想どおりの展開だったが、前が止まらなかった。今回は反応がもう一つだったが、一度使って次は良くなると思います」
4着・ホッコータルマエ
 幸英明騎手
「2番手を取りたかったが、接触する形になって思ったよりうしろ。でも4コーナーの手応えは思った以上だった。使ってよくなるタイプなので、これぐらいのレースができれば収穫です」
5着・ベストウォーリア
 戸崎圭太騎手
「調子は絶好調。それで掛かって落ち着くまでに時間がかかった。コーナーが4つの競馬は久々だったのでその影響もあったかも。慣れてくれば距離もこなせると思います」
6着・ナムラタイタン
 坂口裕一騎手
「南部杯より数段良かった。砂を被ったが、その方が競馬がいい。今回のメンバーとはもっと力の差があると思ったので収穫がありました」



11月3日
第14回 JBCスプリント
(JpnⅠ、盛岡ダ1200m)

 1番人気=ノーザンリバー(1・9倍)、2番人気=ドリームバレンチノ(2・7倍)、3番人気=コパノリッキー(4・2倍)。
 タイセイレジェンドが絶好のスタートを切ったが、コパノリチャードがハナを主張したのを見て2番手に控える。3番手にサトノタイガー、4番手外にエスワンプリンス。ドリームバレンチノは7番手、セイクリムズンは9番手を追走する。
 ラップは12秒2︱10秒4︱10秒9︱11秒6︱11秒2︱12秒7。
 3コーナーでコパノリチャードが一杯となって失速。替わってタイセイレジェンドが先頭に立ち、中団にいたドリームバレンチノも一気に接近。直線は内で粘るタイセイレジェンド、中サトノタイガー、外ドリームバレンチノの叩き合いとなり、3頭が横一線で並んだが、ドリームバレンチノがサトノタイガーをクビ差交わしたところがゴール。初のGⅠ制覇を果たした。
141103-スプリント口取
photo/横川典視

◆ジョッキー談話◆
優勝・ドリームバレンチノ
 岩田康誠騎手
「馬場が締まっていたので、スピードを活かせるように強気の競馬をした。4角先頭の気持ちで乗って直線はいい併せ馬の形でいけた。芝ダートを問わないし、年齢もまったく感じさせません」
2着・サトノタイガー
 吉原寛人騎手
「好位置をキープできて理想的な競馬ができた。うまく流れにも乗れて4コーナーで夢を見たが、勝ち馬が一枚上でした」
3着・タイセイレジェンド
 福永祐一騎手
「返し馬で少し重く感じた。デキは本物ではなかったが、57キロだとさすがGⅠ馬。力があります」
4着・セイクリムズン
 戸崎圭太騎手
「調子自体は良かったし、中団待機も予定どおりだったが、馬場が渋かったのが痛かった」
5着・ノーザンリバー
 蛯名正義騎手
「左回りはもたつき気味。最後は伸びていたが、3、4コーナーの反応がひと息でした」


photo/横川典視

| テシオ情報局 スペシャル | 16:38 | trackbacks:0 | TOP↑

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競馬ウィークリートピックス(2014年10月30日~11月5日)

JBC2014が11月3日に盛岡競馬場で開催された岩手競馬。当日は岩手3歳伝統の一戦「不来方賞」古馬芝の新設重賞「秋嶺賞」も行われるなど歴史的な一日だった。
 地方競馬では、金沢競馬で古馬重賞「北國王冠」、2歳重賞「兼六園ジュニアカップ」が行われた。
 中央競馬では「天皇賞・秋」が行われ、東京競馬場を得意としているスピルバーグが優勝。
 そして海外競馬では、サンタアニタ競馬場(米国)でブリーダーズカップが2日間にわたり行われ、BCマイルで史上初、
日本産馬が優勝。


岩 手 競 馬

◆11月3日(月)
▽2002年以来12年ぶりに盛岡競馬場で開催されたJBC。800名余りのファンが開場8時をいまや遅しと長蛇の列を
作った。
 JBCレディスクラシックは、2番人気サンビスタ(岩田康騎手、栗東・角居勝厩舎)がレコードで優勝。
2着は3番人気トロワボヌール。1番人気ワイルドフラッパーは3着。
 JBCスプリントは、2番人気ドリームバレンチノ(岩田康騎手、栗東・加用正調教師)が優勝。加用正調教師にとって
初GⅠ制覇となった。
 JBCクラシックは3番人気コパノリッキー(田辺裕騎手、栗東・村山明厩舎)がレコードで勝利。
2着に1番人気クリソライト、3着は2番人気ワンダーアキュート。
※JBCクラシック、JBCスプリントの詳しいレース回顧は11月9日付、JBCレディスクラシック、不来方賞、秋嶺賞の詳しいレース回顧は11月10日付のいわて馬テシオ、またはwww.tesio.jp内「週刊テシオ情報局・特集」をご覧ください。

