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テシオ編集長・松尾康司の桐花賞を斬る!

 今年の岩手競馬オープン戦線を漢字一文字で記すとすれば『混』だと思うが、どうだろう。
 テンショウボスの骨折リタイア。そしてシーズン入り直前、サイレントエクセルに脚部不安が発生し、復帰に遅れるなどでトップツーが不在。
 サイレントエクセルはひとまず6月に復帰したものの本来の動きには程遠く、自己との戦いに終始。しかし秋以降にようやく復調の兆しをうかがわせ、9月の盛岡ダート1600m戦でようやく今季初勝利し、北上川大賞典2着。それと前後して南関東へトライし続けた。

 ファン投票で堂々1位選出は、みんながサイレントエクセルの強さを知り尽くしているからだったが、直前に再び脚部不安が出て無念の回避。
 一方のテンショウボスは2月、佐賀記念6着後、ヒザ骨折で6ヶ月の休養。クラスターカップで何とか戦列に戻ってきたが、再び休養。現在はヒザの骨辺を除去する手術を行い、北海道三石で放牧中。来期4月に間に合うよう英気を養っている。
 一昨年の桐花賞を優勝し、年度代表馬にも選出されたオウシュウクラウンは1年1ヶ月もの長期休養を経て7月に帰厩。往時の迫力がなかなか戻らず周囲をヤキモキさせたが、白嶺賞2着で復活の雄叫び。投票第3位がファンの気持ちを如実に物語っていた。しかし好事魔多し。桐花賞を目前に脚元に熱が発生し、直線に自重。
 そしてただ1頭の重賞2勝馬トーホウライデンもGI挑戦の反動か、帰郷後はレースに冴えがなく、桐花賞も回避。改めて体調の維持、無事で走らせることの難しさを実感させた。

 以上はまともならば主役の競走馬たち。その影響も大きく、大『混』戦のままで桐花賞へと突入してしまった。

 今年の漢字一文字は『変』に決まった。

 日本の首相交代やオバマ次期米大統領の「チェンジ」(変革)、株価暴落や円高ドル安などの経済の変、食の安全性に対する意識の変化、世界的規模の気象異変による地球温暖化問題の深刻化、スポーツ・科学分野での日本人の活躍に表れた時代の変化などの意味が込められ、政治・経済をはじめ、よくも悪くも変化の多かった一年を象徴する――なのだそうだ。

 桐花賞のキーワードを『混』と『変』に求めてみたい。
 そう、『混』戦に断を下し、『変』革の期待を込めてリュウノツバサを主軸に推す。赤松杯で鼻出血のアクシデントがありながら3着。レース間隔が開いた前回もタイム差なし2着。今回はメンバーが大幅に強化されたが、『変』化し続ける3歳の若さで突破する。

 北上川大賞典→桐花賞は当初の予定どおりソーユアフロスト。中央6勝はすべて芝2000m。ダートでは初だが、これまでの成績が示すとおり、ダートはほとんど苦にしていない。待望の重賞獲りに意欲満々。
 年間を通して活躍してきたのがヤマニンエグザルト。特別2勝のみが信じられないが、毎回のように上位を賑わしてきた。それらの実績がここ一番でモノを言う。
 カネショウエリートの充実ぶりが目についた。昨年まで2勝のみ止まっていいた馬が今季6勝マーク。奥手メイセイオペラの血がついに全面開花した。ゆったりと流れる2000m、そして今の泥んこ馬場を得意とする。
 同じくオペラ産駒ジュリアも自慢のスピードで今シーズンも6勝。ついには重賞ビューチフル・ドリーマーカップまで手に入れた。強さと脆さが同居するため凡走の可能性も高いが、すんなりなら軽視できない1頭だ。
 いずれにせよ大激戦必至。“好きな馬に1票”を投じ、思いっ切り声を張り上げて1年のウサを晴らしましょう!!

トラバ祭り

| テシオ情報局 スペシャル | 12:00 | trackbacks:0 | TOP↑

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