▽当日に更新されたレコード
○盛岡ダート1800m
  1分49秒3
  サンビスタ号
  岩田康誠騎手騎乗
  JBCレディスクラシック
○盛岡ダート2000m
  2分0秒8
  コパノリッキー号
  田辺裕信騎手騎乗
  JBCクラシック
○1レースの発売額
  11億8千2百96万3400円
  (JBCクラシック)
○1日の発売額
  29億3千3百33万1100円

▽当日の盛岡競馬場の発売成績等
○発売成績
  29億3千3百33万1100円
○JBCレディスクラシック
  約5億8100万
○JBCスプリント
  約6億2000万
○JBCクラシック
  約11億8300万
▽入場者数1万8千024人(盛岡競馬場1万0331人、場外施設7693人)は今季最高。

▽岩田康成騎手の、同一騎手による同日GⅠ2勝は日本競馬初の快挙。


地 方 競 馬

◆11月2日(日)
▽金沢競馬場で第62回北国王冠(3歳上・ダ2600m)が行われ、2番人気ケージーキンカメ(青柳正騎手、鈴木正厩舎)が、2周目向正面で逃げた1番人気ジャングルスマイルに並びかけていき、そのままゴールまで続いた同馬との一騎打ちを制し、1馬身差をつけ優勝した。勝ち時計は2分51秒0(不)。

▽勝ったケージーキンカメは、11月24日(祝月)に水沢競馬場で行われる「第27回ダービーグランプリ」に出走予定。

◆11月4日(火)
▽金沢競馬場で第16回兼六園ジュニアC(2歳・ダ1500m)が行われ、好位でレースを進めた3番人気アロマベール(平瀬城騎手、金田一昌厩舎)が、2着の4番人気ハッピールミエールに1馬身差をつけ優勝。勝ち時計は1分36秒0(不)。

▽勝ったアロマベールは、11月16日(日)に水沢競馬場で行われる「第42回南部駒賞」に登録(11月5日現在、補欠2位)している。


J  R  A

◆11月2日(日)
▽第150回天皇賞・秋(GⅠ、3歳上、芝2000m)は、東京競馬場で行われ、5番人気スピルバーグ(北村宏騎手、美浦・藤沢和厩舎)が1分59秒7(良)で重賞初制覇をGⅠで飾った。GⅠ7勝目を狙ったジェンティルドンナは2着、1番人気の3歳馬イスラボニータが3着。天皇賞3連覇を目論んだフェノーメノは14着に敗れた。

▽北村宏司騎手、藤沢和雄調教師ともに06年ヴィクトリアマイルを、ダンスインザムードで制覇して以来のGⅠ勝利。

▽重賞未勝利馬によるGⅠ制覇。
 天皇賞・秋では85年ギャロップダイナ以来2頭目(84年のグレードレース導入後)。
 今季秋のGⅠレースは、全て重賞未勝利馬が優勝している。

▽ディープインパクト産駒による、天皇賞(秋)制覇は初めて。


海 外 競 馬
◆11月2日(日)
▽現地時間1日、米国ロスアンゼルス郊外のサンタサニタ競馬場で、13部門で構成されるブリーダーズカップ2日目が 開催された。13部門のひとつBCマイル(GⅠ、3歳以上、芝1600m)で、(有)社台コーポレーション白老ファームで生産された日本産馬カラコンティ(牡3歳、仏ピース厩舎)が1分32秒88で優勝。 同馬は父バーンスタイン、母サンイズアップ(父サンデーサイレンス)という血統。

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=JBC特集①= 第14回JBCに寄せて   文/松尾康司

【本家ブリーダーズカップはなぜ成功したか】

『ライバルはメジャーリーグ、NFL(アメリカンフットボール)、NBA(プロバスケットボール)であり、競馬が唯一これらプロスポーツに勝てるのは最高のレースを見せること』
 ブリーダーズカップ創設を提案したのはケンタッキー州ゲインズウェイ・ファームのジョン・ゲインズ氏だった。
 1970年代後半からアメリカの競馬人気は下降の一途をたどっていたが、その流れに歯止めをかけ、活性化を取り戻すために生産者が運営に積極的に参加。
 1984年、記念すべき第1回ブリーダーズカップがハリウッドパーク競馬場で実施された。
 成功要因はいろいろとあったが、最たるものは1日で各カテゴリーのチャンピオンホースを決定するためGⅠ7レース実施したことだった。 ダートのクラシックディスタンス・2000mを舞台に行われる「ブリーダーズカップ(以降BC)クラシック」、最強スプリンターを決める「BCスプリント」、牝馬「BCディスタフ」、芝「BCターフ」、2歳牡馬「BCジュヴェナイル」、2
歳牝馬「BCジュヴェナイルフィリーズ」、そして「BCマイル」。
 わずか1日で各カテゴリーのチャンピオンホースを決める一大イベントが多くのファンの支持を集めた。
しかもブリーダーズカップ・クラシックは世界最高賞金(当時)を拠出。創設1年目にして世界から注目を集めるに至った。
 余談だが、日本が誇る大種牡馬サンデーサイレンスは第6回、ガルフストリーム競馬場で行われたBCクラシックをレースレコード(当時)で優勝している。
 もう一つ忘れてならないのが毎年持ち回りを原則に、開催地が替わることだった。
通常、レースと競馬場はセットで行われるもの。改修などの都合がない限り、実施競馬場は固定されていたが、ブリーダーズカップはその常識を覆した。JBCが創設される5年前から何度かブリーダーズカップを取材に行ったが、それぞれの土地柄、特徴が色濃く出ていた。おそらくアメリカの競馬ファンも開催地が替わることを楽しみにしていたに違いない。
毎回、新鮮な気持ちでブリーダーズC行脚に出かけたものだった。
 人が集まれば経済効果も計り知れない。それゆえ招致にあたり開催地は100万ドルを収めなくてはならなかった(現在は変わったかもしれない)。過去30年の歴史で計10箇所の競馬場でブリーダーズカップが実施されている。
 その後、幾度かの変遷を経て今年は2日間にわたって13レースのGⅠが行われる。

【JBC創設。舞台は大井競馬場】

 言うまでもなくJBCはアメリカのブリーダーズカップを範に、2001年に創設された。
 第1回は大井競馬場ナイター。日本競馬で初めてGⅠ2レースを実施する舞台に、ナイトレースは打ってつけ。まばゆいばかりの光線を集めてレギュラーメンバーがゴールした瞬間を今でも戦列に覚えている。
 祖母は牝馬ながら南関東三冠、東京大賞典、川崎記念などを制し、最強牝馬の称号をほしいままにしたロジータ。まさに第1回JBC優勝にふさわしい血統だった。
 第1回の成功を受けて2回目のJBCは盛岡競馬場=OROパーク。この日をどんなに待ちわびたか。

【第2回 JBC盛岡】

 盛岡競馬場へ向かう国道106号線は大渋滞を引き起こし、ラジオなどでその情報を耳にして途中で引き返した方が多くいた。入場者レコードではなかったが、スタンドにぎっしり集まったファンを見ると過去最高の印象が今でもある。
 レースも最高に盛り上がった。驚いたのはJBCクラシックにアドマイヤドンが参戦したことだった。
 朝日杯FSを制し、JRA最優秀2歳馬に選ばれ、クラシック三冠すべてに出走。芝の王道を歩み、しかも菊花賞からわずか2週間後。アドマイヤドンがJBCに来るなんて想像すらできなかったが、1番人気プリエミネンスに7馬身差をつけて圧勝。その後、JBCクラシック3連覇の偉業も達成し、ダート界のドンに君臨した。
 芝ダート、そして海外GⅠ制覇を果たしたアグネスデジタルと同様、アドマイヤドンの果たした功績は計り知れない。後輩たちに芝ダートを問わず、柔軟に対応する道を切り開いた。
 一方、JBCスプリントは福永祐一騎手騎乗のスターリングローズが1番人気に応えて優勝。初GⅠを制し、晴れて種牡馬生活に入った。
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第2回JBCの様子 photo/佐藤公亮


【干支が一回りして、2度目のJBC盛岡】

 改めて第2回JBCを振り返ると時の経つのが本当に早いな-と実感する次第。
 干支が一回りして再び午年(うまどし)にJBC盛岡が開催されるのも何かの因縁かもしれない。
 この間、岩手競馬は激動の12年間だった。2007年、存廃問題に揺れ、一度は廃止が宣告されたが、4日後に奇跡的に存続が決定。ひん死の状態での再スタートだったが、追い討ちをかけるかのように8月、馬インフルエンザが発生。瞬く間に全国へまん延し、当時、GⅠだったダービーグランプリは地元馬だけでの戦いを余儀なくされ、開催休止の瀬戸際にも立たされた。
 2011年、悪夢の東日本大震災により水沢競馬場が壊滅的なダメージを受け、当面は盛岡競馬場1場での開催となった。
 南部杯の自場開催も厳しい状況だったが、特例で東京競馬場で南部杯を実施。売り上げの一部を岩手県、岩手県競馬組合などに寄付してくださった。前後するが、震災直後から競馬関係、ファンなどから様々な支援応援をいただいた。
 今年10月、被災により閉鎖していたテレトラック釜石が再開。これで震災以前からあったテレトラックはすべて復活したことになる。
 JBCはG(Jpn)Ⅰ3レースへグレードアップして盛岡に戻ってきた。牝馬ダートGⅠ創設の価値は非常に大きい。優秀な成績を残し、繁殖入りして次代にその血を伝える-。生産循環の大きな柱ができた、といえば言いすぎだろうか。『JBC
馬からJBC馬』の夢がふくらむばかりだ。
 祝!第14回JBC。祝!2度目のJBC盛岡。みんなでJBCを楽しみましょう。

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2014年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年12月

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